
新加入のMX-30が我が家に様々な新風を吹き込んでいるという話の続編。
前々回の①では色彩面、前回の②ではライフスタイル面での変化を紹介したので、今回の③では、カーライフ…つまりはEVライフについて述べます。
でもその前に・・・
今回の選手交替、最初から「EVありき」だったわけではないのですよ^^;。
ことパワートレインの種類でいえば
SKYACTIV-G
SKYACTIV-D
SKYACTIV-X(e-SKYACTIV X)
MZRガソリン
13Bロータリー
とバラエティに富んでいるマイカーたち。元々意識なんかしていなかったのに(笑)、図ったように見事に看板の重複を回避しています。
でもその傍らで、実は"レシプロガソリン"が3台存在するし、嫁さん専用車に関しては、なんと3代連続のSKYACTIV-G。こうした代わり映えの無い部分が私は不満で、次こそは未経験のパワートレインを加えると心に決めていたのです。
となると、マツダの自前開発車としてはHEV、PHEV、BEVのほか、直6ならディーゼルも候補に入りますが、何かと話題のCX-60が車格の面で次期代替車に適さないことから、自ずと選択肢はBEV(e-SKYACTIV EV)のみに絞られ、車種はMX-30の一択状態に。結局はその後追加されたPHEV(e-SKYACTIV R-EV)に落ち着くことになりました。
そんなわけで、一応は宣言通り、プラグインハイブリッド車という初物のパワートレインを迎えることになった我が家。
ただ、私が描く一般的なPHEVのイメージはというと・・・
エンジンを駆動用にも発電用にも幅広く活用し、走行中はモーターとエンジンを巧みに共生させて最高の効率を目指すというシリーズパラレル式の賢いハイブリッドシステムに、外部充電機能まで追加した、至れり尽くせりのハイテク車(笑)。
そこへいくと、MX-30 Rotary-EVは明らかに変わり種です。
同じPHEVの看板を掲げていながら、エンジンを発電専用にしたシリーズ式ハイブリッドとしているのも、EV走行距離を少し長めにしたのも、成り立ちとしては明らかに少数派。
別の視点から見れば
・
(発電走行距離) > (EV走行距離)
としたためにその呼称が使えないものの、その性格は限りなく「レンジエクステンダーEV」に近いといえます。
そう名乗れない要因でもある容量50Lの燃料タンクのお陰で、外部充電なしで運用しても頻繁な給油が必須とはならないし、RE発電の燃費さえ許容できれば(苦笑)中・長距離のモーター走行も決して不可能ではないのです。…ま、仮に許容できなければ、外部充電を多用してBEVに近い運用に戻せば良いわけで。
やはり私流の解釈としてはこれまで主張してきた通りで、このクルマに搭載されるREは緊急発電装置。電欠や充電難に対する保険を完備した"不安知らずのBEV"なのです(^^)。
そんなニッチなクルマだと再認識して・・・
これからPHEVと相対する私からすると、100%モーター駆動という単純明快な基本線を置いてくれた上で、そのための電力の調達方法として、外部充電とRE発電の2枚のカード選択を自由に任されている構図は、極めて興味をそそられるもの(笑)。
なぜって、いきなり複雑怪奇かつユーザー側に制御因子のないシリーズパラレル式ハイブリッド車に外部充電運用を組み合わせていくよりも、EV初心者としては遥かに入っていき易いと感じますから。
現時点、我が家のMX-30のオドメータはまだ200km足らず。斯くいう私も通算で4日しかハンドルを握っておらず、CHARGE/NORMAL/EVの各走行モードの選択や、CHARGEモード時のSOC設定など、手探りだらけの状態。ましてや自宅充電とRE発電、経由地や目的地での外部充電の賢い使い分け方など、構想を描く段階にすら辿り着けていません^^;。
でも、自ら進んで乗り入れた新たなチャレンジの世界。
時折り贔屓のREの鼓動をじっくり味わいながら、一歩一歩、楽しくEV経験を積んでいきたいと思っています^^。
Posted at 2023/12/22 17:58:24 | |
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隠れ家のMX-30 | 日記