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Nuk-P@RailStarのブログ一覧

2015年11月22日 イイね!

緊急ピットイン

緊急ピットイン「ちょっとディーラーに行ってくるね~」

約束した14時半の少し前、計算し尽くされた(笑)ズバリのタイミングで自宅を出ようとした私に、日曜参観から下校したばかりの長女から”待った”が掛かります・・・。

「あ、一緒に行く?」
そこから着替えを待つこと15分、もちろん大幅な遅刻であります(苦笑)。
(こちらの地方、小学生は制服着用なのです・・・)

「すみません、すっかり遅れちゃって・・・」
サービスマネージャー氏と挨拶を交わしながらショールームの一角に陣取ると、小4のチビ画伯はキッズコーナーに直行。ぬり絵の用紙と色鉛筆を調達すると、席に戻って早速創作活動を開始。
時折り、奥の整備エリアで出入りを繰り返すマイカーをじっくり観察しながら、またも渾身の力作を描き上げて(塗り上げて)くれました。

それにしても、ビアンテのぬり絵を見て即座にオレンジの色鉛筆を手に取る子供って、世界的に見てもきっと珍しいよね?(爆)。

さて

6ヶ月点検にはちと早い我らがビアンテが突然の入庫をしたのは、幾つか気になる症状が発生したため。
一つはヘッドライトの光軸ズレ、もうひとつはフロントの足回りからの異音です。
そう、勘のイイ方はもしやと思われたかもしれませんが、何れも7月に実施したローダウン化に起因すると思われる症状です(^^;)。

まず、光軸ズレの件は、前日、薄暮の時間帯に走行してハッキリと認識できたもの。
前走車のリアを照らすヘッドライトの稜線が明らかに予想位置よりも上方に移っていて、タクシーなどの3BOXセダンならリアトランクの上端ギリギリ、背高ミニバンならリアのコンビランプとリアガラスの間くらいで、あと少しでリアガラスを直射しようかという勢い。
こうなってしまうと、ビアンテの納車2ヶ月後に早くも光軸を下向きに調整してもらったほど、対向車や前走車への”光害”には普段から気を遣っているこの私ですから、完全に「アウト判定」なゾーン(^^;)。

ローダウンスプリングへ交換して早4ヶ月。
週末のみの稼働ゆえ、車高が落ち着くまでに多少時間が掛かったのと、夜間の走行が少ないので気付くのが遅れた面はありますが、結果的にフロントよりもリアの沈み込みが大きかったのですね。
調整作業をしてくれたサービス氏によると、光軸テスターは「やや」上向き加減を示していたそうなので、私自身の光軸センサーは間違っていなかったようです(^^)v。

一方、下回りからの異音発生は、1ヶ月前くらいから発生し始めたもの。
但し、大きめのコトコト音は常に発生しているわけではなく、そのシーンは・・・
 ①週末稼働の一発目に
 ②自宅前の急坂を下り始めた時

と決まっていて、ごく限定的な発生というのが摩訶不思議なところ。

あ、念のために言っておくと、ローダウンスプリングへ交換した時点で、走行中のノイズ発生は格段に増加しているので、今頃になってそれらをイチイチ論っているのではありません。最近になって明らかに違う音が加わったので違和感を覚えたというわけ。
但し、経験上、異音は究明や根絶に時間が掛かるものなので、私も多くを期待していませんでした。
念のため、フロント足回りの締結部品を一通り確認してもらい、緩みやガタがないことが確認できればまぁ御の字。異音とはこれから根気強く付き合っていかねば・・・と、半ば諦めモードだったのです。

