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sinano470のブログ一覧

2021年02月17日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(6)

入学から1週間後。
クラスでのコンパが行われていた。
この時期恒例の新歓というやつである。
当時の信大地質では、理学部がかなりの縦社会であるため、上下の学年間の仲が良く、1-2から1-Mコンパまで多種多様に行われていた。
当時の信大理学部では、大きく二つのグループに分かれていた。一つは、理学部A棟を拠点とする数理・物理・化学の各学科のグループ。もう一つは、B棟および増設されたC棟を拠点とする地質・物巡・生物のグループ。要するに屋内を中心とする学科と、アウトドア全開で野外調査を中心とするグループで対立意識があったのだ。そして、それぞれのグループとはいえ、交流はほとんど無い。よって、理学部6学科でかなりの壁がある縦社会となっていたのである。
この日のコンパは、クラスの顔合わせを兼ねたものであり、1年生と教授陣が参加していたものであった。いわば、クラスの親睦会のようなものだろうか。
会場は、松本キャンパス内のあずみホール。松本キャンパスに二つある食堂の内、北側に位置する食堂である。ここでは、申請すればコンパや打上げの会場として使用することができ、またオードブルなども注文することができた。


まずは、乾杯の後に自己紹介から始まった。
信州大学は国立大学の一つであり、様々な学部が揃う総合大学であるため、学科一つとっても全国から集まってきており、その顔触れはさまざまであった。
悠夜達11Sと呼ばれる2011年度入学組では、地元信州が3名、隣県群馬が4名、愛知が4名と比較的多かった。それ以外の県からは1~2人といった具合だった。
座席は特に決まりなく座る形になっており、概ね男子同士、女子同士で固まっていた。ちなみに、女子はクラスの1/3、男子が2/3といった人数比である。
自己紹介は、出席名簿順に行われていた。
この出席名簿順は、概ね前期・AO入試合格組→後期入試合格組となっているが、前期後期の中での順番は、アイウエオ順と言う訳ではなく、よく分からない巡となっていた。
ちなみに、悠夜は前期入試で合格し、遙乃は後期入試で合格している。

「上野悠夜です。群馬出身です」
「虹口遙乃です。群馬県から来ました。」
 各々順繰りに座席から立ち上がって簡単な自己紹介を済ませて行った。
 その後、各テーブルで自由雑談となっていった。
「虹口さん、群馬だと私と一緒だねー」
「私も同じだね」
「あら、朝倉さん、日野さん。同じ群馬なのですね」
 遙乃に声を掛けてきたのは、自己紹介で同じ県出身だと判明した朝倉真琴(あさくら まこと)と日野結衣(ひの ゆい)の二人であった。
「お二人は、群馬のどこからですか?」
 同じ群馬であるならば、知っている高校かと思い、遙乃は訪ねた。
「私はねー、高崎だよー」
「私は桐生だね」
「あら、桐生なら私の居た高校と近いですね」
「そうなの? もしかして○○高?」
「いえ、××高ですよ。ややこしいですが、中高一貫校の方になりますね」
「あそこかー。あれ、上野君も××高って言ってなかった? もしかして同じ?」
「そうなりますね」
 桐生市は、機織り物で有名な群馬県東部の市である。もっとも、今は大分廃れているが・・・。
 それもあるのか、桐生市には学校が多く存在している。群馬大学工学部に始まり、高校が公私複数あった。悠夜達が通っていたのは、その中でも古い歴史を持つ高校が新設した中高一貫コースである。ちなみに、遙乃は4期生、悠夜が5期生である。
「はえー、そうなんだ。同じところから来るなんて珍しいね」
「厳密に言えば、私の方が一つ上ですけどね」
「あれ、そうなの? 上野君のほうが年上だと思ってたよ」
「見た目はまあ・・・。彼、昔からああでしたから」
 割と老け顔である悠夜は、昔から年上に見られることが多かった。落ち着いている風貌から、遙乃も同じだが、悠夜の方が年上に見られやすいのだった。
「そうなのねー。上野クンとよく一緒に居るのは、同じ学校のよしみってやつ?」
「まあ当たらずとも遠からずですね。 元々知合いで良く話していましたから」
「学年違うって言ってたじゃん? どゆこと?」
「学年違うとはいえ、色々交流する機会はあるものですよ」
「部活同じとか?」
「いえ、私は文芸部でした。上野くんは、パソコン部でしたよ」
「それじゃ繋がりないじゃん」
「あ、もしかして付き合ってたとか?」
「そうではないですけど・・・」
「じゃあどゆこと?」
 両手を上げて降参といったポーズを取る真琴。
「その、中学の時の高原学校、所謂林間学校ですけど、それが同じ班だったんですよ。私達の学校では、1年生と2年生が合同で行くので。それで話すようになって、通学の時の電車の中で話すようになっていったんです」
「ほーほー。じゃあ上野君にもいろいろ聞いてみよっかな」
「いいねー。そっちは任せた!」
「おっけい」
 示し合わせたように動く真琴と結衣。
「あ、ちょっと」
「まあまあ。虹口さんはこっちでもっと色々お話聞かせてほしいなー」
 遙乃の静止も間に合わず、結衣が悠夜の居るテーブルに向かっていった。

