2023年02月22日
週明けた20日の月曜日・・・ニュースで 大阪南港に米の強襲揚陸艦「アメリカ」が寄港と流れていました。
下の息子が居た頃は、「また連れていけ」って言うんやろうなぁ・・・と、細かな場所のチェック等を行ったものでしたが もう家を出てるので少し気にはなりましたが 「寄港場所は 加賀と同じ天保山付近か?」と余り気にせず聞き流していました。
と、火曜日から水曜日に移った夜中 その下の息子からメールが・・・。
22日(水曜日)の仕事上り後の夜に見に行かんか?と・・・今まで海自艦はアチコチ 一般公開や湾内クルージングに参加して来ましたが、米艦には余りお目に掛っておらず 今回の強襲揚陸艦が気になった様です。
まぁ私も興味が無い訳でも無いし 特に用も無いので、久々に息子と出掛ける事に・・・。
場所は私の予想に反して貨物ふ頭・・・何でそんなに辺鄙な所に?と思いつつも現着・・・時刻は20時半過ぎ・・・現地に到着して その答えは解りました。
それは・・・エンジン音・・・ガスタービンエンジンは完全に圧力を落とす訳にはいかずアイドリングを保つ必要があります。
その為、周囲にはカナリ大きなエンジン音が響き渡っていました・・・コリャぁ住居近くに停泊は無理だぁw;
普段は コンテナや砂利運搬船の停泊地なので、何も無い静かな場所・・・それが 夜にも関わらず、屋台カーが出ていても変じゃぁ無い位の人・人・人・・・それに道路の両脇には 見物に来た方々の駐車の列・・・ww
今回は一般公開されている訳でも無いので、艦船は金網ゲートの奥で近づけません。
それでも・・・流石にデカい! 日本の艦艇とは格が違います。
強襲揚陸艦でコノ大きさ・・・海自の護衛艦「加賀」よりデカい(面積的に)です。
流石、戦場を知らない日本の護衛艦とは全く違い、戦場に出向く為の艦艇で有る事を思い知らされる威圧感です。
正直、日本の艦艇がママゴト遊びでしか無いなぁ・・・と・・・思いました。
その圧を受けながらも 息子 共々写真撮影を開始~・・・でも この様な夜間撮影はお初な私・・・出掛ける直前に少し参考情報に目を通した程度の知識と特に夜間撮影の装備の準備も無いにも関わらず 頑張りましたぁ~^^;
それにしても、強襲揚陸艦なのに甲板には戦闘機にヘリ・シースパローに25mm機関砲等々の兵装装備。
それに海自艦の様に見掛けは良いが、攻撃を受けたら直ぐに沈みそうっていう感じでは無く、これってどれ位攻撃に耐えるんだろう?って思える様な どっしりした見栄え・・・他の見に来られてる方々も その大きさに「大きいなぁ~」を連発してました。
ああ そうそう・・・中にはタクシーで現地へ来られる人も居た様で、カメラを抱えてウロウロしてると、タクシーの中から運転手さんに呼び止められ ココで何が有るのか?を聞かれましたw
お客さんにココへ行く様に言われて来たんですが、普段は何も無い人気も無い夜の場所だったので???と思ったそうなのですが、現地に着くと人が沢山集まっていて驚いたそうです(笑)
まぁそりゃそうですよねぇ~、何も無い 本来は人気の無い場所に行けって言われても気持ち悪いですからねぇ~^^;
その運転手さんは、こういった物に全く興味の無い方の様で 船体を目の前にしている状態で説明してあげても「何の事?」って感じでしたが・・・まぁ 興味のない方にとってはそんな感じなんでしょうねぇww
と、気が付けば23時半・・・息子と二人で 約3時間もの間 写真を撮りまくっておりましたw
が、流石に冷えますし ゲート外のフェンス越しか撮り様がないので そろそろ撤収する事に・・・。
明日は13時に出航予定だそうです。
で、明日は別アングルからの写真撮影にチャレンジする予定です。
Posted at 2023/02/25 04:18:16 | |
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2023年02月21日
前回迄の話(その2)は、私事で学んだ事を綴りました。
今回は、この地で知った事を少し記する事にします。
まずこの地が集落なのか?村なのか?町なのか?と聞かれたら・・・私には良く判りません^^;;
