…でも,噂によると可動部分を増やして復活すっとか…。 「新プロジェクト」とやらに期待しつつ,再会できる日を夢見るしかない…って,まだ数カ月先の別れなんだから…「まだまだぁ~~っ」と叫んでやるんだ!!
ところで,金曜日の就業前に24歳女子と,母親がワタシと同世代だという話になって,「きっと,君の母君とはガンダムで語り合えるだろうな」と呟いたら鼻で笑われてしまった(汗
でもさ,ワタシが中学生の時,デートといえば劇場版「機動戦士ガンダム」だったんだもの…。
「ソレってアレですよね! “親父にもぶたれたことがないのにぃ”ってヤツ!!」というハイテンションなコメントに「アムロが戦死した時には涙が止まらんかった」と返すと「ええっ? 死んぢゃうんだ…」と,なぜかしんみり…w
…で,静かな今宵,またまた「機動戦士ガンダム」を語りたくなちゃったんだな…。 先日ホビーオフでゲトしたコイツを弄りながら…(爆

こ,コイツ…完品だぞっ!!
しかも,可動部多い!!


…なんて,こんな感じだから「ロボットアニメ」だと勘違いされちゃうんだけど,実は「機動戦士ガンダム」って結構深いんだよな。 ここで言う「機動戦士ガンダム」ってのは1番最初,即ち“1st”と呼ばれるTVシリーズから劇場版「逆襲のシャア」までの,所謂シャアとアムロが出会ってから共に戦死するまでの14年間に絞ってます。
現在「オリジン」で描かれてるのは,そのシャアの生い立ちを中心にした,戦争に翻弄される人々の生きざま。 特に1stで,言わば“敵役”として登場するザビ家とシャアの関係性には,これまで観たり読んだりしてきたどのような物語よりもスリルと同情の入り混じった複雑な心境を抱いてしまうほど。 それに,アムロを始めとする主人公たちが属していた地球連邦の嫌な面も浮き彫りにされて,この物語の中核にある「戦争」は起きるべくして起きたのだという納得と切なさも覚えます。
ただのロボットアニメではないのだよ,ロボットアニメでは!!


●機動戦士ガンダムオリジンⅡ「哀しみのアルテイシア」(公式サイトより転記)
宇宙世紀0071年。サイド3、ムンゾ自治共和国を脱出して3年。
ジオン・ズム・ダイクンの遺児であるキャスバルとアルテイシアの兄妹は、ジンバ・ラルと共に地球に逃れ、テアボロ・マス家に身を寄せており、エドワウとセイラという名で平穏に暮らしていた。だが、彼らを追うザビ家の魔の手が、再び迫りつつあるのであった…。
そのころ、サイド3はジオン自治共和国と国名を変え、ザビ家が実権を掌握し、支配体制を固めつつある一方、地球連邦軍に対抗するための新兵器、モビルワーカーの開発に着手していた。

●機動戦士ガンダムオリジンⅢ「暁の蜂起」(公式サイトより転記)
宇宙世紀0074年。
テキサス・コロニーを離れたエドワウ・マスは身分を偽り、シャア・アズナブルとしてジオン自治共和国国防軍士官学校に入学する。同期となったザビ家の御曹司ガルマと親交を深めるシャア。次第に二人は学生たちからも一目置かれる存在になってゆく。
そして宇宙世紀0077年、ついに学生たちは独立をかけ地球連邦軍治安部隊に対し武装蜂起する。しかしそれはシャアの描く復讐への壮大なシナリオの幕開けでもあった……。
——いま、歴史の歯車が回りだす!