ところが、長女がぬり絵を完成させ悦に入っていた頃、サービスマネージャー氏が
「原因がわかりました!」と知らせてくれたものだから、思わずビックリ。

なんでも、右側のロアアームには明らかな打痕が、左側にはその一歩手前の擦れ跡が確認できたとのこと。(たしか相手部品は・・・スタビだったかな 汗 【追記】自分で覗き込んだ限りではフレームの部材のような気がします)
おそらく、経年劣化でアームのブッシュにガタが発生していたところに、ローダウン化による相対位置変化が重なり、クリアランスが極端に減少してしまったのでしょうね・・・。
これなら、急坂を降りていく際、最も荷重が掛かるフロントの右側(=運転席側)から顕著な音が発生していたのも妙に納得がいく話です。

「いやぁ、ホントにありがとうございました」
徹底的な原因究明の上、幾つか解決策まで提示してもらったのですが、私としては、とにもかくにも異音の原因が特定できたことは望外ともいえる成果で、大きな前進(^O^)。
ひとまず、異音発生のからくりは理解できたので、注意すべきところは注意しながら、今後発生頻度がどう推移していくのか、引続き様子見をしていきたいと思います。
2015年08月15日 イイね!

ひとまずのローダウン検証 ~その2・補足版~

ひとまずのローダウン検証 ~その2・補足版~7年目の車検時に、初めてローダウン化を実施した我が家のビアンテ。

新車購入時には全く予定になかった(苦笑)という、この世紀の大変身については、先日、「外観(見映え)」、「走行性能(乗り心地)」、「実用性」の順に、私なりのファーストインプレッションを綴りました。

それらを大雑把に振り返ると、外観の印象はニュートラル、走行性能はネガティブ、実用性はポジティブ、と三者三様だったものの、最大の目的だった母親の乗降性改善が認められたのをはじめ、乗降性・積載性に一定の改善効果が見られたことから、スプリング交換のみという安直な内容ながら、今回のモディファイを「踏み切った価値はあった」と総括するに至っています(^^;)。

但し、走行性能の評価に関しては、突き上げの悪化が目立った「乗り心地」だけ。
気になる「ハンドリング」が未評価だったのですが、このたび、盆連休の広島帰省にビアンテを担ぎ出すことで、ようやく高速道路と郊外の三桁国道を走行する機会に恵まれたので、ここでそのインプレッションを追加しておこうと思います。

走行ルートは、山陽自動車道を小一時間と、広島市北西部の三桁国道を同じく小一時間、トータル120km程の走り慣れたルートで、往路は家族4人乗車、復路は私1人で合計250kmを走行。

さてその結果は・・・
時折り、路面の段差や凹みを拾ってガツンと大きな突き上げを喰らい、思わず眉をしかめてしまうシーンはあったものの、バネレートのUPでロールやピッチの動きの絶対量が抑制されたことが、重心高の高いミニバンにおいては、思いのほかハッキリとした挙動の改善として感じ取ることができました。
即ち、高速道路や郊外の新設路など、舗装の状態が良い所ではピタッと吸い付くように安定した走りを示してくれるようになったし、三桁国道などのワインディングでは、従来のように大きくゆったりとした揺れやその戻りを見込んで、次のペダル操作やハンドル操作を微妙に”待つ”必要がなくなり、挙動と挙動がよりリニアにつながるように感じられたのです。

コレ、ドライバーにとっては実に”楽チン”なことでありまして(^^)。

無論、同乗の家族に不快な思いをさせることがないよう、走行中は常に自身のセンサーをフル稼働させ、適度な緊張感を持続していくこと自体は何ら変わりませんが、一つ一つの挙動が少しずつ早めに収束してくれるので、より直近の操作に集中できるようになったし、全体としても余裕が生まれたのは事実。
本日の復路なんか、あくまで家族を乗せているという想定で三桁国道を一人楽しく下っていたら、いつの間にか後続車を引き離してしまってましたから・・・8年目にして、ビアンテの走りにちょっと開眼した気分(^^;)

もっとも、GW連休のドライブ時にも書いたように、一定の時間を連続走行したことで、タイヤの内圧やダンパーの作動が最適化されたことも、好印象の見逃せない要因のひとつでしょう。
週末に子供たちの送迎で近距離走行を繰り返すだけでは、十分なウォームアップは難しいですからね。

