パパ活を目論んだ女子高生

一番悪いのは騙してやってしまった、逮捕された被疑者だ。
これは間違いないんだけど。

山田養蜂場のパパ活問題では無いです。

東京 青梅市の職業不詳、原亮太容疑者（29）のこと

「パパ活の相手を紹介」とうそを言って女子高校生を誘い出し、自ら紹介するには君が何が出来るか知る必要があるとわいせつな行為をしたらしい。
わいせつ行為のさい、ホテル代は君がとりあえず建て替えておいてくれあとで紹介したお金持ちの社長が払うからそこから回収してねとホテル代を払わせた。
東京駅で君に紹介する社長がまっていると嘘ついたら女子高生が待ちぼうけで警察に届けた。ってを井をいここは日本か？

被疑者としてまさか警察に相談行かねぇだろと思ったのかな？笑える。
一般人は困ったときは警察に行くんだよね。警察にいっても金は返ってこないよねって認識は無いんだろう。

で被疑者は児童福祉法違反容疑で逮捕なんだけど、私は刑法犯と民法上の責任について考えるよ～

まず、
詐欺罪県警を考える。
建て替えさせたのは、あとで君にあてがう社長が出てくると、そんなつもりも無いのにいっていて金出させているから、騙して、よしかね払おうと決意させて、払わせているし、その分、自分の支払い分は減っているから、詐欺だね。

不同意性交罪を考える。
女子高生が被疑者とセックスしたのは、社長を紹介してくれると思っているからそのために応じたもの。
判例によると、あとから、自殺すると無理心中の予定で「君が苦しまないようにっみきわめてからあとからゆく」と言われて毒飲んで死んだ場合につき、殺人罪です。っていっている。そらそうだ。騙されなければしななかった。騙されて死んだのだ。
とすると今回も騙されなければセックスする同意しなかったから不同意性交罪だね。

だけど、偽装無理侵入のさっきの事例について学説の多くは判例に反対している。特に数年前に裁判官になった（安倍さんのごり押しでなった）山口裁判官はじめ、最近のはやりの考えでは、セックスすること自体には誤解は無いはずだ。そこに至る経緯にだけ騙された訳だから、キチンと区別するべきだ（という、法益関係的錯誤論がただしい）と考えて、偽装無理心中事例では、殺人では無く自殺関与罪、本件女子高生事例では同意のあるセックスで、不同意性交罪には同意が有る場合に罰する規定は無いから（当たり前だろ！　でも子どもとセックスしてはいけませんとはなっている）不可罰（無罪のことをかっこよく言うとこうなる）。

だから児童福祉法違反以外は詐欺罪ですな。


次に、民法
立て替えた金を返してくれ。
騙されてセックスさせられて心が傷ついた慰謝料払え。

立て替えた金・・・不法の動機でとりあえず給付したんでしょ、不法原因給付で帰ってこないんじゃ無いの？
７０８条
愛人関係維持のためにダイヤの指輪これからも愛人でいてくださいと渡したら、すぐに冷たっくなったので返して欲しいと都合の良いこと裁判で訴えると。
「そんなね、法は一夫一婦制なので法に自ら反していて最後は法に助けを求めるの？そんなの都合よすぎだろ、裁判所としてはしらねぇよ　民法７０８条読んで」
ってなるはずだ。
「パパ活は社会的に認容されている」とは言わないだろう。
女子高生の負け。

ではってんんで慰謝料求めたらどうだろう。
これ実際には、示談金払わないと警察に圧力掛けるとか、示談に応じれば告訴取り消すとか、寛大な判断を求めるとかメッセージ出すよと遠回しにいって（ダイレクトに言うと強要罪恐喝罪）、示談金を求めて解決するわけだけど・・・だから、送検するまで、起訴するまで、結審するまでが勝負。

でも、決着つかず裁判で請求することになるとどうなるか。
刑事上の不同意性交罪の成否に関わらず、不法行為になることには違いないだろう。そこで、これはいけると思う。