「ねーねー」
「ん、ああ日野か」
「虹口さんから聞いたんだけどさー」
「向こうのグループね」
 遙乃の居るテーブルを指さす悠夜。
 すぐにそちらを指さす辺り、気にしていたらしい。
「そーそー。で、上野くんって、虹口さんとは同じ高校だったんだって?」
「お、それは初耳。上野、それマジか」
「ん、まあそうだけど」
「ほー。そんなこともあるんだな」
 周りのガヤが反応する。
「一個年上だけどな」
「お前が?」
「ちげーよ。虹口さんの方だ」
「嘘こけwww」
 盛大にツッコミが入る。やはりこちらでも悠夜はかなり年上に見られていたらしい。
「どう見てもお前の方が上だろww」
「うっせえ。お前らと同じ平成4年生まれだっつーの」
 ツッコミ返す悠夜。
「そんなことはどーでもいいんだけどさ」
 それを制止するように、ぐいっと身を乗り出してきた結衣が言葉を発した。
「ん、何だ日野」
「どしたん?」
 ガヤ達も気になったのか、一旦静まる。
「上野君と虹口さんって付き合っちゃってるわけ?」
「は?」
「どーにも虹口さんが上野君見る目が違うように思えるんだけど。それに、よく二人で一緒に行動してるじゃない?」
「言われてみるとそうだな」
「確かに」
 皆思う所はあったらしい。
 同性同士早く仲良くなるのはまだ分かるのだが、異性で一緒に居るのは、何かあると思われるのだろう。
「そりゃ、家が近いってのと、昔からの知り合いってだけで」
「それだけじゃないと思うんだけどなー。実際、どこまで行ったの?」
「何もしてねーよ。飯作ったりしてるだけで」
「「「ご飯だぁぁぁーーー!!!???」」」
 ガヤ達が大いに反応する。
「お、おう」
 それにビビる悠夜。
「何だそれ、詳しく聞かせろ」
「詳しくって、飯作ってくれてるんだよ」
「「「作ってくれてるぅぅぅーーー!!!???」」」
「だから何なんだよ」
 またもや大いに反応するガヤ達に困惑する悠夜。
「だからコイツら一緒に居るのか」
「デキてんだろ、お前ら」
 何人かからはツッコミが入る。
「んなんじゃねーよ。ただの昔からの知り合いってだけで」
「ただの知り合いで飯作るわけねーだろ。まさか、家も行ったのか」
「流石に行くのはな。うちに来てもらって、一緒に作った」
「お前、それで付き合ってないと言っても説得力ねーぞ」
 同感である。

 その頃、遙乃は真琴を中心に質問攻めにあっていた。
「へー、遙乃ちゃん昔は文系だったんだー」
 いつの間にか名前で呼んでいる真琴である。
「ええ。でも、元々やりたいことが見つからなくて、それでモチベーション高められなくて、受験に失敗してしまったんですね」
 気にしていないのか、そのまま答える遙乃。
「それで理転を? めっちゃ思い切ったじゃん。てかそれで地質って、なんでまた」
「上野さんが中学時代から色々話してくれていたので、面白そうだと思ったかr―」
「ほーほー。それで上野くんを追っかけてきたと」
「いじらしいねえw」
「///」
 真琴だけでなく、周りからのツッコミに真っ赤になる遙乃であった。

「向こうの話を聞く限りさ、もう付き合ってるんでしょ、遙乃ちゃんって。ご飯も作ってあげてるって言ってたし」
 悠夜達のテーブルのガヤ達の声は、こちらまで普通に届いていた。
 それ故、ご飯作ってあげているという話も話題に上った。
「そうではなくてですね・・・。だって、上野さんキャベツとレタス千切って食べるとか言い出だすんですもの。流石に放ってはおけないでしょう?」
「そりゃまあ分からなくはないけど・・・てか、上野クンも大概アホだね」
 腕を組んであきれ顔となる真琴。
「む。でも、良いところもあるんですよ、彼」
 それに対し、反応する遙乃。
 ただ、それでは悠夜に対する好意がある、と公演しているようなものである。
「あー、はいはい。遙乃ちゃんが上野くんの事大好きなのはよーくわかりましたよー」
「そんなことは///」
「確定だねこりゃ」
「可愛いw」
 この時、クラス全員に上野と虹口の二人はセット、と言う認識がなされた。