ただ、私の生活環境の様に居住者が行政頼りで生活しているのでは無く、住民同士の相互協力で成り立っている事は間違いなく、ネット上で集落・村・町の言葉の定義を調べた範囲では集落に当たるのではないかと思います。
この地は、戦国時代 姫路城から逃れた方々が開拓した地だと聞きました。
エリア内は移動方角によって標高差が大きく、冬はスタッドレスでも絶対NGな方角と雪は稀なエリアのギャップが大きく、雪は少ないなぁ・・・なんて油断すると大変な目に合います。^^;
又、冬季はナビに従って走ると道は有るが、除雪されて無いので走行不可の道も多く その様な道は転回できる道幅が無いので、積雪の坂道の中 Backで道幅が確保できる箇所まで下がる事しか出来ない為、要注意が必要です。
変に脇道に逃げたら余計に罠に嵌った・・・って事も有りますし 頻繁に車両や人が通る事はありませんので、困ったら車両を降りて 進行方向の先がどうなっているのか?を確認の上 後の行動を決める事をご推奨です。
携帯電波も運が良ければ入るかな?的な所が多い為 年に数件は歩いて麓の民家に助けを求める人が居る様です。
細かい事を言い出すと アレもコレもと自分の生活環境との違いに「あ~・・・」って驚く(?)事が多々あります・・・一部を話すと・・・。
パチンコ屋等の娯楽施設が無かったり、24時間コンビニは最近出来た1ヶ所のローソンしか無かったり、ガススタは有人店のみで2,3件しか見掛けてなく 19時前後には閉まっていたりしますので帰り用のガス補給は早めに入れる必要が・・・と 本当に「エッ?」って言う事が多々・・・^^;
あ、カラオケ店も都心規模の店は無く、皆さん 朝が早い為か夜遊びする人が居ないので 夜まで営業しているお店は稀な様です。
ある意味 本当に健全な生活が出来る地で有る事は間違いないと思います。
野生動物に関しては、ハクビシン・アライグマ・熊・猿・鹿・その他小動物が生息しており、鹿は結構頻繁に車との接触事故を起こしているとの事。
猿は 路上で屯していたり、道路脇で追いかけ合いをして道路に転げ出てきたりする事も・・・車が来たら路肩に避けて 通り過ぎると路駐で屯・・・みたいな事も有ります。
熊なども生息して民家近くに出没するも 人への危害報告は無いそうです・・・猿は注意かも・・・。
ハクビシンやアライグマは畑を荒らす害獣に指定されており、各農家の方々が各自駆除されているとの事で、専門業者では無く個々に殺処分されている事に少し驚きました。
スズメ蜂を含む大型の蜂も山間部ですので多く、気を付けなければいけません。
私の愛車君は、黒系のボディですので 日の出直後位の早朝にダム湖の駐車場や山頂の駐車場に車を止めると 数匹がバチバチと必要にボディアタックしてきて危なくて暫く車から出れない事も度々ありました^^;
日が昇りきる頃には居なくなりましたが・・・。
あと当然マムシの生息地でもある為、アチコチに「マムシ注意」の注意書きがあります。
地元の方に「そんなに居るんですか?」って聞くと 普通に「居ますよ」って軽く返事が返って来るほど ここでは当たり前の様です。
その他は・・・蛭ですかねぇ・・・。
この地区には 滝が数か所あるんですが、本当に要注意です!
ただ蛭は気温が10度を下回ると活動が鈍る為、真冬であれば比較的安全に滝を見に山に入る事が出来ます・・・当然 その時期にはスズメ蜂も活動が鈍っているので良いかも・・・です。
それでも冬の山道は登山靴、雪の時期はアイゼンをお忘れなく・・・って感じです。
キャンプ村も数か所あり 中にはコテージが有る所も・・・でもコテージの有無関係無く蛭との付き合い覚悟の所もありますので御注意を~w;
因みに 蛭は足元から登って来る物だから足元注意と思われている方が居るようですが、木の葉の裏で獲物を待ち、下を通る獲物目掛けて落下してくる奴も居ますので気を付けましょう!w;
この蛭に関しては、生態や分布状態、生息する所と しない所の違いや対策や処置方法等を結構調べたので、新たな雑学が身に付きましたw
でも、地元の方々は 血を吸われる事に慣れている様で、「木に凭れ掛かってたら吸われましたねぇ~w」って軽く仰ってますww
と、私がこの辺をウロウロとするにあたり気を付けていた事でしたぁ(笑)・・・ココから話しを変えます!