というわけで、こと「ハンドリング」についてはポジティブな印象が残りました。
ネガティブな印象だった「乗り心地」と2つを合わせ、あらためて「走行性能」として再評価すると、ややネガティブなところまでは挽回できたでしょうか^m^。

ただ、ドライバーはゴキゲンでも同乗者は・・・というのはよくある話。
昨日今日で感じたこの好ハンドリングが同乗者に与える影響についても、引き続き注意深く観察していきたいと思います。
2015年07月30日 イイね!

ひとまずのローダウン検証 ~その3~

ひとまずのローダウン検証 ~その3~3回目の車検を機に、購入当初は全く想定すらしていなかった「ローダウン」という足回りモディファイに踏み切ることになった、我が家のオレンジビアンテ。

その目的は、膝を悪くした小柄な母が乗降に苦労している現状を打開することであり、それ即ち、我が家随一の快適ピープルムーバー・ビアンテの存在価値をしっかり取り戻すこと。つまり、日常の通院や買い物のサポート時はもちろん、三列ミニバンが真価を発揮する三世代同乗時などでも、従来のように気兼ねなく登板させられるようにしたかったわけですね。

そういう意味で、第1回の「外観(見映え)」、第2回の「走行性能(乗り心地)」と続いた一連のローダウン検証も、いわば壮大なまでの序章に過ぎません。
第3回となる今回、注目の乗降性も含めた「実用性」を検証することによって、私なりのファーストインプレッションもグンと完成形に近付き、満7年を以て決行した足回りモディファイの是非についても、ようやく全体像が見えてくることになります。

え? 
そんな重要項目なのに、何故ここまで検証を後回しにしたのかって?

そりゃあ・・・仕方ありませんよ。
主役の母に乗ってもらう機会がなかったんですもの(笑)。

あ、でもここには自称・孝行息子なりのポリシーというか美学がありまして・・・

もちろん、ローダウン直後にすぐさま実家に立ち寄って、
「ホラホラ、母さんのためにクルマを低くしたから、ちょっと乗ってみて!」
なんて、性急に結果を求めることはできましたよ。
でも、そんな親切の押し売りは、私の親孝行のスタイルに非ず。
あくまでも自然にその機会を創り、さり気なく反応を窺ってみる・・・その点に是非こだわりたかったのですね。

そんな理想的なチャンスが訪れたのが、ローダウンから25日が経過した昨日でした^m^。

この日は母の検査予約が15時だったので、総合病院への往復と、父が趣味の畑で野良仕事に興じる時間帯とが見事にバッティング。そこで私はこれぞ千載一遇のチャンスとばかりに
「今日はアクセラが使えないから、ビアンテで行くよ~」
と母に予告した上で、お迎え時には最もフロア高の低い(=最も乗降性改善が見込まれる)助手席へと誘ったのです(^^)。

さぁ、気になる検証結果は・・・

最後にとっておくとして(笑)、それよりも先に、我が家における様々な実用面での気付きから述べておきたいと思いますが、ここではあらためて、人間の感覚の鋭さを思い知ることになりました。
なぜって・・・
決して毎日利用しているわけでもなく、週末のたびに平均で1時間くらいステアリングを握る程度という私とビアンテの関係ながら、僅か3センチの車高ダウンを、あらゆる場面で如実に感じ取るという展開が待ち受けていたから。