 一次会が終わった後のことである。
「んじゃ、希望者はこの後カラオケに二次会行くけど、どうする?」
 場を仕切っていた梅田和央が誘った。
「遙乃ちゃんどうする?」
「う~ん、ちょっとフワフワしますね~」
 顔を真っ赤にしながらフラフラとしている遙乃。
 どうも、顔が赤いのはさっきの質問攻めだけではない様子だった。
「ダメだこりゃ。帰さないと危ないね」
「じゃあ旦那さん呼んどくか」
「だね。おーい、パパ上ー」
 状態を察した真琴と結衣は、セットと決めつけた悠夜を呼ぶことにした。
「誰がパパだ、誰が!」
 呼ばれて早速答える悠夜。
 見た目と年齢のギャップは、悠夜が大いに気にしている部分であるため、ややキレ気味である。
「まあまあ。遙乃ちゃん帰るって。送っていってあげてよ」
 横に居た遙乃の姿を見た悠夜は、色々と察したらしい。
「む。おい日野、どれだけ飲ませたんだよ」
「いや、普通にほろよい1本くらいだよ」
「全然飲んでねーのにこれかよ・・・」
 どうやら、遙乃は大分アルコールに弱いらしい。
「そう言うパパ氏は全然酔ってないじゃん」
「だからちがうっつーの。俺はアルコール苦手でな。ジュースしか飲んでないから、至ってシラフだ」
「じゃあ問題ないね。私達は二次会行くから、遙乃ちゃんよろしく」
「ふにゃ、ゆーやくん」
「っておい。しっかりしろって」
「ゆーやくんが支えてくれてるから大丈夫ですよぉ~」
「まあ、そんな訳でよろしくねん」
 悠夜に寄り掛かる遙乃を見て安心したのか、真琴は遙乃を託した。
「しゃーない。分かった、じゃあみんなまたな」
「ばいばーい」
「送りオオカミになっちゃダメだよ?」
「するか!」
 余計な一言の多い娘である。

「大丈夫?」
「ふふっ、ゆーやくんがいるからだいじょーぶですよぉ」
 泥酔しているわけではないとはいえ、帰路をふわふわと歩いている遙乃に悠夜は声をかけた。
「おいおい、だいぶ酔ってんな。まあ、信用されてるのは悪い気はしないけどさ」
「ねえ、ゆーやくん」
 とろんとした目で悠夜をみつめる遙乃。
「どした? てか、いつの間に名前で呼んでるんだか」
「だって、なまえでよぶのはとくべつなあいてのことでしょう。おんなのこのあいだならともかく」
「それって・・・」
「ふふっ。もうはなさないですからね。あのときのきもちをまたあじわうのは、もうごめんですもの」
 遙乃は、悠夜の腕に抱きつきながら話した。
「あの時って?」
「おぼえてないんですか?」
「どのことよ?」
「ゆーやくんとはなれてしまったこと。わたしは、ずっとこうかいしていたんです」
「通学のルートの話かい?」
 かつて遙乃は、『受験勉強のために、通学時間を減らしたい』と言って同じであった電車通学の路線を変えたことがあった。
 それが契機になったのか、以来めっきり話すことが無くなってしまい、そのまま卒業を迎えてしまった。
 お互い連絡先を知らなかった悠夜と遙乃は、卒業式の日に一声挨拶をしたのを最後に、完全に交流が途絶えてしまっていたのだった。
「うん。でも、もういちどめぐってきたチャンスですから、もうはなしたりしません」
「そうか」
「ふふふふっ。ゆーやくん、ぎゅー」
「ちょ、コラ」
「ここはわたしだけのばしょだからいいんですよーだ」
「しょうがない人だ」
 悠夜の腕を強く抱きしめながら、遙乃は家路を進んでいく。
 その顔は、笑顔に満ち溢れていた。
 悠夜にとっては、引かれるのは腕だけではなかった。

季節は巡り、いずれ冬は春となる。
別れの季節は終わりを告げた。
並び歩く二人を、ようやく咲き始めた桜の花が見守っていた。

つづく
Posted at 2021/02/17 19:23:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年02月07日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(5)