●機動戦士ガンダムオリジンⅣ「運命の前夜」(公式サイトより転記)
「暁の蜂起」のあと、地球に向かったシャアは、不思議な力を持つ少女、ララァ・スンと出会う。
一方、RX-78開発計画を推進するアムロの父テム・レイは、ジオンのモビルスーツ開発の重要人物、ミノフスキー博士亡命の報を得て、月へ向かう。
その月面のトワイライトゾーンで繰り広げられる人類史上初のモビルスーツの死闘。
そして、時に宇宙世紀0079年——。
地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
人類が総人口の半分を死に至らしめた、動乱の時代が始まろうとしていた——。

●時代背景
「宇宙世紀」元年は西暦2066年頃という想定になっています。 人類は増えすぎた人口に対応するべく,地球の周辺に巨大な宇宙ステーションを建設し,そこへ移民を送り始めます。 この建造物を「スペースコロニー」と呼び,更に40~50のコロニ‐を1つにまとめて「サイド」と呼んでいます。 サイドには建設された順番に番号が振られています。 このサイドには自治権が認められていますが,飽くまで地球に対しては現在の米国に対する州程度のものとされています。 宇宙世紀0079年1月には7つ目のサイドが建設中で,(1st)「機動戦士ガンダム」は,そこで偶発的に生じた戦闘から物語がスタートします。
さて,宇宙移民が始って79年目にして地球全体を巻き込んだ大きな戦争にまで発展してしまった背景には宇宙生活者(スペースノイド)と地球生活者(アースノイド)との間の確執が理由の大きな部分を占めています。 これを良く知らないと,単純にジオンが悪者,地球連邦が正義の味方とも捉えられてしまいがちですが,実は宇宙移民に対する地球側の徹底した差別主義が根底にあるということを覚えていなければなりません。 1st「機動戦士ガンダム」を含め,一連の物語のあちこちに,そんな場面もさりげなく描かれていますので注意して観てください。 特にオリジンではその部分が詳細に説明されていて,地球連邦の嫌なところがたくさん見え隠れします。 Ⅲではジオン自治共和国内で地球連邦軍が市民に向けて迷わず発砲します。 1年戦争の発端が,この殺戮を止めるために,ガルマ・ザビを長とする士官候補生達が武装蜂起した事件であるということがジオンの戦争に大義を与えています。
ちなみに,ユダヤの選民思想を“シオニズム”と呼びますが,宇宙移民の選民思想を“ジオニズム”と謳ってるところも面白いし,そのジオニズムを掲げて独立戦争を開始するジオンがなぜか旧ナチスの様相を呈しているあたりも不思議な設定です。
●ジオン・ズム・ダイクンと家族
ジオン公国の名の由来となった思想家であるダイクンは0068年,議会の演説中に発作を起こし急死します。 妻のローゼルシアとの間に子はいませんでしたが,妾となるアストライアとの間に長男キャスバルと長女アルテイシアを授かります。 アストライアは後述するハモンとはダイクンがかつて通っていたバーの歌手仲間でした。 アストライアはダイクンの死後,ダイクンの正妻ローゼルシアの意向で幽閉されてしまいます。
当時サイド3はムンゾ自治共和国と名乗っていましたが,このダイクンの思想である「スペースノイドのアースノイドに対する優位性」を意味するジオニズムを主張し,地球連邦からの完全独立を目指します。 後のザビ家による独裁国家,ジオン公国の登場です。
●キャスバルとアルテイシア
2人は地球でマス家の養子となり,それぞれエドワウとセイラという新しい名を与えられています。 共にマス家で暮らしていたジンバ・ラルはキャスバルに故ダイクンの思想を教授していきますが,ザビ家打倒の企てがばれて暗殺されます。 ジンバ・ラルの死後,身の安全を図ってサイド5に移り住むことになったマス家は,そこでアズナブル家の人々と交流を深めることになります。
そして,セイラ・マスは1年戦争のさなか,宇宙船事故に巻き込まれて死んだと思っていた兄エドワウと0079年9月18日に衝撃的な再会を果たすのです。
●ザビ家とは
0079年1月3日にジオン公国を名乗る「サイド3」が地球からの完全独立を求めて起こした戦争が「1年戦争」で,この年の12月31日まで続くのですが,その中でジオン公国を独裁政治によって統治していたのがザビ家一党となります。 しかしザビ家は1年戦争終結までに全員死亡してしまう運命にあります。
サスロ ・ザビ: 次男
⇒ 0069年,ジオン・ズム・ダイクンの葬儀の車列で爆弾テロにより爆死
ガルマ ・ザビ: 四男,ジオン軍大佐,シャア少佐の親友
⇒ 0079年10月4日,シアトルの戦いの最中,シャア少佐の裏切りによってホワイトベース(ガンダムの母艦)の総攻撃に遭い戦死
ドズル ・ザビ: 三男,ジオン軍中将
⇒ 0079年12月24日,宇宙要塞ソロモンにおいて戦死
「行け,ゼナ! ミネバと共に!!」という別れの言葉が涙を誘います…。
※比較的最近TV放送された「機動戦士ガンダムUC」の主人公,オードリー・バーンことミネバ・ザビはこの人の一人娘なのです!!