まずはディーラーでの初対面の瞬間。
正面方向からクルマに少しずつ近付いている最中、「うわっ、低ぅ!」との印象が早くも襲来(笑)。
次に・・・クルマの傍らに立つ、ドアハンドルに手をかける、サイドシルをまたぐ、シートに腰を下ろす・・・一連の動作のすべての瞬間に「うわっ、低ぅ!」の連発(笑)。
まぁとにかく、過去7年間で十分に見慣れているはずのオレンジ色の大きな三次元の物体が、少しだけ俯瞰する角度が変わっただけで、かなりの違和感を伴うことにビックリ。
そして、極め付けは運転席から降りるとき。
従来の感覚で降ろした右足が、幾分早いタイミングで地面に着いてしまうので、思わずズッコケそうになること、毎回の如し(爆)。

もうね、僅か3センチと高を括っていたのに、ニュービアンテの目線の違い、新しい相対位置に慣れるまで数週間を要しました(^^;)。
それだけに、実用性の変化代もハッキリと感じ取れるわけで、幸いにも今回のローダウン、家族の乗降時にも荷物の積み下ろし時にも、基本的には有利な方向に作用してくれていて、これといったデメリットを感じずに済んでいます(^^)v。
実際、私の腰の高さ(=足の長さ 苦笑)では従来、運転席に乗り込む際にほんの少しだけ伸び上がる必要があったのですが、今回の3cmダウンで見事に座面高さとの位置関係が逆転。僅かながら、他のマイカーと同じく「上から下方向」への楽チンな乗り込みスタイルが実現(^^)v。
そうそう、初めて後席に乗り込んだ長女なんか、私が事前に知らせてなかったのに「わぁー、低くて乗りやすくなった!」と素直に声を上げてましたしね~。
無論、リアラゲッジもそれ相応に低くなったので、三列目シートバック越しに座面のチップアップ操作をする際も、随分と手が届きやすくなった気がします。

ついでに洗車も楽になった!・・・というと、さすがにちょっと言い過ぎですが(爆)。

但し、全てが良いこと尽くめだったわけではなく、自宅車庫ではこんな意外な実害が発生・・・。


従来は高さ方向に余裕をもってかわせていたカーポートのL字雨樋が、右ドアミラーと干渉(-_-;)。
こればっかりは全く予期してなくて、完全に意表を突かれてしまいましたね・・・。
ちなみにこの写真は・・・干渉の発生を受けて急遽パイプの下端部を数cmカットし、雨樋全体の位置を下げる対策をした後のShotです(^^;)。

その他、現時点ではまだアクシデントにこそ至っていませんが、今回のローダウンでアプローチアングルやデパーチャーアングル、ランプブレークオーバーアングルが一気に減少したのは明白なので、これまで一切気を遣わなくて良かった分、急傾斜への乗り入れ時などは余計に注意をしておかないといけなさそうですね。

ということで、我が家においては概ねポジティブな評価となった「実用性」。
さてさて、今回のローダウンの主目的である、母の乗降性改善は一体どうだったのか。

お待たせしました
気になる検証結果は・・・

「バッチグー!」

(いけね、死語だった・・・爆)

フロア高や座面高が低く、最も有利な条件下にある助手席限定の話ではありますが、私がサポートをしなくても容易に1人で乗り降りができる感じとなり、従来のように、地面との高低差と苦闘しながら「ひと仕事」しているような大変さは消え失せました。
とくに、今までは座面の端に身体を預けて滑り降りるように降車していた母を見て何度も心を痛めていたので、スッと自然に降りてくれたのを横目で見た瞬間には、「チャレンジして正解だった!」と強く確信したし、思わず涙が出そうにもなりましたよ(^^;)。

いやホント、ローダウン実施から1ヶ月近く経った今頃になって、ようやくホッと胸を撫で下ろした気分です。
前回までの検証報告の通り、「外観(見映え)」こそ”可も不可もなく”とニュートラルながら、「走行性能(乗り心地)」は完全にネガティブ。もしここで「実用性」において、肝心の母の乗降性改善が認められなかったら、一体何のためにローダウンしたのかわからなくなるところでしたから・・・(汗)

幸いにも最悪の展開には至らず、当初の最大の目的は果たせたので、今後はゆっくりと時間をかけて、ネガティブポイントの打開策を「心穏やかに」検討していきたいと思います。

あ・・・「走行性能(ハンドリング編)」もいつか検証しないといけませんね(^^)。
2015年07月28日 イイね!