 翌日の夕方のことである。
「さーてと、今日の授業はこれで終わりっ」
「お疲れ様でした。では、帰りましょう」
 授業を終えた二人は、慣れた様子で二人並んで帰路についた。
 この頃、二人は基本的に徒歩で大学へと通っていた。
 二人とも自転車を所有していたのだが、遙乃が徒歩派であったことと、互いに話せる時間を取りたいことから、が大きな理由であった。
「この後は何かすることあります?」
「いえ、特には無いので、昨日買ってきたカレーを作ってみようかと思います」
 悠夜の問いに対し、力を入れるポーズを取りながら答える遙乃。
「そうだった。晩御飯が楽しみだなぁ。あ、何か手伝った方が・・・」
「助かります。では、・・・あ」
 何かを思い出したのか、手を口に当てて驚いた様子の遙乃。
 どうしたのかと、悠夜は遙乃を覗き込む。
「手伝うのは良いですけど、それだとどちらかの部屋に」
「そうでした・・・」
 お互い真っ赤になる二人。
 当然、二人とも異性の部屋に行ったことがあるわけではない。
 そして、この年の男女が互いの部屋に行くことは、通常の関係ではまずないことである。
 それを思い出した二人だった。

「えっと、じゃあうち来ます? 流石に女の子の部屋に行くというのは」
 意を決した悠夜は、遙乃を誘った。
 もっとも、自分が行くよりかはマシ、と言った消極的な理由だったのだが。
 悠夜にとって、遙乃の部屋に行くというのは、まだハードルが高いらしい。
「そ、そうですね。ではお邪魔させていただきます」
「じゃあ俺米炊いとこうかな」
「お願いします」
 そう言って、二人は一旦互いの部屋に分かれた。
 お互いに緊張の色が隠せていない。
 旧知の間柄とはいえ、互いの部屋に行くということは、大いに意識するものである。まして、それが互いに意識している異性であれば当然であろう。



 着替えと食材の用意が終わり、遙乃は悠夜の部屋を訪れた。
「お待たせしました」
「いえいえ、大丈夫でやんす」
「ふふっ。あ、入っても大丈夫ですか?」
「恐らく」
「なんですか、恐らくって」
「まあまだそこまで散らかしてない・・・とは思うんですが。掃除苦手なんで」
 実家の惨状を思い出しながら答えた悠夜。
 遙乃を家に上げるにあたり、そこが一番気になっている点であったからである。
 好きな相手の前でくらい、良い格好したいと思うのは、誰しも同じだろう。
「ああ、なるほど。というか、こっち引っ越してきてまだ一週間くらいでしょう? 大丈夫ですよ」
 クスリと笑いながら答えた遙乃。
「細かい所気にしないでくださいね」
 心配そうに、悠夜は再度確認した。
「はい。では、お邪魔します」

「ふむふむ」
 部屋の中をキョロキョロと見回している遙乃。
「な、なんスか」
「いえ、男の子の部屋は初めてなので。それに、同じアパートなので部屋の間取りが同じなのは当然なのですが、家具の配置でこうも印象代わって見えるものなのですね」
「あ、部屋の印象はあるかも」
 納得する悠夜。
「私の部屋はベッドとテーブルなので」
「そりゃ特に違うだろうなぁ。ウチはこたつと布団だから」
「面白いものですね」
「まあまあ、部屋の観察はその辺にして、ご飯作らない?」
「そうでしたね。やりましょうか」
 提案する悠夜に、うなずく遙乃。
 二人はキッチンに移動し、料理を始めることにした。
 この日の本命は、部屋への訪問ではなく、料理をすることなのだ。

「おぉ」
「変、ですかね」
 料理を始めるにあたり、遙乃はエプロンを着用していた。
 エプロンは青色で、胸元に羽がワンポイントとして描かれているものであった。
 また、長い髪が邪魔になるのか、ポニーテールにしている。
「いや、何と言うか・・・とても似合ってる」
「あ、ありがとうございます///」
「ポニテもいいなぁ(ボソッ)」
「あ、これですか? 料理するときや運動するときなどは、長いとジャマになったりするので、こうしているんですよ」
「なるほど。ポニテ姿初めて見たから、すげー新鮮」
「ふふっ」
 ふっとしっぽのように髪を揺らせて冷蔵庫へと向かう遙乃。
 その姿に、ドキッとした悠夜であった。


