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イイね!
2017年10月29日

敗者復活。

敗者復活。 今回のブログの主役は、画像左側のウェア。
昨日、古家の片付けをしていて発掘した、EUNOSブランドのトレーナーです。

あ、念のため補足説明をしておくと・・・
「EUNOS」(ユーノス)はバブル期の1989年にマツダが新設した国内販売チャネルのひとつ。
初代ロードスター(NA6CE)の大ヒットのお陰で、全くの新規ブランドであるにもかかわらず急速に名前が浸透し、一定の市民権を得ることに成功。それ以降、ユーノスコスモ、ユーノス500、ユーノス800など、個性豊かな高級・パーソナル志向のラインナップを拡充していきますが、バブル崩壊で大打撃を受けたマツダの相次ぐリストラ施策の中で、国内販売チャネルが大幅な整理・統合を受けることになり、このユーノスチャネルも段階的に消滅。
あれだけ「ユーノス=ロードスター」という図式が出来上がっていたロードスターも、1998年登場の二代目からはユーノスの名前が消えてしまいました。

バブル経済で日本全体が活気に満ちていた頃、好調マツダが市場シェアの一気拡大を狙う野心を持って立ち上げ、バブル崩壊とともに儚く消えていった超短命のブランドが「EUNOS」。
ただ、華々しく立ち上がり、瞬く間に姿を消したためか、私にとっては不思議と"廃れたイメージ"を伴わないのが、この「EUNOS」なんですよねぇ。

私がこの派手めなトレーナーを入手したのは、そのユーノス廃止の少し前。
よって所有歴としては20年くらいですが、遠い記憶を紐解いてみても、私が袖を通したのは僅か1~2回という、抜群の?使用感の無さを誇ります。

さて、なぜに今回のタイトルが”敗者復活”なのか、しっかり説明しないといけませんね。

このトレーナーは今年3月の新居への引越し時、古家での選抜作業において選に漏れてしまい、そのままずっと置き去りにされていたもの。
この週末、私が重い腰を上げて始めた古家の片付け作業・・・要は「本当に捨てて良いか」の最終確認でかろうじて目に止まり、敗者復活を遂げたというわけです。

この復活の背景には、私が新しいカーライフ拠点で表現する世界の1つとして、「青春の情景の再現」をあらためて再定義したことがあります。
その情景とは直接的には、1989年のル・マン24時間レースの生中継放送でモータースポーツとマツダに目覚めた私がそれ以降、TVやサーキットで追いかけ続けたスポーツプロトタイプカーのレースの世界が主題となっていますが、全く同時期にデビューしたユーノスブランドや初代ロードスターの記憶も1人のクルマ好き・マツダ好きとして鮮明に残っており、情景の演出に極めて有効なアイテムであることが再確認されたという次第^m^。

そういう意味で、マツダ767Bが1989年の世界耐久選手権(WSPC)にフルエントリーしたことを記念した青いMAZDASPEEDブルゾン(画像右)が、去る3月にほぼ無条件で新居行きの切符を手にしたのと比べると、今回のトレーナーは随分と遠回りをしてしまった感が否めませんが、結果的にこうして無事合流できて、万事「メデタシ、めでたし」といったところ。

・・・ただひとつ、最早これといった展示スペースが残っていないことを除けばね(爆)

ブログ一覧 | 隠れ家の趣味 | 日記
Posted at 2017/10/29 10:43:36

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この記事へのコメント

2017年10月29日 11:17
こんにちは。

>新しいカーライフ拠点で表現する世界の1つとして、「青春の情景の再現」をあらためて再定義した・・

いいですねぇ、うらやましい。 私も「モノの整理」が全くダメで、雑誌類も部品も古い物ほど価値が有る、、のに、カミさんは古い物から捨ててゆく、、ためにいつももめています(;^_^A

こういうしっかりしたコンセプトづくりがキチンと家族で共有できているとうまく行くんでしょうね。
コメントへの返答
2017年10月29日 11:52
こんにちは。

過分なお褒めのコメント、大変恐縮ですm(__)m

実際は、私の考え方自体を家族が理解してくれているというより、私が最も大切にしている世界は不可侵であり尊重すべき・・・と観念してくれているというのが正直なところです(苦笑)。
私はクルマに限らず、断捨離というコトバを拒絶するくらいモノに執着心があるので、実は現在も、母親が大切に保存してくれていた40年前の「学研・ひみつシリーズ」が、家族の支持を得られずに廃棄の危機に瀕しています(汗)。
2017年10月30日 8:46
おはようございます。当時は
「EUNOS]=ロードスターの事であり
「EUNOS」=外車?か
ってな感じでした。最初は
私もその一人でしたが
すぐにマツダだと理解し、友人の誤解を解いてまわってたのもはるか昔

