
今回は長いよ レストアの中身だから
うちのJBLこのタイトルの写真だった訳よ。
写真は去年5月にケンリックサウンドに到着後に撮ってもらって現状これですと送ってもらった写真。
★★★★【レストア】
さて、運び出した4343。まぁなんだかんだと「いらない物が処分できて良かった。処分するのにも重たくでかいので困っていたんだ。これがそんなに価値がある物とは思えないね。代襲相続人がいらないと言うぐらいだからね」とおばちゃんは津軽弁でいっていた。価値があるんだと説明しても興味がないみたい。
運び出しが2023年5月。ケンリックサウンド直送。直後の写真がタイトル写真。
結構すぐに、分解して何がだめなのかを判断しての提案書が来た。
そのままなおすなら80万弱。
いろいろやると300万。
んげ!
70万は覚悟済みだったけどね。
送料ピアノ輸送さんで25万ぐらいだったかな。
エレクトーンつり下げ運び出しをキャンセルしたりしたからね。
スピーカーレストアは300万を中心にどんどん削っていった。
修理が中心。
アップグレードはとりあえずは見送り。
また、JBLといえばウオールナットにJBLブルーのバッフルだろうと、箱を買えてもらうことにした。
また、アルニコスピーカーだけど、ちまたで「磁気が弱くなる」と言うので、再着磁すると金がかかるだろうから、フェライトとの交換、つまりB化をお願いしたら、それでも極性反転再着磁をするべきだというので、結局金がかかるなら、この際アルニコのままでお願いとなった。わたしが死ぬまで磁気が減ることはないだろう。
箱は、お店の物をきれいに整備してもらって交換してもらった。
音が鳴ればいいから箱は関係ないと言う人もいるけど、スピーカーは楽器なので箱もきれいにした方がいい。と説明を受けたけど初めからそのつもりよ。
ウーハーはエッジを永久品で専用金型で焼いたものに。エージングは不要な仕様。
ダンパーも交換。
ウーハーのケツについているJBLのバッチは空気の通りをよくするためにはがすべきだと言うことではがしてもらった。
ミッドバスも同じ。精密な芯出しを行ってもらっている。
ツイーターは、いろいろやりようがある。
まず、ボイスコイル入りの振動板を厚み素材ともに最適化された物に交換。
高域ドライバーのバックプレートはそのままにした。
ここは、ステンレス削り出しの反射板にしたかったけど、まずは純正に近い音をと思ったわけ。とはいえ、ケンリックの標準のレストアでも純正を超えると思うけどね。
バックプレートは純正ではアルミの鋳物なので共振してしまう。
それを止めるためにスポンジがある。
これがぼろぼろになる。
(オーディオ女子のまりねさんの動画では「うんこ」と呼ばれている)
音を反射させるための反射板なのにスポンジで吸収させるってどうなのよ。
(JBLも昔は反射させる設計だったのに)
そこで、ケンリックサウンドオリジナルに換えるかどうかは結構迷ったね。最後まで迷った。
でもとりあえず純正純正。
ちなみにアンプの次はこのステンレスのドーム型バックパネルとラッパをつけてもらおう思っている。
さらに、ラッパの部分もステンレス削り出し品がある。ここは目立つよ。ここだけ換える人もいるらしいけど・・わたしは換えない。
で、振動板を換えてもらって、本来はいきなり金属でガシッとしめるから、ボイスコイルの配線が邪魔になるんだけど、ここはその線の部分を切り欠いたガスケットをつけてもらってバランス良く納めてもらっている。純正にはない。純正は力技で締め付けている。いやJBLおおざっぱですな。
スーパーついターもついたーラッパと同じ。振動板換えて、配線の適正挟み込みをやってもらって、精密芯出し。
この芯だし作業。ツイターラッパとスーパーツイターはなんとJBL側では「ここにはめると良いよ」とガイドがあるんだけど、その穴を広げてあえて上下左右に動くようにしてベストを狙うという精密さ。当たらなければいいというのではなく中心にないとしっかり機能しないよね。大変だ。
納期がかかる理由の一つにこんなところがある。
だから単なるレストアでオリジナルを超えるのだ。
スーパーツイターも出口イコライザーをステンレスにするという選択もある。
ツイター両方とも鍛造ステンレス削り出し+鏡面加工にして、金具もネジもステンレスにするとかっこいいけど、まずは純正純正。
純正の縦型の隙間ら音が出てくるってなんかすごくない?笑
ネットワークも最高アップグレードでは、ムーンドルフ+トランス式の外部ネットワーク化というのもあるけど、パス。金がない。
純正コンデンサーを極性を精密にはかってもらって向きを設定してもらった。
ただ、アッテネーターは新品交換に。
音は交流なんだから無期は関係ないだろうという意見が存在することは理解している。
しかし、どうだろう。
たとえば、大きな一般道路(一方通行でない)、信号の制御を進行する順に同時に青になれば進めるけど、青赤青赤と交互になっていたら、イヤ信号は変わるからといっても次は赤青赤青な訳でしょう、進むのに時間がかかって進みにくいよね。
だから交流でも極性をそろえるのは大事だ。
ここをもっと説明すればいいのにね。
ケンリックサウンドこういうの好きね。そこにある素材からすべてを引き出すのね。
中の配線も被服にこだわりのあるケーブルや純銀単線も選べるだろうけど、ノーマル。
また、バイアンプと内部ネットワーク利用のモード切替スイッチも新しくしてもらった。
最後に4343の細いターミナル8本も交換して太いのにしてもらった。

これが元からついていたターミナル。
だいぶけちった。笑。
でも、スピーカーの表の紙(コーン紙じゃない、コーン紙は色塗ってもらった)もかえてもらった。
とはいえ、
ケンリックサウンドとしては持てる力を発揮できずにもどかしかったことだろう。
さらに納品動画まで撮影公開してもらって、この上なく光栄である。
すごい空気録音が並ぶ中でノーマルへのレストアでしかもアンプがしょぼい。並べもらって平気ですか、と、いまでも思っている。
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2024/03/03 12:23:24