「そうだ、やらせてばかりもなんだし、俺も何か手伝えないかな?」
「では、野菜とか切っていくので、上野くんは焦げないように鍋をかき混ぜておいてもらえますか?」
「分かった」
「ホントは全て切ってからの方が良いのでしょうけど、スペースが無いですから。火が通りにくそうなものから行くので」
「任されました」
 仰々しく敬礼する悠夜。
 その様子を見てクスリと笑った遙乃は、野菜と肉の下ごしらえに取り掛かった。
 その間、悠夜は鍋を火にかけ、油を温めていく。
 肉を切って鍋に投入した所で、悠夜がボソッと言った。
「こうしてカレー作ってると、中学の時の高原学校思い出すなぁ」
「あら、懐かしいですね」
「あの時も俺が火の番してたっけ。はは、今と同じだ」
「ふふっ、そういえばそうでしたね」
 思い出すのは、高原学校二日目のバーベキュー。
 その当時、同じ班だった二人は、遙乃が下ごしらえ、悠夜が火の管理をしていたのだった。
「まあこれくらいしかできないんだけどさ。鍋混ぜてるだけだけど」
「そんなことないですよ。その間、別のもの切ったりできますし、助かってます」
「いやいや、全体的には作ってもらっちゃってる訳だし、礼を言うのはこっちの方だよ」
「お礼言ってもらえるのは嬉しいのですけど、それは食べた時まで取っておいてほしい、かな」
「それもそうだ」
「じゃあ次は玉ねぎをお願いします」
「おっけー」


 そしてついにカレーが出来上がった。
 お皿によそって、居間のテーブル代わりのこたつに持っていく。
「おー、うまそうだ」
「ちゃんと味見もしましたから、大丈夫ですよ」
「それは全面的に信頼してる、てか作ってもらってる以上、するしかないというか」
「まあまあ。それでは召し上がれ」
「いただきます」
「どう、ですかね」
 スプーンに掬ったカレーを口に運ぶ悠夜を心配そうに見つめる遙乃。
 味見はしたとはいえ、相手の味の好みまでは分からない。
 食べた時の反応を見るまでは、心配になるというものであろう。
「mgmg・・・おお、めっちゃうまい。これくらいのドロドロが良いなぁ」
「良かったぁ・・・」
 ほっ、と胸をなでおろす遙乃。
「これが虹口さんの味なんだね」
「カレーなので、ルーの味ですよ」
「そうでもないさ。水の分量とか、入れる具材とか色々あるじゃない」
「そういうものなのでしょうか?」
「たぶんね。どっちにしても、これは俺の好みの味だよ」
「ふふっ、それなら良かったです」
「これならおかわりも行けそうだ」
「食べ過ぎでお腹壊さないでくださいね」
「それくらい美味いってことさ。さ、一緒に食べよう」
「はい♪」


これからは、一人の生活が続くと思っていた。
それはもちろん望んだことではあるけど、実際一人は寂しい。
こっちに来て最初の夜に、それを実感した。
でも、今は違う。
共に食卓を囲む人が居る。
一度は失った彼女との時間。その眠っていた時間が動き出す。
この幸福感は、お腹が満たされたことだけではないだろう。

それまでは、精々が通学の電車の中で隣に座るくらいでした。
しかし、今は、食事を共にしています。
これからは、こうして共に過ごす時間が増えていくのでしょう。
この時間がとても愛おしい。
何も無かった私が、初めて自分でつかみ取ったものだから。



つづく
Posted at 2021/02/07 18:49:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年01月24日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(4)

上野くんは、優しい。
私が彼について評価を与えるとき、最初に出てくる言葉がそれでした。
高原学校で一緒の班になった時は、バーベキューで火の番を担当してくれて、みんなの分を焼いてくれたことが、最初に意識した時でしょうか。
通学の電車の中で、上野くんのお友達と話していた時に、ふざけてでしょうか、その人が私に触れようとした時、身を挺して庇ってくれたことがありましたね。
通学の方向の関係もありますが、よく一人になってしまう時に、一緒についてきてくれたことも思い出の一つです。


 この日、食事を終えて会計をする算段になった時もそうでした。
「あ、ここは俺出しますよ」
「申し出はありがたいのですけど、それは無しで行きましょう。お互い変な貸し借りがあるとやりにくいだけですからね」
 男の人からすると見栄を張りたい場面なのかもしれませんが、それに甘えてばかりではいけないと私は思いました。
 なぜかといえば、これから同学年になるという事、それに尽きるわけです。
 私は、あくまで対等な関係でありたかった。
「それもそうか」
「学生も多いでしょうから、別も対応してくれると思います。それで行きましょう」
「了解っす」

 食事の後は、近くにあるスーパーに寄っていく事にしました。
 お互いまだ冷蔵庫の中は空っぽのようです。
「さて、せっかくですし、食材の買い出しして行きませんか?」
「そうですね。明日からはなるべく自炊しないと」
 学食もあるでしょうけど、やはり大学生たるもの自炊しないといけません。
 お昼は学校で食べることもあるかもしれませんが、朝晩は自分で作ろうと思っています。
 ここでも、上野くんはサッとカゴを持ってくれています。
 素なのでしょうけど、こういった所が嬉しい。