この地は、水や環境を大切にしている地域で 湧き水も数か所あり、その湧き水を求めて来られる方も居る程です。
中には ちゃんとした吸水設備の整った場所もあります。
この地の河川の水質の良さは、天然記念物の「オオサンショウウオ」が生息していたり 蛍が生息している事で想像できると思います。
又、この地の農業関係者さんは 水質汚染への配慮や健康面等に気を付けた無農薬栽培を行っている方が多く、茶畑等でも出来るだけ肥料を与えず自然の土壌の栄養分と自然水という本来の山の力だけで育てる事を目指されていたりします。
それだけ この地の方々は、自然と共の共存生活を維持されていると言う事ですよね^^
あと この地区にある観光案内センターでは、事前予約が必要ですが環境への配慮から 一人乗りの小型電気自動車の貸出(有料)が行われています。
電動自動車以外に 貸自転車でのお薦めサイクリングも出来たり、山間部の登りは避けたい人用に自転車と人を 山頂付近までタクシーで運び上げ、楽に下り道での各所観光が出来るプランも有ったりします。
因みに このエリアは、東西の端から端までは 混雑の無い道の走行であるにも関わらず 私の車の運転で約1時間位 必要でした。(笑)
快晴の中のサイクリングは快適ですが、多分 自転車で全ての名所巡りをすると1日で巡る事は不可能かと・・・^^;
大きめの宿泊施設は、西側・中・東側に各1ヶ所ずつ有り スキー目的の場合は西側にあるスキー場完備の宿泊施設が便利です。
その他 古民家改良の宿泊施設は数か所・・・ただ上でもお話しましたが、夜に営業してる周囲の店は無い事をお忘れなく!
ついでに・・・観光案内センターでは、地元の特産品や手作りグッズ等の販売も行っておりまして、その中でも ココでしか入手できないのがスティック状の焼き菓子「フィナンシェ」。
3本入りで販売されているのですが、1日の入荷数が少なく 結構売り切れている事が多々ありますが、私も孫も大好きでココに立ち寄っては4つ5つ単位で買って帰ります(笑)
その他にお薦めは わらび餅!
一見 寒天の様にしか見えない透明度の高いわらび餅・・・わらび餅らしからぬ平面で四角く これが爪楊枝で千切れずに持ち上がるのか?と思いきや 意外や意外 モチモチでこれも美味しく季節を問わずリピート品になってます!w
エリア内の飲食店情報に関しましては・・・多数の飲食店がありますが、その中で1店だけご紹介するとすれば東エリアの山道にポツンとあるお蕎麦屋さん「ばくの家」・・・昼前には 駐車場での順番待ちが出来る程 知る人ぞ知る美味しいお店! 売切れたら終わりですw
店内は適度な広さですが 待合場所は無いので順番待ちは駐車場の車の中で・・・となります。ww
蕎麦のお味は当然の事ながら 天蕎麦に付いて来る天ぷらの量が半端なく 且つ 材料が新鮮で美味しい!!
蕎麦の量は1人前でも 天ぷらの量は2.5人前位ありますw
2人で行った場合、天ぷらをシェアして丁度良い感じなので 一人は天蕎麦・一人は蕎麦のみの注文がベスト!
