
土曜日は長男の誕生日祝いと称して、嫁さんと二人で往復500kmの日帰りドライブを敢行。
まずは長男の住む賃貸マンションに生活物資を届けると、本人がリクエストした寿司を食べに市内の回転寿司店へ。その後、近所のホームセンターやドラッグストアで買い物を手伝ってから帰途に。現地の滞在時間は4時間ほどで、往復に要した7時間の方が圧倒的に長かったですね(^_^;)。
それはともかく、久々に親子3人で会話ができ、事故もなく無事に帰り着けて大変メデタシな1日だったわけですが・・・
実は私、今回どのマイカーを担ぎ出すかで直前まで悩んでいたのです。
本来であれば、我が家随一のピープルムーバーにして、狭所での乗降りや荷物の積降ろしで圧勝する
ビアンテが当確となるところ。ただ、現時点では相変わらず機関良好とはいえ、彼是17年目に入った御老体。突発的なトラブル発生も否定できないため、今後は少しずつ負荷を減らしていく方針でして。
また、以前なら次善の策として、次期オーナーとなる予定の長男の習熟も兼ね、
アクセラXDを登板させるケースも考えられたのですが、残念ながら三世代にわたる車両の譲渡計画は現在白紙状態。結果、放出の可能性も高くなったクルマの走行距離を悪戯に伸ばすのは気が引けるところ。
そんなわけで、今後の遠出の足としてビアンテの後継車と目される
MAZDA3が最有力候補だったのです。
しかし、最後まで気になったのは当日の天気。少なくとも夕方までは
ずっと雨模様の予報が出ていたのです。
ウェットでの高速道路走行を考えた場合に、遠くまで見渡せるアイポイントの高さと、接地圧が稼げる1.6トン超の車重は安全面で捨て難いと判断し、私は土壇場でビアンテに白羽の矢を立てたのです。
もちろん、傘を持った乗降のしやすさはスライドドアが一番ですし、御老体のビアンテを労る点においても、悪天候下でなら無理なく走行ペースが抑えられるという算段も含めた周到な決断でした。
ま、嫁さんや長男はそんな葛藤があったとは想像すらしてないでしょうけど(笑)。
果たして、往路の山陽自動車道では、前方視界がほぼ失われてしまうほどの豪雨が頻発し、思わずヘッドライトを常点灯させるほどの状況。上り線・下り線の計3箇所で、ハイドロプレーニングが原因と思われる単独事故で渋滞が発生した直後の現場を立て続けに通過するという、私の長いクルマ人生でも初めてといえる恐怖体験まですることになったのです。
裏を返せば、私たち自身もそんなリアルな危険と隣り合わせの状況を走り抜けてきたともいえるわけで…。斯くいうビアンテだって、深い轍でステアリングの手応えがスッと消えた瞬間は何度もありましたからね。
そんな往路とは打って変わり、雨も止んで時折り夕焼け空まで見えた帰りの山陽自動車道。
"制限速度+10km/h以下"という、つい数年前よりも格段に遅いペースでゆったり西進を続けながら、こうして無事に自宅を目指せていることに一人安堵していたことは言うまでもありません。
そんな私の心境、長年の相棒であるビアンテだけはお見通しだったかも?!
(「ったく、ガラにもないゼ」とツッコミ続けていたに違いない 笑)
Posted at 2024/10/20 14:24:12 | |
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隠れ家のビアンテ