「自炊かぁ・・・自信ないなぁ、俺」
「あら、今までは料理やってこなかったのですか?」
「そうなんですよねえ。なかなかやる機会無くて」
「男の子だとそういうものなのかもしれませんね」
 恥ずかしそうに頭を書きながら答える上野くん。
 個人的な意見ですが、実家暮らしで自分で料理する男の子は珍しいのではないかと思っています。もちろん、興味ある子もいるでしょうけど、大多数ではないのではないでしょうか?
 上野くんも同じようですね。ちょっとだけ安心しました。
 なぜかって?
 女の子より男の子の方が料理できる、とあっては、悔しいじゃないですか。
 やはり、自分の作った料理を食べてもらって、『おいしい』と言って欲しいのです。
 ふふっ、女の子の夢ですね。

「うちのじいちゃんはめっちゃ料理やってたなぁ。釣ってきた魚捌いたり、良くイモフライとか作ってくれたし」
「釣りもやるのですね、おじいさま。上野くんもやっていたのですか?」
「一度だけ連れてってもらったことありましたけど、ぜーんぜんダメでしたねw 後は、釣り堀に家族で行ったことがある位かな」
「釣り堀ですか。おじいさまとは、どこで釣りを?」
「利根川ですよ。うちのじいちゃんは、川釣りをやってたんです。専用の冷凍庫があって、アユとかワカサギとかいろいろ入ってましたね」
「そうなのですね。私やったことないので、詳しくは分からないのですが・・・」
 そういえば、中学高校時代には、おじいさまの話をよくしていましたね、上野くんは。
 おじいちゃんっこで、よく遊びに行っていた、と話していたことを思い出しました。

「そうだ、虹口さんは、料理やるんです?」
「少しだけですけどね。こちらに来る前に、一人暮らしをするということで、母に基本は教わってきました」
 一人暮らしをするなら料理は必須ですからね。
 実家に居た頃は、お手伝いに毛が生えた程度しか料理はしていなかったので、こちらに来る前に教わっておいたんです。
「ベースがしっかりしてると大丈夫じゃないですかね。俺、それも無いんでw」
「ふふっ、なら一緒にお勉強しましょうか」
 その内、一緒に料理するようになったりして、なんて。
 部屋も隣ですし、おすそ分けから始まって、とか。
 いけませんね、妄想してしまいます。
「そうっすね。でもまずは生肉に触れるようにならないと」
「え?」
「いやー、生肉のあの感触が凄く苦手で。だから、とりあえず飯はキャベツとレタス千切っておかずにすればいいかなーって」
「あのですね、精進料理じゃないんですから・・・」
「ハムならまだ触れるので、それも入れればいいんじゃないですかねw」
「いやいや、ダメに決まってるじゃないですかそんなの」
「まあ、なんとかなるっしょ」
 ケラケラと笑っていますけど、それで良いわけないでしょうに。
 もっと食生活にも気を使ってもらわないと困ります。
 そうだ、私が作れば・・・。
「・・・なら、私が作ります。そんな食生活させられません」
「いやそんな、作ってもらうとか、手間かけさせるわけには」
「私にとって練習にもなりますから。おすそ分けだと思ってください。それに、味の保証もできないわけですし」
「う~ん、本当にお願いしてもいいんですか?」
「はい。腕は無いので、練習に付き合ってもらう形にはなってしまいますが」
「俺が自分で作るより遥かにマトモでしょうw」
「ふふっ、どうでしょうね?」
「じゃあお願いします。あ、でも食材の半分は出させてください。せめてそれくらいは」
「分かりました。早速お買い物しましょう」

う~///
改めて思い返してみると、私、とんでもないこと言ってます。
再会できただけでなく、隣の部屋で、料理まで作ってあげることになるなんて・・・。
なんだか、ドラマみたいな展開です。
でも、そんな関係も嫌ではない・・・かな。
いささか展開が早すぎる気がしないでもないですが、それとて私が望んだことです。
今は、隣に入れることが嬉しい。
きっと、私の居場所はここにある。
受験時代に覚えた心の寂しさは、今は既に無く、暖かさに満ち溢れています。
これもきっとあなたが居てくれるからなんですね。
『上野くん』



つづく
Posted at 2021/01/24 20:05:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年01月15日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(3)

女の子と食事に行くというのは、人生初めての事だった。
それがまして、旧知の間柄だった相手なら。
当然、嬉しくはある。
嫌いな相手と長年の付き合いを持ったりはしないからだ。
ただ、この時は戸惑いの方が大きかった。
そりゃそうだろう。親しいと思っていたが、急に居なくなった相手と、大学でバッタリ会って、同じ学年同じ学科、それでもって隣の部屋と来たら、誰だって驚くだろう。
それに、ここで一歩間違えれば、彼女に嫌われたりしないか、という不安もあった。