一人づつ天蕎麦を注文すると 一様 店主の方から1つをシェアする事を奨められますww
と、本当にアチコチに出没させて頂いたり 観光協会の地域イベントに参加したりした この約4年・・・どこもココも 全てのキッカケがPR館内のカフェ「アプリコット」の店員さん達との雑談が発端・・・この出会いが無ければ この広いエリアの各地に点在してるお店等を巡る事は無かったでしょう・・・。
多分 私にとっては観光案内センターより有意義な場所でしたし、日々 後が無い難題処理しか回って来ず それが当たり前だと思っていた私の張り詰めた日常生活の中で 唯一警戒心を溶いてくれる場でしたが・・・本当に残念です。
それにしても、こうして思い起こすと 結構な量の雑学が身に付いたなぁ・・・^^;
Posted at 2023/02/21 06:58:21 | |
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2023年02月19日
こちらのPR館内に有る「オープンカフェ アプリコット」・・・その名の通り木々と川の潺に包まれた店外飲食スペースを持つカフェです。
夏場には 建物前の小川から沢蟹が上がってきて入口から来店する事もあったお店(笑)
コロナでの長期休店時には、猿や熊が建物周辺をウロウロ・・・夜になれば 鹿が車と並走する様な自然の中の静かなカフェ・・・この地の「砥峰高原」は秋のススキ高原として有名で シーズンには県外の観光客も多いのですが、その裾道脇にあるこのPR館は目立たない為 年中静かな時間が送れる隠れた場所となっていたのです。
それでも春は PR館を取り囲む様に桜が咲き誇り、地元の方々の花見の名所となり、風で舞い散る桜の中 オープンカフェスペースへ多くの方が来られ花見を楽しんでいました。
2年前の秋には、こちらのオープンカフェをお借りして中学校の行事用映像の収録をさせて頂いた時の事は 未だ私の記憶に新しく・・・こんなに急に閉館となるとは思ってもいませんでした。
今年も春の桜・・・ここで観たかったです・・・それも叶わずです。
私がココに来始めて少し経ち 店員さんと様々な話題で話始めた頃、滋賀県高島のメタセコイヤ並木の話をした事があり、その時「この辺りにもメタセコイヤが有りますよ」って教えて頂きました。
が、私はテッキリ 高島の様に愛車君との写真が撮れる様な並木道を想像してしまいましてw・・・でも 何処を走っても それらしいポイントは見つからず再度 店員さんに聞いた事がありました・・・「前に聞いたメタセコイヤって何処ですか?」って・・・w;
その時に ここでは普通にアチコチの山道に自然に生え育ったメタセコイヤの木々の事を示しているんだぁ~って知りました。^^;
普通に カフェ前に聳え立っているのがメタセコイヤだったりしてますのでww
高島の様に愛車君とのショットを・・・ってな訳には行きませんが・・・でも この地のメタセコイヤは冬の雪景色の中では赤く映り 白い雪景色に映える赤いメタセコイヤが私は好きでしたねぇ^^
また夏場のスズメバチトラップ・・・ペットボトルを利用したトラップが 夏場になるとオープンテラス周辺に沢山取り付けられていましたが、直ぐに一杯になって・・・と言う話も聞き こんなトラップでスズメバチを捕るんだぁって 初めて知ったっけ・・・。w
あと神河町内の色々なお店情報等も こちらのアプリコットの店員さんから聞いた事が開拓を始めるキッカケとなりましたねぇ~・・・それにスイーツ系も地元の人なら皆が食べて育ったと言う銘菓「入山手形もなか」や カリカリサクッと香ばしい「かりんとうまんじゅう」との出会いや 早朝の摘み立て果物の直売情報、それに1週間前には予約を入れないと買えないパン屋さん等・・・本当にこの地の色々な情報を店員さんとの雑談で教えて頂きました。
このカフェ「アプリコット」が無かったら・・・こちらの店員さんと話す機会が無かったら・・・私が この神河町を略端から端まで移動して 色々な場所やお店に行き 多くの方々と出会う事も無かったと思います。
本当に近隣の情報通の店員さんでしたし、自然な気遣いをして頂いたり、本当に色々な話が聞けて、又 色々な話を聞いて頂き有難うございました。m(__)m
そして こちらの店員さんに気付かせてもらった最も重要な事・・・それは「人の感性」。
それってどうゆう事か?^^;
実は私 コロナ自粛期間中 その行政警告を守り過ぎた為、規制が緩和され始めた頃からお出掛けと出掛けた先での写真撮影を再開するも 巣ごもりブランクが長かった為、自分の写真が撮れない(撮り方が解らなくなる)スランプに陥り、どの写真もコレと思えない写真ばかりになっていた時期がありました。(今も完治していませんが・・・^^;;)
写真の基礎本を読んだり、写真学校で学んだ事を思い出したり、兎に角 何も考えずに只管シャッターを切ったり・・・でも抜けれない・・・気に入らない写真ばかり・・・自分が撮りたい写真じゃぁ無い写真・・・。
そんな中、そこからの脱出のヒントをくれたのも こちらの店員さんでした。
このスランプ状態の話をした時、こちらの店員さんの写真ポイントである店裏を教えて頂きました。
それを聞いて 直ぐにその場に行くも この場で何処から何処向きにレンズを向ければよいのか?解らない・・・どの様に何を撮れば良いんだ?と教えてもらった付近をウロウロしながらポイントを探していると 僅かに手が空いた時間に私の様子を見に出て来てくれました。
でも私 この場をどう撮って良いのか解らず・・・ウロウロしながら取敢えずシャッターを切る事しか出来ず・・・。
そしたら こちらの店員さん、スマホでパシャリと風景を撮影・・・そのシャッターポイントは私の居る位置とは全く違う所・・・そして店内に戻る店員さん・・・私は 店員さんのシャッターポイントに移動するも、何をどの様に撮影したのか?が見えず 考え込むだけで終ってしまう・・・。
その翌日 インスタにUpされたその時の写真を見て気が付いた・・・店員さんに見えて 私に見えてない景色・・・だから自分には撮れないのだと言う事を・・・それは「感性」の違い・・・。
写真家の方々は、手法や様々な理論や道具を用いて時間を掛けて最高の1枚の写真を撮ります。
それはそれで良いのです。
が、普通に一般の人がポケットからスマホを出し チョコっと撮影をする時に その様な条件を整えて写真を撮っているでしょうか?
