
その異変が起きたのは、連休最終日となった4日夕方のこと。
17時過ぎに実家にアクセラを取りに行き、自宅へ向かってゆっくりと走り始めたら、何かしら、通常の走行音とは異なるノイズが側方から侵入しているような気がしたのです。
そこで、アンダーパスの通過時に左の窓を少し開けてみたら
シャリ シャリ シャリ シャリ・・・
たしかに、聞き慣れない音が反射して周囲に響き渡っています。
そして、その妙な音は、クルマが動き始めると発生し、クルマが停まると消える。
とくれば、まぁ・・・経験上、キャリパーの中に異物が噛み込んでいてブレーキローターと擦れている音だと想像できるし、おまけに異音の発生源はどうやら左リアで間違いなさそう。
ただ、困ってしまったのは、既に周囲は闇に包まれていて、今から帰宅してジャッキアップしたところで、問題の部位が正確に特定できる保証がなさそうだったこと。
また悪いことに、明日の仕事始めは朝イチの新幹線で通勤する予定で、周囲がまだ薄暗いうちに自宅を出発しなければならないので、早起きしてジャッキアップするにも状況は全く同じ。
私が日中にアクセラとじっくり対峙できるのは・・・最速でも木曜の朝になりそうな状況だったのです。
しかしながら、明日以降も父親がこんな恥ずかしい音を立てながらソウルレッドのアクセラを走らせるだなんて・・・たとえ数日間であっても到底許容し難いと感じていたのも事実でして(-_-;)。
仕方がない、交通量の少ない港湾道路でハードブレーキングを繰り出し、異物を弾き出してみるか・・・
そう思い立って方向転換を始めたところで、ふとマツダコネクトの時計表示を見れば・・・「17:44」。
「まだディーラーが開いている!」
そんなわけで急転直下、全てを解明してくれるであろう灯りを求めて、明日が定休日というディーラーに閉店時間ギリギリに飛び込んだ私。
なんとも傍迷惑な展開に甚だ恐縮しつつも、退社寸前だったサービスマネージャー氏に事情を説明して、ほとんど人気のないサービス工場にアクセラがソロソロと進入していきます。
待望の明るい照明の下、すぐさまアクセラの下回りを覗き込んだ私が見たものは・・・!?
左リアキャリパーに挟まっていた
「木の枝」・・・いや、よく見たら
「木の根っこ」(笑)
こんな頑強なものがリアホイールを内側から擦り続けていたわけですから、そりゃあ大きな音も出ますわなぁ・・・
「あー、もうわかりました。私が取ります!」
クルマをジャッキアップするまでもなく、ものの数秒で無事、原因となった異物の摘出に成功したのでした。
(ディーラーの皆さん、大変お騒がせしましたm(__)m)
というわけで、冒頭のタイトルフレーズに戻ると・・・
「シャリ音の 正体見たり 木の根っこ」
それにしても・・・
強固に絡み付いていた根っこといい、幾分増殖した気がするサイドシル下部の擦り傷といい、一体父親はこのアクセラでどんな悪路を走破したのでしょうね?(笑)
Posted at 2016/01/04 23:35:40 | |
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隠れ家のアクセラ | 日記