これ、平成2年の司法試験憲法の問題だわな。

刑法の名誉毀損、侮辱、業務妨害のそれぞれの罪があるけど
それだけじゃ足りないので、あえて嘘と知りつつ嘘情報を発信することを禁じるというもの。ちなみに足りないというのは、災害の際に水源地が汚染されたと虚偽の情報が元でスーパーで飲料水が売り切れる事態が生じたって言うのよね。
問題作る方もいろいろ気を使うよね。
この年はこの問題だけでは足りないので、さらに、選挙の際には嘘情報の場合だと、SNS業者に削除を命じることが出来ると言うのよ。
これの合憲性を論じろって言うのさ。
ロシアを見ると思い出すね。
ちなみに去年の問題は覆面してでも行進することを禁じることの合憲性を論じさせていた。香港思い出す。
さらに、昔の問題は、性犯罪者で再犯する可能性が著しく高い一部の者は、もう、犯罪にでないことが避けられないのだと言う前提で、こやつらに、出所後20年にわたって、小型GPSを体内に埋め込む手術をして、これを警察署で24時間ずっと監視すると言うことの制度の合憲性を論じさた。そして、それだけでは、問題的に、制度的に、足りないので、監視対象が、小中学校、幼稚園、もしくは、保育園、または、公園もしくは森に入ってはいけないとして、入ったら禁止命令を出し、それでも入ったら罰金だったかなにするってのよ。ちなみにGPSかってに取り外した場合も刑罰が準備されている。
なんだか凄くない?
凄くない?
ショッキング性といういみではこれが一番。
さらに、昔の問題では、労働力を外国人に求めたいけど、日本に居座られると困るんだ。というめちゃくちゃな理由で、外国人来てもいいけど、一定回数以上は更新できず必ずかえれよって制度を作って、女性は妊娠出産を禁止するんだ。妊娠出産の状況になったら当然に強制送還となる。この措置を決めるのは裁判所じゃなく入管の職員だよ。ってまるで長崎出島のオランダ人待遇みたいな、ひどい問題。
憲法はこんな問題ばっかりだよ。
まったく生活とかけ離れた法律を無理矢理それとわかるような事例を作り出してきて・・・って訳では無く、生活に憲法が実は(私はじつはとは思わないんだけど)絡み合っていると思わされる問題ばっかり。なんかいやだなー。
司法試験ではなく司法試験予備試験では、
大火災が起きて、街が丸焼け、荒涼とした焼け野原が続く街がある。ここにあったお寺さんは、町民の多くが檀家である。また、この寺の催し物会場は町の集会場もかねていたり、祭りの際には町民こぞって寺で楽しむという状況のもとで、寺には金がないし、檀家も自分の家の再建で寄付なんかできない(ここで寄付の強制の問題かと思った。戒名に応じてね。爆)。寺の再建がままならないので、町が本堂、庫裏、催し物会場の再建に費用を負担した。合憲か?とかもあった。
これ、震災を思い出さずにはいられないんだけど一応気を遣って大火事としている。
(大火事と言えば、酒田の大火事の時、登記所は、登記簿を一生懸命運んだらしく、へーですな。私は、お寺の本像も登記簿もどうでもいいだろって思うタイプだけどね)
さらに、苦笑いするしかない問題で
法曹会には女性が少ない。女性は必要だという状況の下で、法科大学院に一定の割合の助成枠を設けるという措置が取られた結果、女性の合格点よりも高い点を取ったのに不合格となったので、自分は合格しているはずだ、この規制がおかしいといったもの。どこかの政党でクオーター制をやろうとしているけど違憲に気まっとるぞって誰かおしえてやってよ。
これ、祈念すべき第一回司法試験予備試験の憲法の問題だったはず。
ちょいと、昔の問題っぽいのは、
ホームレスは隣の市に行ってくれ、うちの市は金もないし、だいたい、あんたたちホームレスがいると市の印象が悪くなるんでねとっとと隣に移動してくれよ。あっち行くとホームレスでも生活保護も受けられるらしいよ。といっている市の生活保護不支給決定が憲法に反しないかというもの。
金がないとかいっているけど、実は、半分は国費である。
生活保護法は、住所でなくとも居所や現在地でも無差別に保護が与えられるんだけどさ。この市は、公園も、かわらも、道路も、ネットカフェも、定員オーバーのシェルターもみな、居所にも現在地にも認めない政策判断をしているのよね。
さらに、この原告、実は持病があって、病院に行かないとダメだから緊急医療援助を申請したんだけど、これも、しっし、他の市役所行けばいい!って言われている訳よ。
ついでに、住所がないから選挙権もないとこれも問題にしているわけ、笑。
今から考えると実に平和な問題ですな。
Posted at 2022/03/15 19:47:36 | |
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