ひとまずのローダウン検証 ~その2~

ひとまずのローダウン検証 ~その2~7年目の車検に絡めて、高齢者の乗降性改善を狙ったローダウンを実施した我が家のビアンテ。

現時点での私なりのファーストインプレッションを記しておこうと始めたこの企画、初回の検証テーマ「外観(見映え)」については、元々意図した項目でないことも手伝って、見た目が明らかに変化したにもかかわらず、「可もなく不可もなく」との控え目な印象となりました。

そして第2回の検証テーマは「走行性能」

前回に引続き、このたびのモディファイの主目的ではない項目ですが、「外観」とは大きく違い、走行中は常にその影響が及ぶことを考えると、ドライバーはもちろん、同乗者にとっても決して無視できない要素です。
但し、本来であれば「ハンドリング」と「乗り心地」の2点を述べたいところですが、なにせ、世紀の大変身からまだ3週間あまり・・・。高速道路や郊外のクルージングに担ぎ出せていないまま、短距離の市街地走行だけでニュービアンテのハンドリングを云々するのはさすがに無理があるので、今回は「乗り心地」に限定して述べたいと思います。

で、いきなり結論から言ってしまいましょう。
この手のインプレッションで常套句の「許容範囲」というコトバを用いるならば、我が家におけるビアンテの使命 ---つまり、家族の送迎から休日のロングドライブ、さらにはここ一番の多人数乗車までをこなす「快適ピープルムーバー」--- を前提にした場合・・・

明らかに「許容範囲外」(苦笑)

ごく通常の、おとなしい市街地走行においても顕著に現れる「突き上げの強さ」と、ロール時やピッチング時の「挙動の粗さ」は、快適ピープルムーバーという形容詞を返上しなければならないレベルに感じます。
ま・・・百歩譲って、自らステアリングを握り、クルマの挙動が常に予測できるドライバーは許せるとしても、同乗者に対しては、事あるごとに「あっ、今のゴメンね・・・」と罪悪感に似た思いが去来してしまう始末(-_-;)。

なぁんて言い放つと、ひたすら主観的で独りよがりな意見に聞こえるかもしれませんが、実は今回から導入したドライブレコーダーが何よりの証言者。現在は「0.5G」以上の衝撃感知でアラーム音が鳴るデフォルト設定のままなのですが、橋の継ぎ目をゆっくり通過しても、自宅周辺の荒れた路面を慎重に徐行しても、とにかく上下Gがアウトでピーピーとアラームが鳴りっぱなし(苦笑)。
これではとてもじゃないけど、設定値を0.3Gなんかに下げられませんよね・・・(^^;)。

ということで、7年間にも亘ってノーマルの足回りと付き合ってきたお陰で、これまでは走行中に目地や段差、路面のアンジュレーションをさほど意識する必要がなかったので、ローダウンスプリングを入れた現在は、かなりドラスティックな意識改革を強いられている状況(^^;)。しかも、相当運転に気を遣ったつもりでいても、唐突な挙動の発生をほぼ完璧に封じ込める気配が未だ感じられず、秘かに苦悩中です。

ちなみに、スプリングメーカーさんもこの点は十分認識しているようで、製品パンフレットには乗り心地の悪化についてハッキリと言及してあります。ただ私には、ミニバンでこの乗り心地を「許容範囲内」と解釈するのは難しいと言わざるを得ないので、どうせなら「乗り心地の悪化を一切厭わない方におススメ!」ってくらい、衝撃的に謳ってほしかったかも(爆)。

