
実はここ数年来・・・私には折に触れて自問自答する重たいテーマがありました。
決して頻度は高くないし、執拗な答え探しもしないので、毎回やり過ごしてしまうのですが、いつかまた脳裏に浮かんでくるのです。
それは・・・
私は本当にドライブ好きなのか?
という根源的な問いかけ。
それこそ免許を取った若い頃は、三度の飯よりもドライブ好き。週末のたびに朝から晩まで、目的地も定めないばかりか、食事や休憩もろくに設けず、嬉々として走り続けていたものです。自らの操作でクルマを意図通りに動かし、順走者や対向車と一丁前にコミュニケーションをとりながら、様々な道路や周囲の景色を楽しむことが何よりの楽しみであり、最高の喜びでもあったのです。
そのうち、運転好きが高じてサーキット通いを始めるようになると、往路復路の高速道路走行と現地でのスポーツ走行がセットとなり、早朝から深夜まで走りっぱなしのケースもしばしば。さすがにスポーツと言うだけあって、意図せず筋肉痛や腰痛に見舞われることはあっても、運転が辛いと思ったことは一度もなかったのです。
やがて30代半ばとなり、結婚や子供の誕生に伴いスポーツ走行を休止すると、いつしかクルマの運転は家族と一緒が前提となり、純粋なドライブを目的とする単独移動の機会はほぼなくなりました。
それでも運転への興味や向上心は尽きることなく、いかに安全・快適に家族を乗せたドライブを完遂するかを常に追求してきました。また、ホームタウンに舞い戻り複数台所有に舵を切った環境の変化も加わり、ジャンルや特性の異なるマイカーをいかに乗りこなし、上手に使い分けるかという自主課題(笑)にも積極的に取り組んできました。
つまり、家庭を持ってからもクルマを運転する機会は頻繁に存在し、相手がBカーやミニバン、SUVに拡大しても、私は嬉々としてハンドルを握り続けてきました。それはもう、公共交通機関を利用した家族旅行の記憶が全くないくらいですから。(子供たちにはかえって申し訳なかったかも)
若かりし頃のような"終日単独ドライブ"を再現して実証する機会がないことに一抹の不安はあったものの、やはり、私のドライブ好きは一生モノで疑いようがないと、無意識ながら確信していたのです。
ところが
子供たちの成長に伴って家族ドライブの機会が減り、さらにここ数年のうちに1人また1人と巣立っていくにつれ、私は思わぬ異変に気付かされることになります。
なんと、家族のための運転機会が激減していくのと完全に連動するカタチで、私自身のドライブ頻度も完全に低迷するようになったのです…。
さすがに独身時代のように自由気ままとはいかないまでも、マイカーの単独運転に充てられる自由時間は明らかに増えていたはずなのに、今日は天気が悪いとか近隣の道路は走り飽きたとか、様々な理由をつけて走り出そうとしない自分がいたのです。
もちろん、自分勝手な行動のせいで嫁さんを突然独りぼっちにするのは気が引けるので、いざ決行するとなれば相応の用意や気遣いを要することも事実ではあります。
しかし、ここ数ヶ月間を振り返ってみても、嫁さんのプチ帰省のため、一人で週末を迎えたチャンスが何度かあったのに、ついつい他の用事や趣味の方を優先。マイカーを運転する機会はあったにせよ、純粋にドライブを目的とする発想には一度も至らなかったのです。
あれだけドライブ好きを自認していたこの私が、実現に向けて何の障害もなかったにもかかわらず…ですよ。
もはやこれは
これでいいのか?
なんて問題提起レベルではなく
これじゃイカンでしょ
という叱責を込めた強い危機感しか生じません。
そこで私は
数年来の自問自答テーマにいよいよ決着を付けるため、意を決して四半世紀ぶりとなる単身ロングドライブを企てることにしたのです。
目的地は愛知県長久手市の
トヨタ博物館。
私にとっては開館直後の1989年と、現在の赤CHARGE号を購入した2000年に訪れて以来、26年ぶり3度目となるト博参り。この四半世紀、展示車両の様変わりにも期待が持てる上に、聞けば現在は文化館という別棟が建ち、貴重な部品やポスターの展示エリアが設けられているほか、国内の四輪/二輪メーカーが展示協力した企画展『熱狂を生む技術者たち』も絶賛開催中で、マツダ車2台が華を添えているとのこと。一人の旧車好き・マツダ好きとして目的地に不足があるはずもありません。
加えて、旧友との再会や知人との会食も前広にアレンジし、お楽しみも満載。
周南からの距離は片道ざっと600kmで、高速道路メインでも7時間を超える立派なロングドライブ。運転嫌いには到底耐えられない苦行でしょう(笑)。
あとはお供のマイカーを指名するだけです。
あ…
一昨年のアクセラXD放出に続き、昨年にはMAZDA3(X)も手放してしまった私としては、恰好のロングツアラー2台が抜けた穴をどう埋めるかがカーライフ上の大きな課題。
果たしてその代役となり得るか、ぜひその資質を試したいお誂え向きの1台があったのです。
(
②計画編につづく)
Posted at 2026/06/29 23:26:15 | |
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隠れ家の走り | 日記