
この木曜日は、久々に丸一日の休暇を取得。
理由は、私達夫婦の結婚記念日(11/30)だったから・・・ではなく(^^;)、母の月イチ通院に付き添うためでした。
朝からアクセラXDで郊外の総合病院まで足を運び、検査と診察、そして翌月の精密検査の相談と、正味時間は3つ合わせてもせいぜい20分程度だというのに、待ち時間はいつも2時間超え。
行き帰りの運転はもちろん、移動中の気遣いや主治医との直接的なやりとりを含めると、本人よりも付き添い役の方が圧倒的に疲れるような気がしてなりません(-_-;)。
とまぁ、折角の15回目の記念日も、完成したばかりの駅ビル周辺を午後から夫婦で散策し、商店街でお祝いのケーキを買ってくる程度に終わり、スペシャル度はうんと控えめでした。
その一方、15年前の
披露宴のスペシャル度はというと・・・
のっけから突如会場が真っ暗になり、ユーノディエールを全開で駆け抜ける767Bの甲高い4ローターサウンドで開宴。会場で流したBGMや映像の数々、会場外にライトアップして停めておいた赤CHARGE号など、まさに私のやりたい放題の演出内容。
もうね、仕掛けた張本人の私は、準備の段階から当日のお客さんの反応が楽しみで仕方がありませんでしたから(笑)。
その、やりたい放題の象徴が、画像の
ウェディングケーキですね。
世界中を探せば、1991年のル・マン24時間レースで総合優勝したマツダ787B(#55)をモチーフにした人が何人かいるかもしれませんが、その2年前の1989年に総合9位に入賞したマツダ767B(#202)をわざわざケーキにした人は、おそらく皆無だと思います。
無論、私にとってこの202号車は唯一無二の思い出深きマシン。
青春の日の憧憬のど真ん中にいて、脳天まで響く超個性的なサウンドと、本コース上で一番目立っていたド派手なカラーリングで、二十歳そこそこの私にそれはそれは強烈な原体験を見舞って、「マツダ」「レース」「ロータリー」にとことん”罹患”させてくれた罪多きマシンなのです。
「アハハ、まぁ、若気の至りってヤツですよ・・・」
その当時は真面目に思いを込めた自信満々の演出だったとしても、ひとたび月日が経ってしまえば、きっとそんな感じで自嘲気味に振り返るのが通常のパターンなのかもしれません。
でも私の場合に限っていえば・・・
世界にひとつの767Bケーキはその日のうちに列席した方々の胃袋の中に消えていきましたが、あれから15年経った現在、今度は世界にひとつの767Bワールドが何段階ものパワーアップを経て、新居のガレージや自室の中にしっかりと根を下ろしました。
あの日のケーキの目撃者の中にも、さすがにここまでの展開を予想した人は殆んどいなかったでしょう。
でも、私自身の意識は全く違っていたのです。
その時もきっとそうだと確信していたし、さらに年月を重ねた今は、さらに声を大にして言えるのです。
このマシンこそが、現在の私を形成した”原点”なんだってことをね(^^)。
(ブレないのか成長してないのかは・・・判断をお任せしますけど 笑)
Posted at 2017/12/01 23:55:25 | |
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隠れ家発のWW2 | 日記