次期エンジン検討

　AZ－１に今載っているエンジンは予備の暫定（ノーマル）エンジンです。オーバーホール待ちのF6Aがもう１基あり、ちょこちょこと部品も準備しているのですが、ちょっと悩んでいました。
何をかというと、当然スチールブロックのF6Aを使うかどうかと言うことです。うちでいじる車のモットーがありまして、「目指すはデモカーではなくてチューニングカー、チューニングカーではなくてコンプリートカー」というものです。ですからリセールとか考えずに内張りに穴を開けたりハーネスの改造をしたりはしますがダッシュボードの上に両面テープでモノを張ったりハーネスがダッシュの上を這っていたりする事は極力避けるようにいじります。ロードスターも、４連スロットルを採用していますが雑誌等でよく見るエンジンルームにファンネルが並んでいる景色は無く、サージタンクはきちんと付いています（そのほうがよいと判断したので）調整式カムプーリーは使っていますがプーリー見えるようにカムカバーを切ったりはしていません（トラブルのリスク回避）。そういう観点から見ると、カプチーノは途中でK6Aに切り替わり車としてのポテンシャルを上げたのにより重量配分で不利なAZ-1はそこまで行かなかったというのは残念なことに見えるわけです。現行ワークスのR06A+AGSもやり方としては興味深いのですが、ドライブシャフト周りでドツボにはまって身動きが取れなくなりそうとか、制御の問題とか金銭的な問題とかハードルが高そうです。人柱になるほどの時間とお金の余裕が無いので人生がひっくり返るほどのラッキーが無ければF6Aを使うかK6Aを使うか、の２択が現実的に精一杯でしょう。
もうひとつ、AZ-1のカスタムに関して出力は「目標PWR」という考え方をしようと思っています。車両全体を軽く仕上げられればエンジン出力はその分低めでもよい、という考え方です。エンジン重量の差は魅力的です。タイミングベルトが無い、とかもあの辺のメンテナンス性を鑑みると魅力的に写ります。

…なんて事を考えていても手元にエンジンがあるわけじゃなかったのですが、中古エンジンの出物があったので買ってしまいました。今日は引き取りに行ってきました。サンバーまたしても大活躍（笑）心の中でサン（ダー）バー（ド２号）と呼んでたり。一応車両から降ろされるまではちゃんと動いていたようですが、まぁOHの土台ですね。コレで存分に悩めます。奥様がいたら「またガラクタ買ってきて！」とひと悶着あるのでしょうがここいらがフットワーク軽くいけるのは独り者の強みですね。

最終的にどっちにするかはともかく、どっちに転んでも１基エンジンが余るわけですが、ちゃんとOHしたら買ってくれる人はいるかなぁ…