そんな小難しい事は誰も気にしてない筈・・・店員さんもカメラを趣味としてない普通の方・・・でも この方のスマホ写真には、私がこう撮りたいと思う写真が一杯・・・その様な写真が 理屈なく瞬時に撮れると言う事は・・・この人には見えているんだ・・・そして私には それが見えないんだ・・・つまり私が求め学ぶべき事は「人の感性」であり「視方」で有る事をこの時に気付きました。
普通に見えない景色は 瞬時には撮れないのです。
でも それって学べる事なのか? 学べるとして どうやったら学べるんだ??
今も その答えに辿り着けていません。
取敢えず 自分が求む他人の「感性」を知り どの様に見ればそう見えるのか?を自分なりに理解しながら出来るだけ受け入れて 自分の視線角度を納得しながら広げる・・・今は そこから何か掴めないか?と思っています。
そう思えてから、以前の様に深く考え込む事無く シャッターを押せる様にもなって来ました・・・未だ納得の一枚は撮れていませんが・・・^^;
もうこのPR館が閉館となり、こちらの店員さんとも色々な話をする機会が無くなる事で、再び絡まった糸を解くヒントが深く潜ってしまうかも・・・と言う不安はありますが、この方に見せて頂いた数点の写真は今でも頭に残っており 自分の見えない求めるべき視点を探し続ける努力は継続しようと思っています・・・自分が見たい視点が現実に有る事が解ったのですから・・・。
この地に来なければ知り得なかった都会とは違う居住者間の連携や通常生活習慣、人々が欲する事の違い、接客姿勢、日常常識等々・・・それに実農作業をされている方々との出会いや現場での実話、子供達の基礎体力の差や遊ぶ環境の違い等・・・。
もうこの地に行く機会が極端に減る事は間違いなく・・・それを実感する今、改めて 生きて来た環境の違いによる「雑学の量と質(方向?)」の違いを実感してしまってます。
人が人として生きるには、デジタルで固まった都会や多くの雑学を必要とする都会では無理ではないかと・・・。
環境を守り 壊したり改変する事なく共存するこの地の方々と 環境保全や改善を唱えながらも「利便性と楽 そして効率」を優先とする都会の人々・・・私も後者側に居ますが、それでもこの違いは大きいと感じる事が出来る様になりました。
(→その3へ)
Posted at 2023/02/19 03:42:12 | |
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2023年02月18日
※この地での思い出を綴る為、長編となりますのでご無理の無い範囲でお付き合い頂きます様お願い致します。<(__)>
数日前より 私のブログサイトで記載している兵庫県神崎郡神河町にある関西電力PR館「エルビレッジおおかわち」の閉館についてのお知らせ・・・。
この話が館内に通達されたのは昨年末近く・・・本当に猶予の無い閉館となります。
この館は、近くの「長谷ダム」と「太田ダム」の連携ダムに関するPR施設として存在し、その館の中には喫茶・軽食コーナーとなり この地のダムカレーを提供する民間委託店である「アプリコット」がありました。
私が この地に足を運ぶキッカケとなったのも その時に気まぐれで思い立った 近畿のダムカレー巡りでココを訪れた事が初め・・・。
この時点では、ダムカレーを食べる時に御飯で象られたダムを「決壊~」って思いながら食べてました・・・が、今では現地の方々に配慮して「放流~」と改めています^^;
当時 単にダムカレーを食べる事だけで、この地に来た私は 周囲やこの地に全く興味なく この時はこの地に度々来る事になろうとは思いもしていませんでした。
