
週末に光るエンブレムを取付けしようと計画してますが、色々と問題が出てきました。
①エンブレム外しでヒートガン使って大丈夫?
②ケブラー糸、近くに売ってないんだけど
③エンブレムからの配線引き込み位置にボルト山あるんだけど
などでしたね。
C-HR FANさんから過去資料等のまとめを送って頂き手順については事前確認出来ています。
(この場を借りて謝意!)
配線引き込み位置に穴を開けるんですがやはりスポイラー固定用のボルト山と干渉しそうです。
エンブレムを分解して修正する必要がありそうなので面倒ですね。
ま、面倒なだけで技術的な問題は無いんですが、せっかく防水処理してたのに全部剥がしてやり直すのが本当に面倒なんすよ。
乾燥に1日ぐらいおく必要あるしね。
(豆知識)
エンブレムから配線を引き出す場合、中心から上部分で引き出すかエンブレムを裏から見て右側下からの引き出しを回避するかをしなければなりません。
これは重要な「豆知識」です。
加工に入る前に先人の整備手帳を見ておくべきでした。
難易度が低いと思って舐めてると痛い目にあいますね。
さて、実は私の装置の仕様上、もう一つの問題点が浮上してきました。
今回のエンブレム、ドアを開けるとカーテシモードに強制移行します。
このあたりが自作のワンオフ感が出る部分ですが、入力信号を拾って制御装置のモード切替を行うためにハッキリとしたOnOff信号で無ければなりません。
使おうと思っていた信号線は、助手席側のAピラーにある「EL1」コネクター(19番の緑の線)のルームランプ直結ライン。
フットイルミでも使われるメジャーな配線引出し位置です。
それで今一度、車の配線図を見たんですが・・・
EL1コネクターの19番は車のECUに繋がってますね。
一方各ルームランプのプラス配線側はECUで制御されるリレーに繋がっています。
ルームランプの減光処理(いわゆる、じわっと発光)はECUのPWM処理で実現しています。
かなりの高速でオンオフすることでオンオフの間隔(パルス幅のDUTY比)で明るさを制御しています。
プラス側のリレーでPWM処理すると「じぃーーー」という音がしてしまうので現実的ではありません。
しかし、ルームランプは元は豆球使ってるので、これを一斉に減光処理するのであればリレー側を制御した方が流れる電流的には効率がいいです。
挿絵も配線図も無い状態で説明しても多分、みなさんには伝わらないかな。
要するに知りたい事は
「EL1の19番はPWM制御されてるの?」
ってこと。
こんなもの、オシロスコープあれば簡単に判ります。
(オシロが無くてもみん友のpotantさんの「エンブレムとルームランプの連動記事」読めば判りますけどw)
1波形オシロでもダウンエッジでトリガ掛ければ引っかかるはずなので念のため確認はしますが、EL1の19番はPWM制御線の可能性が高いので問題になるのはエンブレム装置側の対応です。
対応としては2種類。
ソフトウェアでチャタリングを無視する処理を追加するか、各ドアに付いているカーテシスイッチ(4つ)から配線を引き出してダイオードを挟んで処理するかです。
楽なのはソフトウェア処理。
(チャタリングをコンデンサで鈍らせるという技もあるけど、きっちり性格の私には若干問題有りのため却下)
問題はチャタリングを無視するために必要なパルス幅がどのくらいかを知らないといけません。
これが最大で30msだと自作した装置の構造上、ソフトウェアでは制御できないんですよ。
減光処理で最も暗くなる瞬間を捉えたいんですけど、今持っているキットオシロでは無理。
ダウンエッジ検出(減光が始まる時点)から5秒位波形をキープしたいんですがオシロのメモリが足りません。
ダウンエッジ検出から波形取得を遅延させる方法もあるんですが、キットオシロにはその機能がない!
ほんと、糞オシロです。
3000円ぐらいなので文句は言えませんが基本が出来てないw
最近新調したオシロスコープはまだ大陸を出ていませんし困りましたわ。
ここ一番の見せ場なのにw
んー、面倒だけど確実なドアのカーテシスイッチ4箇所から拾うのがいいですかねー。
配線経路は天井を使えるのでBピラーとCピラーをこじ開ければ済みますし。
(豆知識)
ドアのカーテシ線は助手席脇下(IE3)、運転席脇下(IE4)コネクターからも取れます。
・IE3 2番(茶)
・IE3 11番(茶)
・IE4 9番(茶)
・4H 24番(茶)
IE4だけ運転席側なので手間を考えるとドアについてるカーテシスイッチから直接引っ張っても変わらないです。
カーテシスイッチから配線を天井に上げて、ダイオードで電流が回り込まないようにした後、1箇所に束ねます。
束ねた後をAピラー沿いに下した方が助手席下あたりがスッキリします。
みなさんも助手席下の配線はごちゃごちゃしてますよね??
ちなみになんですが、ルームランプのじわっと制御はECUでじわっと制御されています。
この制御ラインに大がかりなLEDを直接取り付けるとECUに過電流が流れ壊れます。
(最悪、燃えます)
私のエンブレム制御装置のカーテシ入力はLED1個(フォトカプラ分)点灯するだけの電流しか使いませんので直結OKです。
(豆知識)
エンブレム制御回路を作るときフォトカプラを使って制御装置本体の電源系とは分離しました。
これは自作装置本体が壊れた時に本体の電流が逆流してECUに入り込まないようにする安全策でもあります。
12Vを5V降圧するには抵抗を使って分圧すれば簡単ですが、このようにフォトカプラで回路を分断するフェイルセーフ(故障時の安全確保)で設計することが大事です。
じわっと制御したアンダーネオンの記事でも書きましたが、じわっと制御するのであればSSR(ソリッドステートリレー)を使ってください。
エーモンの該当商品は「ユニットリレー(1558)」です。
制御系と電源系はリレーを使って分けるのが基本です。
PWMの場合は、高速にOnOffするのでSSRを使うだけですね。
ちなみにリレーを使う場合、逆起電圧(サージ)には注意です。
適当に突っ込んで使っていると周辺装置が壊れます。
私のパーツレビューでエーモンのユニットリレーから私の関連ブログを参照してください。
分解して調べた時の覚書を残してあります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2771080/blog/41469594/
余裕があればOMRONのHPの「サージキラー」項目に詳しい対策方法が書いてありますで目を通してください。
DC電源の場合、一般には負荷側にダイオードを挟みます。
今更でもないんですが、このあたりの知識はあるんですけど下調べしてないので1つ1つ確認しながら作業するのが面倒臭いんですw
昔はこの「調べながら」も楽しかったんですけど最近は「面倒」に変わりましたね。
これは割と大きな変化です。
歳が原因だと思いますけどね。
週末は、今日の時点で晴れの天気予報。
やること盛りだくさんで面倒な週末になりそうです。
(あとがき)
今日のブログは、後から読み返しても理解し辛い内容です。
さらっと重要な事を何箇所か書いてますが、純粋なカーテシラインを確保する必要がどのくらいの人にニーズがあるのかが微妙です。
判る人だけに分かれば判ればいいかなと思って、配線図も挿絵も入れませんでした。
この情報にニーズがある人は、私に直接聞いて下さい。
で、ブログタイトルのオシロスコープの出番は少なかったですねw