デギン ・ザビ: ザビ家の棟梁であり,ジオン公国公王
⇒ 0079年12月31日,単独で地球連邦軍と和平交渉に赴いた際,ジオンの攻撃に巻き込まれ連邦軍のレビル将軍(「機動戦士ガンダムUC」で登場する宇宙戦艦ゼネラルレビルはこの人の名前に由来)と共に死亡
※このムービーではララァが戦死するシーンが含まれます。
ギレン ・ザビ: 長男,ジオン公国総帥
⇒ 0079年12月31日,妹であるキシリアによって射殺される
キシリア・ザビ: 長女,ジオン軍少将,シャアの素性を知っている
⇒ 0079年12月31日,直属の部下であったシャア・アズナブル大佐によって射殺される
●ランバ・ラル大尉とクラウレ・ハモン
ランバ・ラルの父親,ジンバ・ラルは,かつてデギン・ザビの政敵でした。 0068年にダイクンが急死すると,その死がザビ家による暗殺であったと証言し,アストライアと子供たちを匿います。 一方,ザビ家は長男サスロを殺害したのがジンバ・ラルと主張。 アストライアの親友であったハモンは,ランバ・ラル大尉と協力してキャスバルとアルテイシアを地球に逃がすのですが,その時にジンバ・ラルも一緒に逃げています。
ランバ・ラル大尉は0079年11月戦死。 自決の直前にかつて自分が匿ったアルテイシアがセイラ・マスとして敵兵となっていることを知りショックを受けます。ハモンもその後ランバ・ラルの仇討を敢行し戦死します。
●モビルスーツとは


