会社員、公務員、自営業、そしてこれから就職を控える学生であっても覚えておいて損はないのが資格「衛生管理者」の知識です。
内容は大きく以下の3つから成り立ちます。
1. 労働安全衛生法・労働基準法
→法律を理解することで、自分の身を守ることに繋がります。
2. 労働衛生
→作業に適した環境を理解することで、会社側から無茶を言われていないか判断出来ます。作業中の事故による怪我人への応急処置についての記述かあります。
3. 労働生理
→体のパーツや臓器の仕組みについて理解します。
上記は大雑把な内容ですが、これらを学ぶことによって、働く上での健康、安全について自衛することが出来るようになるため、例え資格を取る気がなくても一読しておく価値があると思います。
この資格は常時50人以上の労働者を使用する事業所では1人以上専任しなければならないと労働安全衛生法で定められていますので、転職の際はアピールポイントとなるため取っておいて損はないでしょう。
第1種、第2種とありますが、第1種は全ての業務で、第2種は商業・サービス業に限定されます。私はせっかくなので第1種を受けることにしました。
使用した参考書は以下3冊です。全て成美堂出版の本で、ウラ技と集中レッスンは3年前の古本を1冊100円で、問題集は直近の法律改正が反映されているだろうということで最新版の新品を購入しました。
私の場合、勉強はアウトプット重視が効率良く記憶定着出来ますので、過去問を繰り返し解き、時々解説を読みます。ウラ技の本は試験日間近に発見したのであまり目を通しませんでしたが、切羽詰まった人にはいいかもしれません。
本試験は受験申請時、申込用紙に社印を押してもらう必要があります。それが一番のネックでした。私の勤務先の場合、総務部長に「別にあなたに受けろと命令してないでしょ」などと言われかねません。
「趣味です」とも言いづらく、「自己啓発です」という言葉を思い付き、そう言って押印依頼すると快く応じてくれました。実際自己啓発なのでやましいことはありません。
そして学習すること1ヶ月後、いよいよ受験です。会場に到着しますと、身なりのこざっぱりした、会社でそれなりの地位にある人や、いかにも総務課員のような人が多いように見受けられました(個人の偏見です)。
試験開始、問題は過去問を繰り返し解いていれば分かる内容が大半で、それほど難しくありませんでした。
この手の資格は難易度を上げ過ぎますと必置人数が確保出来ず会社運営に支障が出かねませんから、努力した人は報われるような難易度設定になっているものと思われます。
そして後日、合格通知書が手元に届きました。本試験は主催者がボイラー技士試験と同じであり、本通知書とボイラー免許証を同封し、主催者に送付する必要があります。
早速送付し、後日手元に「二ボイラー」および新たに「一衛生管理」欄に「1」の入った免許証が届きました。途端に精神衛生が向上しました。
いつかは本免許証の未取得の資格を全て「1」にしたいところですが、時間と時間と費用のことを考えると非現実的です。老後暇が出来ればいくつか挑戦してみたいと思っております。
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Posted at
2023/01/22 16:48:58