私が再びこの地に足を運ぶキッカケとなったのは、ダムカレーに付いてきたコロッケが 今まで食べたどのコロッケよりも美味しかった事に始まります。
そしてそのコロッケは、単品販売もされテイクアウトも可能だった事・・・。
この時は、テイクアウト販売もされているんだぁ・・・って思いつつ帰って来ました。
が、数ヶ月経っても この時のコロッケが気になって仕方ありませんでした。
で、お馬鹿な私が取った行動・・・テイクアウトで 態々コロッケをココまで買いに行ったのです。(笑)
多分・・・と言うか 絶対にこの店の店員さんは、変な人が来た!と思ったに違いありません・・・大阪から 態々コロッケを買いに来るのですから・・・。
この時は 開店時間直後だった為、未だ調理準備出来て無く 一度に10個前後をお願いしたので「時間がかかりますよ」って言われて・・・その時に 待つ間に周囲の観光を勧められ、館の受付で周囲の地図を頂いて 初めて「砥峰高原」や「長谷ダム」「太田ダム」を巡る事に・・・これが この地での私のデビューでした。
この時は地図も簡略地図だし 適度に整地された山道を走っていく為、道が有っているのか?がメチャ不安に思いながら目的地を目指したのを今も覚えています。
そしてこの3ヶ所を巡って館に戻って来ると、揚げたてコロッケが持ち帰りケースに出来上がっていて それを頂いて帰る・・・単なるコロッケ・・・でも うちの子達もメチャ好むコロッケだったのです。
それから私は数カ月に1度、コロッケを買いに行く様になりました。
当然、揚げて頂いている待ち時間にダムカレーやホットサンド、ミックスジュースやアプリコットティ等々も頂きながら待つ事も多々・・・。
確か この時には、既にPR館への来館者も少なく・・・当然 この飲食コーナーも客は少なく 昼食時に近くのダム関係者の人が専有する様なお店ではありましたが、それ以外の時間は 店の方々と様々なコノ地の話が聞ける本当にゆっくりした時間が送れる場所でした。
そんな中 ある日、自分を見つめる最初のキッカケとなる出来事が・・・。
その時も 持ち帰りのコロッケを準備して頂いている間に食事を頂き終わり、店員さんと世間話をしていた時、店員さんが「地元の方から頂いた柿が有るんですが食べられます?」と言ってくれたんです。
で、柿を剥いて頂きまして・・・食べた時に 種が・・・。
本当に変な奴だと思われるでしょうが この時 私は「真面目に種が有る・・・この種 どうしよう?」と思ったのです。
で、種を口から出してから思わず 自分に笑ってしまったのです。
柿に種が有るのは当たり前・・・でも 自分の生活環境では「種無し柿」が普通となってしまっていて、柿に種が有るなんて・・・こんな当たり前の事を忘れていた自分・・・そんな自分に気が付き 「アカン、日頃の問題処理や忙しさ・ストレス等で こんな当たり前の事も忘れていたんだ俺・・・」って本当に自分に笑ってしまったんですよねぇ~。
こんな話、判って頂ける方が居るのかな?って思いますが・・・でも 酒に飲まれてストレス発散!や宴会やカラオケ等のどんちゃん騒ぎでストレス発散!等を出来ない(仕方を知らない)私にとっては、自分の状態を知る 貴重なキッカケでした。
確かこの頃だったと思います・・・この地の山間部をウロウロする私に 店員さんから「何か有れば(周囲の山間部での事故や立ち往生、迷子等)ココへ電話してくれればいいから」と言って頂けたのは・・・。^^;
その言葉に安心を感じましたし、本当に有難かったです。
その後 このお店はこの地の様々な事を教えてくれる私の起点となったのです。
(→その2へ)
Posted at 2023/02/18 18:08:47 | |
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