宇宙世紀0047年,トレノフ・ミノフスキー博士は自ら唱えるミノフスキー物理学を応用した研究開発のため,イヨネスコ氏と共に両者の名前の頭文字から名付けられたM&Y公社を設立します。 このミノフスキー博士が発見した粒子はプラスとマイナスの電荷を持っていて一定密度の状態では立方格子状に整列する性質があり一定以上の濃度になると電波や一部の光線が格子に邪魔されて伝わらないので,レーダーや通信が妨害され従来の遠距離兵器が無力化することになります。 更に,この粒子は熱や放射能を抑え込むこともできるし,あるいは粒子を圧縮して発射する粒子砲(ビーム)の開発にまで応用されることになります。 ミノフスキー粒子の研究によって開発された小型核融合炉は重水素と木星で大量に収集できるヘリウム3を用いて安全で高効率な電力の供給を可能にしました。 実際には核融合の前後で質量に変化がないため「反応炉」と呼ぶのが正しいのですが,いずれにしましても,携帯型小型原子力発電所ともいうべき「発電機」の発明によって巨大な人型機動兵器の機動が可能となったのです。 既に工業用重機の発展型として利用されていたモビルワーカーの兵器流用を進めたのはドズル・ザビで,オリジンⅡの中でも詳しく描かれていますが,最初に量産型モビルスーツの開発に成功したのはジオンの国営企業ジオニック社で,そこでの研究データーをツィマット社とM.I.P.社に提供する形でその後様々なモビルスーツが誕生することになったと言われています。 さて,ジオンが先駆けて開発した人型機動兵器=モビルスーツとなったわけですが,それより以前に連邦側にも重機に毛が生えた程度の機動兵器は存在していて,後のガンタンクと呼ばれるその機体はアナハイム・エレクトロニクス社によるものでした。 1年戦争初期にはジオンのモビルスーツの戦闘能力の高さの前になす術がなかった連邦も,捕獲に成功したザクを総力を結集して研究するなど本腰を入れてモビルスーツの開発に臨み,戦争勃発から数カ月経った0079年4月に「V作戦」が他でもないレビル将軍によって発動され,9月には新型モビルスーツ3機が試験運用されるまで漕ぎつけました。 この連邦の動きを察知したのがシャア・アズナブル少佐で「機動戦士ガンダム」(1st)で描かれているのはその9月18日の偵察行動から翌年1月1日の終戦協定までの約半年程の展開となります。 ところで,地球連邦軍側の小型核融合炉はタキム発動機が開発していますが,これはザクのものを参考に発展させたものであり,M&Y型とほぼ同じシステムだと言われています。
●ORIGIN 映画の見所
Ⅰの冒頭のルウム戦役の場面では0079年1月23日の戦闘の一部が描かれています。 ドズル中将が味方の戦死に号泣するシーンも感動しますが,シャア中尉が操縦するMS-06S(通称‘ザク’)が赤い機体を輝かせながら瞬く間に5隻の宇宙戦艦を沈める場面も圧巻。 その様子を見ていた黒い機体(MS-05)の3人が「まるで‘赤い彗星’」と評価します。 この3人は1st「機動戦士ガンダム」では新型モビルスーツMS-09(通称‘ドム’)で「黒い三連星」と呼ばれ登場しています。 また,ランバ・ラルがアルテイシアを抱き上げるシーンは1st「機動戦士ガンダム」とリンク。 終盤では戦車型のモビルスーツRTX-65(通称‘初期型ガンタンク’)を10歳のキャスバルが見事に操縦する場面もあります。直前の母子の別れと健気に戦うキャスバルの雄姿に涙を禁じ得ません。
Ⅱのモビルスーツ開発秘話。 ドズル主導のもと工事用重機として開発された人型ロボットの実験場面で,ランバ・ラル大尉と後の「黒い三連星」たちが関わっていたことが判明します。 マス家の窮地を救うことになるヤシマ家の長女ミライは,1年戦争ではガンダムの母艦,ホワイトベースの操縦士となります。 空港では,1年戦争でセイラの戦友となりガンダムのパイロットとなるアムロと,ガンダムの設計者であるアムロの父親ティムとすれ違う場面も。 シャア・アズナブルの素性も明らかになってⅢにつながります。 1st「機動戦士ガンダム」でのセイラとエドワウが分かれる回想シーンも登場。
Ⅲの冒頭ではエドワウ・マスとシャア・アズナブルがどの様にして入れ替わったのかが描かれます。 また,ジオンの士官学校でシャアとガルマが友情を育む様子が微笑ましくもあり,その後の悲劇を思うと切なくもなります。 シャアの覆面とイメージカラーの秘密も明らかになります。
●シャアとアムロの最期

2人は劇場版「逆襲のシャア」で壮絶な死を迎えます…(涙
実はGFTの会場でしか観ることができないムービーの中で,その映画の続きがあるんですが,なぜかそれがココに…!!
宇宙世紀0093年3月12日
ネオ・ジオン総帥 シャア・アズナブル
未帰還
地球連邦軍大尉 アムロ・レイ
未帰還 戦死認定二階級特進 中佐
「機動戦士ガンダムUC」では“シャアの再来”とされるフル・フロンタルという人物が登場しますが,彼が死亡するシーンでシャアとララァの亡霊が現れます。 結局“ニュータイプ”というのが,宇宙空間での生活で覚醒する霊能力であることも判明。
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ガンダム | 日記
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2016/12/03 02:29:45