彼女と再会して思い出したことがある。
それは、忘れていた彼女への好意だ。
彼女が通学の経路を変え、話す時間が無くなったことと、自身の受験勉強の忙しさで忘れていた感情。
再会した彼女と話して、楽しいと思える自分が居る。
この時間を失いたくなかった。

 様々な感情がせめぎあって悶々としながらアパートの踊り場で待っていた。
 どれほど時間がたったのだろうか。あまり待っていない気もするが、彼女が現れたことでその時間は終わりを告げた。
「お待たせしました」
「いえ、そんな待ってないです・・・よ・・・」
 彼女を見て、ふと息が詰まる自分が居た。
「あ、何か変ですかね?」
 それを受け、遙乃は、自分の服装を見回した。
「そんなことないです。虹口先輩の私服初めて見たので・・・」
 そう、私服を見たのは初めてだった。
 彼女との付き合いは、基本的に通学時間とイコールだった。それはつまり、基本的に学校の制服だったことを意味する訳で。
「そう言えばそうでしたね。上野さんは・・・ふふっ」
「ええっ、なんかおかしいですか?」
 何かおかしかったのだろうか?
 確かにあまり着飾った格好ではないが・・・。
「いえ、なんだか上野さんらしいなって。あまり着飾らないの、ホント良く似合ってると思いますよ」
「/// 虹口先輩も、可愛いと思います」
「ーーー///」
 二人して真っ赤になってしまった。
「その、ご飯行きましょうか」
「そ、そうですね」
 ごまかすように、俺は誘ったのだった。

 食事の後、彼女が話を切り出してきた。
「そうだ、上野さん。一つお願いがあるんですが」
「なんでしょう?」
 はて、お願いとは何だろう?
 あまり思いつかないのだが・・・。
「やりにくいかもしれませんが、名字か名前で呼び捨てで呼んでもらえませんか? それと、敬語も無しで話してもらえると」
「あ、さっき話していた同学年だから、ってやつですね。それなのに先輩とか呼ぶのも変な話になっちゃいますよね」
 言われてみればそうだ。
 確かに元先輩ではあるが、これからは同学年なのだ。それなのに、敬語で話していたり、先輩などと言っていたら、彼女が孤立してしまう原因となってしまう。
「そうです。全員に敬語で話していれば別ですが、それもやりにくいでしょう?」
 全員に対して敬語で話す・・・俺には絶対に無理だね。
 素でそうやって話している彼女ならいいと思うが。
「ですね・・・。二人でこうして話しているとつい出ちゃうかもですが、意識するようにします」
「今からでも名前で呼んでもらって良いですよ?」
 したり顔でそう話してきたが、当然名前で呼べるわけがない。
 俺にも名前で呼べる友達がいないわけではないが、当然全員男である。
 女性に対して名前で呼ぶというのは、それなりに特別な関係であるということだ。
 いつかはそうなってくれたらうれしいという気もするが、さすがにまだ早かった。
「う・・・。せめて『虹口さん』、で」
「ふふっ。ではそれでお願いしますね、『上野くん♪』」
「ーーー///」
 その笑顔はズルいと思う。

つづく
Posted at 2021/01/15 21:12:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | SS | 日記
2021年01月09日 イイね!

【SS】君の名を呼ぶ時(2)

「へ?」
きょとんとした顔で、悠夜は振り向いた。
当初は誰だか分らなかったのだろう。ついこう言ってしまった。
「えっと・・・誰?」
「あ、ひどいです。そりゃまあ、久しく会ってないですけど」
「・・・もしかして、虹口先輩?」
「ふふっ、はい。私です」
「久しぶりですね。なぜここへ?」
「私も今日、信州大学に入学するからですよ」
遙乃は、入学式の式場を指さした。
「あ、浪人してたんですね。卒業以降の消息知らなかったんで、どうしてたかと思いましたが・・・。学部はどこへ? 人文とかですかね」
「ふふっ、あなたと同じですよ、上野さん。ここにいるということは、あなたも地質なのでしょう?」
「嘘だろ!?」
「ホントです。あの後、理転したんですよ」
「そりゃまあ、文系でもなんとかなる受験科目だったとはいえ・・・めっちゃ頑張ったんですね」
「ありがとうございます。あ、そろそろ行きましょう。入学式始まってしまいますよ」
「いっけね。行きますか」
「はい」
 二人は歩き出した。雪の舞う道を。