私の住む地方都市、人口65000人程度のとこでは
マツダオート店がアンフィニとなり
マツダ店のみそのまま(それは今も唯一現存している店舗)
市内の大きな個人経営自動車店がなんと、
EUNOS
オートラマ
フォード
3つの看板を上げちゃんぽん状態
なんだかな~と思っていたのも懐かしい思い出です。
その自動車屋さんも倒産し今では廃墟
華々しかった店舗は現存しているものの廃墟
そこに新車のユーノスロードスターが飾られていたことを覚えている方も減ったでしょうね~
かくいう私も毎日そこを通るからなおさら、忘れていました。
Nuk-P@RailStarさんとは真逆に私には
バブルを象徴する過去の遺産として記憶されています
もちろん、いい記憶、過去としてですよ♥
バブルが無ければ3ローターコスモも
ルマン優勝も
あの頃のカッコいいデザインのマツダ車も
生まれていない可能性がありますよね
そう考えるとあの拡大(肥大)政策も必要だったはず!
コメントへの返答
2017年10月31日 0:05
こんばんは。
ロードスターとユーノスを完全に同一視されている方は多かったですね。とくに、それほどクルマ好きでない方を中心にして。
それでボンネットを開けてMAZDAのエンジンが載っていることにビックリ(ガッカリ?)なんて話もよく聞きました(苦笑)。

こちらの街では、マツダオート改めアンフィニ店とユーノス店が同じ敷地内で共存してましたが、同時に3つの看板とは驚きですね。たしか、各チャネルが個性を明確に分けていたはずですけど、同じ経営者だと単に取扱い商品のシリーズ名違い、くらいにしか映らなかったでしょうね・・・。

私はEUNOSを決して”負の遺産”と見做しているわけではなくて、本文に書いた通り、基本的にはポジティブなイメージです。ただ、当時の私は最もスポーティー路線だったアンフィニがお気に入りだったので、ユーノスにはあまり肩入れしてませんでしたけど。

今あらためて思うのは、当時のマツダは箱(チャネル)ばかり急いで準備して、それに相応しい中身(チャネルを体現するクルマ)が追い付いていなかったのに対し、現在のマツダは逆に、中身の熟成に箱が追い付いていない感じを受けます。
ここ最近のシックで落ち着いた佇まいの新店舗開発を見るにつけ、かつてのEUNOSチャネルがうまく時流に乗って今も存続し、ブランドを着実に熟成していたら、箱と中身の軌跡が壮大な交差を演じる可能性もあったのに・・・と思わなくもありません(^^;)。
(ま、廃止・統合の不幸な歴史を経たからこその現在なので、存続という仮定はナンセンスですけど)
2017年11月7日 22:03
こんばんわ。 初めてコメントします。

私も27年前にEUNOSに魅せられ、レアなユーノスグッズを集めましたよ。
5年前に手放してしまいました。
トレーナーのように押入れの片隅に保管できれば良かったのですが。

私のグッズは「100」でした。
ASTINAの前期型に無い1800ccのエンジンが欲しくて買っただけで、EUNOSだから買ったわけではないのは御愛嬌。

その車は、ASTINA大好きな方にお譲りして、同じ空の下、今でもナンバープレートが付いて生きているのが幸せです。
コメントへの返答
2017年11月10日 23:50
こんばんは。
コメントありがとうございますm(__)m

今となっては全て稀少な存在となってしまいましたが、当時のEUNOSは高級で若々しくて、抜群のイメージを放っていたと思います。

ユーノス100!
アスティナよりも落ち着いたディテール処理やシックなボディ色も魅力的でしたけど、1600DOHC止まりだった当時のアスティナに対し、プラス200ccのアドバンテージは光ってましたし、走りの余裕はEUNOSブランドの上質なイメージにも合致するものだったのではと思います。

現在も次のオーナーさんの元で大切にされているとのこと。とても嬉しい話です^^。

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