かしながら、そんな予想外の乗り心地悪化に動揺しつつも、まだ情状酌量の余地があると思えるのは、私が7年・4万キロ走行の状態から単純に「スプリングだけ」を入れ替えているという点。
「お客さん、中古ダンパーとの組み合わせでは、マッチングが厳しくなって当然ですよ!」
そんなメーカーさんの反論が聞こえてくるようで、ここは正直、引け目を感じるところではあります(^^;)。

私がスプリング交換を決行する直前、お友達のタッチ_さんがご親切にも純正ダンパーの同時交換を推奨してくださった理由がまさにコレですね。
そこで私があえてダンパー交換を見送ったのは、もしダンパーを同時交換してなおも不満が残ったら・・・という手詰まり状態への懸念。つまり、乗り心地改善への切り札的なカードを一旦温存することにしたわけで、結果的にはこれが今後への期待を抱かせる頼みの綱に(汗)。
でも・・・正直なところ、仮に新品の純正ダンパーを担ぎ出したところで、大勢に影響がないような気がしないでもなかったり(爆)。

ま、一見平凡で特徴なく思える純正の足回りでも、様々な使用条件で様々な性能要件を満たすよう、自動車メーカーが手間と時間をかけ、惜しみなくノウハウをつぎ込んでじっくり仕上げた絶妙のバランスを維持しているという当然の事実を、あらためて思い知らされた気がしますね。

ということで、ちょっと辛口なインプレッションとなった第2回の「走行性能」(但し、乗り心地編のみ)。
でも、これだけで今回のモディファイの成否を占うのはあまりに早計な話。何度も繰り返しますが、「外観」にしろ「走行性能」にしろ、今回のモディファイの主目的ではないのですから。
やはり、最後の「実用性」を検証してみないことには何ともいえないのです。

実はこのブログを書いている時点では、決定的な実用性検証が未実施なので、ひとまずの結論の行方さえ、まだまだ予断を許さない状況です。
さてさて、一体どうなりますことやら^m^。
2015年07月15日 イイね!

ひとまずのローダウン検証 ~その1~

ひとまずのローダウン検証 ~その1~7年目の車検を機に、ビアンテに実施したローダウン。

その目的はお年寄りの乗降性改善で、ひとまずスプリングを社外品に交換しただけですが、そもそも購入当初からつい最近まで、三列ミニバンの足回りモディファイなんて、全くといっていいほど私の眼中になかったものでした。
それによって得られるものと失うものを冷静に勘案すれば、リスキーなモディファイに映るというのがその理由で、今回も強い目的意識 --- 即ち、膝の悪い母が乗降に四苦八苦しているのを何とかせねば! --- との思いがなければ、たぶん踏み切ることはなかったでしょうね(^O^)。

要は、今回のモディファイの唯一かつ最大の狙いが、車高ダウンによる乗降性改善だったわけで、それ以外の効果などハナから期待していなかったし、むしろ、走行性能や乗り心地面でのデメリットを危惧していたというのが正直なところ。・・・なんて言いつつも、何か予想を裏切るサプライズがあってもイイよなぁ・・・と秘かな期待を寄せていたのも事実でして(笑)。

そんなわけで、世紀の大変身から10日余り。
予め想定していたものかどうかは別として、2度の週末を消化した現段階で、私なりのファーストインプレッションなるものを、「外観」「走行性能」「実用性」の3項目に沿って綴っておきたいと思います。

で、1回目の検証項目は・・・「外観(見映え)」
まずは序章から、って感じですね(^^)。

一般には見映え改善のためにローダウンするケースも多いはずですが、今回の場合は本題でないので、その結果がどうあれ、今回のモディファイの評価を左右する事態とはなり得ません。
・・・と予めお断りした上で、7年目にして大変身を遂げた愛車に対する印象をまとめると

「決して失敗とは思わないけど、自信作でもないかな(苦笑)」

アハハ・・・(^^;)
そもそも、見映え改善が目的ではないので、もし仮に、世にいう「カッコイイ」ビアンテに変身を遂げていたとしても、当の本人は「え、そうですか?」なんて素っ気ない反応に終始していた可能性だってあったわけです。
そこへきて、ローダウン化した愛車をディーラーの駐車場で初めて見た瞬間の印象ときたら、

