えーと・・・
突然ですが、今回の画像について。
最近、私がちょっと気になっているクルマ・
Renault Kangooのフロントショットです(※ルノージャポン公式サイトより拝借)
真偽のほどはともかくとして(笑)、おおよそマツダ車しか興味がないと思われている私が、何故に今このファニーな欧州製の多用途車に関心を持ったかというと、別に自動車雑誌で提灯記事を目にしたわけでもなければ、ネットで目を惹く情報に行き当たったわけでもなく、もっと単純な理由で^^;。
それは、ここ周南市という寂れゆく地方都市にあって、遠くからでも一目でそれとわかるカングーの個性的なスタイルに出くわす機会が、ここのところグンと増えているのですよ。
もとより、傍目にも「広い」とわかる実用的かつ個性的なフォルムが印象的だったのに加え、街中で目にするボディカラーも、現行モデルのイメージカラーと思われる「JAUNE AGRUME」(イエロー)やVERT MER(ライムっぽいグリーン)を筆頭に、前期型や旧型まで含めるとホントに多彩なバリエーション。
それらとの遭遇頻度がジワジワ増えてきたものだから、俄然、私の“気になり方”に変化が生じ始めていたのは・・・たしかに紛れもない事実でした。
でも、
単にそれだけの話なら・・・このたびの熊本地震の被害の甚大さや被災者の方々の心労の蓄積に心を痛めている私が今、わざわざブログに上げることはしなかったでしょう。
実は先日、他でもないそのカングーが主役となった”あるシーン”に遭遇したことがとても印象的で、ぜひ伝えたいと思い立ったのです。
それは日曜の夕方、実家のアクセラで自宅を目指していた時のことでした。
市内の目抜き通りの交差点で信号待ちをしていると、真後ろにイエローのカングーが停まったのです。
ルームミラーに映るその姿が、ちょうど今回の掲載画像のようなアングルでね。
ドライバーは年配の男性、同乗者はご家族か友人で、5名のフル乗車。
その時、おそらく誰かが私のアクセラのことを話題にしたのでしょう、即座に全員の視線が一斉にこちらに注がたのです。(※背後から夕陽を浴び、ソウルレッドの艶と輝きは抜群だったはず・・・笑)
その光景をルームミラー越しに見た私が
思わず驚いてしまったのは
5人の顔と表情がハッキリクッキリ見えたこと(笑)
いやマジで。
普通のクルマだったら、せいぜい前席乗員の顏が見えるくらいで、後席乗員なんてその存在すらハッキリとは判別できません。なのにこのカングー、持ち前の空間の広さと視界の広さ、それに車室内の採光の良さが相俟って、まるで記念写真撮影に応じてくれたかのように、5人全員の顏が隠れることなくハッキリ見えたのです。しかも、誰一人として無理な態勢を取らずに、ですよ。
これは裏を返せば、乗員全員に対して、ドライバーとほぼ同等のクリアな前方視界が開けていることの証左に他なりません。これって意外に難しいことですよね。
ここまでの開放感や一体感を備えた巧みなパッケージング上の演出があれば、今回の5人の皆さんの興味津々な表情を見るまでもなく、自然と乗員同士の会話が弾むような楽しいドライブが常に創出できているに違いない、そう私は確信したのです。
ホント、ルームミラー越しに後続車を見ていて、ここまで晴れやかな気分になったのは久しぶりのことでした。
やるな、カングー。
たしかに、ウェブサイトやカタログを飾る迫力ある決め写真も良いけれど、私がクルマに本質的な魅力を感じる場面というのは、そんな特別な演出がされた空間ではなくて、むしろごくありふれた日常生活や遊びのシーンの中で、時に生き生きと、時にカッコよく、オーナーやその家族・友人と有意義なひと時を共有している姿。
そこで最も大切なのは、スペックやスタイル、ましてや車両価格といった要素自体ではなく、それらも含めた様々な構成要素によって導き出された「人々の笑顔」なんです。
私は無類のクルマ好きを自称する一人として、引き続き大切なマイカーたちを題材にして、少しでもそんな素敵なシーンを描いていきたい・・・そんな思いを新たにした次第です。
そして、被災地のクルマ好きの皆さんのところにも、こうした素敵な笑顔が一日でも早く戻ってくるよう、私は心より祈念せずにはいられないのです。
Posted at 2016/04/19 23:34:01 | |
トラックバック(0) |
隠れ家よりご挨拶 | 日記