2020年09月26日
「走り屋」に関する一考察
20年前教習開始前の情報で「これは、暴走族なんだ。何回も捕まっているから運転は出来るはずだよ」って情報をもらって、その教習生のはじめの技能教習にのぞんだ。
指導員の中には、車を止めてズーッと説明している人もいる。
しかし鉄は熱いうちにウテ! 若いヤツは体で覚える。まずは動かしてみるのが得策と私は考えている。それで出来なければ説明すればいい。頭で理解してから動かす年寄りじゃないんだ、とおもっている。
そこで
「こんちは~●●さん。別手です。よろしくお願いします。車動かしたことある?」
(ないです)
嘘つきあがって-笑。
「え?原始人?ふつーあんだろーよー」
(いやないです)
「そうかーでも、ビデオ見て何となく動かしかた知ってるよね」
(ハイビデオ見たんでできます)
いやーはっきり出来ますッ亭普通言わないぜ
「ジャーいきなりだけどここから動かして、はい交代、運転席に行くときは車の前を通り、助手席に行くときは後ろを通るんだよ」
(わかりました)
「あ、エンジンはかけてあるから、じゃー、右の出口からコースに入って」
(はい。これがクラッチ、これがアクセルですね)
「ビデオと同じだろ」
(は、はい)
にやにや
「右折して内周の第二車線はいって、最高速試験するからサー」
(返事なし)
にやにやにやにや。
「よし、急ブレーキでもかまないから、出せるだけ出せ!全開に決まってんだろ!ただし、内周のカーブは君はおれは27キロ制限君は15キロ制限、オーバーするとまっぽが来るぞ!」
(え? は、はい)
「何もたもたしてるんだ!コンフォートはパワーがないの!全開で踏め! あ、カーブないで加速するんじゃないよ~!」
「何キロ出た?」
(多分80キロぐらい)
「いやいや、まだ、43だから、君なら55はいける。55になるまでアクセル離すな!」
(でました!)
実に謎そうであるけど、これは、ブレーキをきちんと踏む訓練。ただ踏めばいいってもんじゃない。ブレーキは積分なのだ。これを体で覚えてもらう。かれは、この部分と法規走行の部分だけ取得すれば初心者マークとしては極めて上級のはず。
10分で以上がおわり。
駐車場に・・・・
ちなみに本当にはじめの人は発進出来ないし、視点が近いからまっすぐ走らないんだ。爆。
車社会から断絶していた人は、ドアロックも開けられないし、ドアも開けられない。さらにシートベルトを背中に回すぞ。椅子を下げろというとシートバックを思いっきり倒す。爆。 だから彼が運転出来ることは明らかなのだ。
「おお!上手いね!これで、6時間分までいきなり終了だな。笑。なんで運転出来るのか言ってみろ!」
(いや運転出来ないっす)
「証拠見せてもらったよ、上手いな。どこで運転覚えた。ケー冊じゃないんだから、別にしゃべっても問題ないぞ」
(実は走り屋やっていたんです!!)
走り屋?!えええ!!??
走り屋じゃないだろ!暴走族だろ!!と指摘したがったが知らない振り。
免許なくてやってたんだからサー
「へー走り屋ねぇ~走り屋って何するの?」
(愕然・・・・え?走ります。)
ここまで短時間おうちに構築されたなんか話のわかりそうなおっさん指導員の立場が崩壊。走り屋も知らないのか!と思ったことだろう。
「ところで、走り屋ってもうかる商売なの?」
爆 さらに崩壊。
(しばらくの沈黙の後 うーん。どちらかというと赤字です)
この瞬間おかしくておかしくて。。。。よく考えた!!すばらしい!!
「赤字なのか~もうからないんじゃやだね~」
笑わずに言うのに苦労。
この後、空き地で高速8の時練習。クリップの瞬間からアクセル全開、同時に半取る戻す。目標は、クロスアームハンドルでの正しいハンドル回しと、早めに戻す、戻しながら走向を調整。その際に必要な正しい視線の移動の仕方。実はこの延長に正しいドリフトがある。もっともハンドルの回したが違うけど。操作量が大きいロックTOロックはこれが最適。慣れてくるとフルロックまで回さない。さっきまでの内周最高速チャレンジのアクセルワークとは別物。
2速固定で、ハンドル切り終わった瞬間に全開にして、戻しながらアクセルも戻して徐々にブレーキ、ブレーキを残しつつハンドル回して、切り終わったらアクセル。これが合理的なのは、トルク特性があって、トルクが常に一定ではないことはすぐに理解している。さすが、赤字の走り屋。
しかし彼は私のことを、そして、今回の教習をどう思っただろうか。
少なくとも今回の教習は極めて特殊であって、相当に優秀な者でないとうける意味がなく、そのために教習を提供出来るものも限られている(現実には私しか出来ないカリキュラム)、いわば基礎体力アップの筋トレのような内容だったんだけどね。
これで、基礎の操作はたたき込んだから、あとは、ルールをたたき込むのは他人にお任せ。どこの世界に、左折時は左折開始の30メートル手前までで50センチにできれば加速しながら寄せて、そのために合図確認が必要で、さらに曲がるときには縁石から50センチ離れてはいけないって安全運転につながるって考えるのがあるんだよ。でもこれが教習所ルール。ABSが既にあり、ハイマウントストップランプもある時代に断続ブレーキだぞ! 笑っちゃう。
ところで
走り屋ってなに?定義すると?
注文:一般人の感覚ではなく少しは車趣味の視点で暴走族と区別して定義して!!
免許を有しながら、もっぱら主観的には高速度の走行を可能なら締める適法または違法な改造をぼどこした車をもって行う、安全性をや他者の迷惑を考慮しない運転行為もしくはクローズドな場所で行う競技会及びその類似の催し物において当該車両の運転行為に喜びを感じる自然人。
なんだそら?爆 苦しい苦しい。 もっと平たく。
暴走族とは違い、免許はあるんだが、めちゃくちゃな運転をする人々。
これでどうだ! 笑
他方 暴走族は、免許の有無にかかわらず、主に違法改造車を爆音を立てて危険を顧みず運転し、その迷惑性違法性危険性ゆえに目立つことを是とし、単数または複数で走行を行う人および社団。
どうよ? 爆。 意味がわからんね。
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Posted at
2020/09/26 13:53:40
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