こだわりの接着剤「アラルダイト」

鉄道模型を作っていた中学生の頃にどんな接着剤を使っても接着できない軟質プラスチックを接着できたのが、スイス・チバガイギー社のアラルダイトでした。
まだセメダインスーパー（2液混合エポキシ系接着剤）やアロンα（瞬間接着剤）もない時代です。




塩化ビニールなどの軟質プラスチックは接着できない旨の説明がありますが、必ずしもそうではありません。
また、硬化した時に爪で押さえても凹むことがない石のような硬さと、接着力が長持ちすることが気に入っている理由です。
この画像のアラルダイトスタンダードは数年前に東急ハンズで見つけて必要もなかったのに思わず買ってしまった品です。
使用時に同量を混ぜていたはずなのにどういう訳か主剤の減りが早く、そろそろ買わなければと思い通販で検索してみたところ、昨年の６月に劇物指定を受け法令に則った管理が必要になり販売が中止になっていたようです。
国産の代替品はあるそうですが、長年に亘り信頼して使ってきた残り少ない「アラルダイト」を、ここぞという時に限り使おうと思っています。