「う・・・なんか品が無いというか、ガラが悪いというか」

なんていう、結構ネガティブなものだったのですよ(苦笑)。

ま、品性云々なんて単なる私の主観に過ぎないし、10日以上経過した現在ではそれにもすっかり慣れてしまったか、初見時のショックは完全に癒え、もはや嫌悪感やその類のものは一切ありません。
あらためて思ったのは・・・「たかが30ミリ、されど30ミリ」。正直、183センチの身長がほんの3センチ縮んだだけで、こうも見た目の印象がガラッと一変するとは全く予想していませんでしたから(^^;)。

ただ、自分自身どうにも腑に落ちなかったのが、二度の週末を通じて、様々な場面で様々な角度から我がビアンテを眺めていても、なかなか「程良く落ちた」との(よくある)褒め言葉に行き着かなかったこと。
30ミリなんて常識の範囲内というか、少なくとも過度なローダウン量ではないはずだし、現にベタベタに車高が落ちた雰囲気など全くないにもかかわらず、どこか引っ掛かるというか、釈然としない部分があったのです。
そして先週末、やっとその答えらしきものが見つかったのですよ。

それは・・・冒頭の画像から感じるフロントタイヤ周りの「違和感」。

え? 別にフツーじゃん・・・一体どこがオカシイと??

いや、たしかにそうなんですよ。
自分でもホントに些細なことだと感じてしまうのですが・・・
その違和感とは、Frタイヤハウスの円孤形状から導き出される仮想的なタイヤ中心位置と、ローダウンによってやや上方移動した実際のタイヤ中心位置との「視覚的なズレ」。

というのも、ビアンテのタイヤハウス形状は真円に近いものではなくて、下に行くほど開き加減なカタチ。
(ま、どのクルマも大なり小なり、そのようになってますけどね)
このため、タイヤハウスのスキが前側~上側~後側で均一とならず、上側だけが狭まって見えるので、タイヤがボディにめり込んだような印象を受けてしまうのです。そして、そこに漂うのは・・・玩具のミニカーが子供に上から容赦なく押さえ付けられているような「痛々しさ」(苦笑)。

今思えば、ローダウン前のビアンテ(=標準車高)は呆れるほどタイヤハウスのスキがあって、そこが気になる人には到底許容できないレベルだったかもしれません。但し、全周にわたるスキの均一性に関していえば、決して悪くはなかったのです。いやむしろ、ぐるっと均等に(大きめの)スキが確保されていたので、かえって視覚的な破綻を感じなかったというオチですね。

そんなわけで、「程良いダウン」というコトバが封印された理由はなんとなく判明。
でも単に、ローダウン化による見映えの印象が「望外なポジティブ」とならなかっただけのことで、まぁ、最初に断った通りで、全体からすれば大した問題ではありません。

逆に、気に入っている点もあるんですよ。

この画像がそれで、ローダウンによって一段とネガキャン度が増し、リアタイヤの踏ん張り感がより強くなったのは、結構お気に入りのポイント(^^)。
車検時に外されてしまった厚さ5mmのスペーサーを再装着するかどうか、真剣に迷ったほどでしたから・・・(結局は再装着)。
ま、早くアライメントを取り直さないと、タイヤが片減りしちゃいそうですけどね(^^;)。

そんな感じで、ローダウン検証の1回目「外観(見映え)」に関しては、「可もなく、不可もなく」とのインプレで締めたいと思いますm(__)m。

プロフィール

小学生の時代に到来したスーパーカーブームがほぼ終わりかけた頃、極めて身近な存在だった国産車、とりわけ強烈な個性が滲み出る'50s~'60sの旧車に強い興味を持っ...
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