学科ごとの諸々の説明などが終わった後、二人は家路につくことにした。
「さて、終わったし帰りますか。スーツ姿は、息苦しくっていけないですね」
「あら、かっこいいのにもったいない」
「え?」
 驚いたように振り向く悠夜。
「ふふっ、何でもないですよ。帰りましょうか」
 それを見て、クスリと笑う遙乃。
 その場でクルリと回った遙乃は、理学部等の入り口に向かって階段を下っていった。

「そうだ、家どの辺です? 近くまで送りますよ」
 理学部等を出た所で、悠夜は遙乃に尋ねた。
「ありがとうございます。えっと、こっちの方ですよ」
 遙のが指さしたのは、概ね南の方向だった。
「おお、それだと俺と同じ方向ですね」
「そうなんですね。もしかしたら家近いかもですね」
「はは。知り合いがいないと思ってたので、それだと心強いですね」
「それ、女の子である私のセリフですよw」
「ですねw」
 談笑しながら、二人は徒歩で家路についた。

 大学横を流れる川沿いを下り、橋が架けられた所にあるT字路に着く。
「あ、私こっちです」
 遙乃が指さしたのは、橋と反対側の内陸方向だった。
「そこも一緒ですね。俺もこっちです」
 この区画には、アパートが比較的多いので、そのどれかだろうとお互い思っていたようだ。
「この辺りいくつかアパートありますし、本当に近いのかもですね」
「実は同じだったら笑いますね」
「そうですねw」

 そのまま歩き続けると、二人は一つのアパートに辿り着いた。
「私ここのアパートです。送ってもらってありがとうございました」
「・・・」
「あの、上野さん?」
 遙乃は、無言の悠夜に首をかしげながら訪ねた。
「俺冗談のつもりで言ったんですけどね・・・」
 少しの間の後、悠夜はボソッとつぶやいた。
「というと?」
「俺もここのアパートなんです」
「うそ!?」
「ここ微妙に斜面になってるし、帰り登りで苦労するより朝登りで苦労する方が良いなと思って、スーパーとコンビニも近いここにしたんですが、まさか同じだったとは」
「あらあら・・・。私もアパート選びの時、まったく同じこと考えてました」
「まさか・・・」
 悠夜は、アパートの2階へと向かった。
 立ち止まった部屋の表札を見ると、そこには『虹口』とある。
「ここまで同じだとは・・・」
「え、上野さんの部屋、ここの隣なのですか?」
 追いついてきた遙乃が聞いた。
「引っ越しのドタバタで表札出すのを忘れてたんですが、まさかこんなことになっていたとは」
「だから気付かなかったんですね・・・。でもよかった」
「なぜです?」
 胸に手を当て、一呼吸付いた遙乃。
「先程、上野さんが言ってましたけど、やはり異国に一人、と言うのは少し心細かったんです。まして、私は浪人していたので、みなさんより一つ年上ですし。隣と言うのは本当に驚いていますけど、それでもやはり、知っている人が近くにいてくれるというのは心強いのです」
「そうでしたか。でもまあ、俺にできることなら任せてください。コメの買い出しとか、ストーブ用の灯油買いに行くときとかw」
 照れ隠しか、ガッツポーズを取る悠夜。
「ふふっ。その時はお願いしますね」
「ひとまず、部屋戻って着替えましょうか。よかったら、この後一段落したら、晩御飯でも一緒にどうですか?」
「そうですね。ご一緒します」
「では、17時ごろでどうでしょう?」
「夕食にはいい時間ですね。そうしましょうか」
「ではまた後で・・・じゃなかった。連絡先交換しませんか? もし家空けてたら困りますし、今後使うこともあるでしょう」
「あ、忘れてました。連絡先知らないと今後不便ですものね」
 悠夜と遙乃は、お互いに携帯を取り出した。
「考えても見れば、お互い見知った時間は長いのに、未だに連絡先知らなかったんですね」
「確かに。上野さんが中一の頃からですし、5年はあったはずなんですよね」
「やはりあの頃は1学年の差が大きかった、と言うことなんでしょうね。最後の方は、ほとんど話せなかったですし・・・」
 最後の言葉は、少し小さく話した悠夜。
「でも、これからは同じ学年ですから」
「ははっ、何か変な感じしますね。ああ、他意は無いですよ」
 慌てて取り繕う悠夜。
「大丈夫ですよ。年が違うのに同じ学年になるという違和感は、私もありますから。ある意味、浪人生の特権です」
「・・・そうかもですねw」
「さて、踊り場で話していては邪魔になってしまいますね。戻りましょうか」
「ですね。ではまた後で。俺ここで待ってますから」
「分かりました」
 そして、二人は各々の部屋に戻っていった。

つづく
Posted at 2021/01/09 17:22:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | SS | 日記

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