
※長文です。
タイヤを替えたのを機に、車高調の減衰力を再設定した話です。
特に今回のタイヤ交換ではグリップがかなり落ちたから、再設定(最適化)は、個人的には必須と思って。。。
この記事のメインはセッティング出しの過程なので、結論は最後のほうにあります。
ほぼ、個人的備忘録。
タイヤは
シバタイヤTW280→シバタイヤTW380
TW280はサーキットのグリップ走行で使えるくらいハイグリップ、峠も気持ちよく走れますが街乗りには明らかにオーバースペックなくらいグリップ良いです。
TW380はまだ履き始めて10日ほどだけど、TW280と比べると明らかにグリップ低いの分かります(^_^;)
ロングライフが売りのタイヤ。
峠は、まぁ、いわゆるエコタイヤよりはグリップするかなぁ、っていう印象。
TW280のライフが短すぎたために履き替えたタイヤなので、ライフ重視、グリップは二の次なので仕方ないのですが・・・
そんな中でも峠を楽しく走るには、簡単に設定変更できる部分は最適化するが吉です(笑)
で、セッティング出しですが、
いつものことながら、
峠の短めのコースで往復して=上りと下りのセットで
試していきます。
myシルビアの車高調の減衰力調整は16段階。
0が最強(一番硬い)
16が最弱(一番軟らかい)
セッティング出しは2日間に分けてやりました。
日常の予定が優先だから時間制限あり(笑)
両日とも晴れ、路面はドライ。
タイヤを替える前の設定は
フロント 14
リア 7
だけど、これを基準にするのではなくて、一旦白紙に戻します。
以下、時系列に設定値とその目的、試行結果、考察や感想を書きます。
①最初の基準として、フロントもリアも一番軟らかい設定からスタート。
フロント 16
リア 16
予想通り、ダルい(笑)
まったりしている。
当たり前だけど、キビキビ感がない。
ゆったりドライブしたいだけならこういう設定もありだと思うけど、走りを楽しむ設定ではない。
②次に、フロント、リアともに減衰力設定可能な範囲のちょうど真ん中の値で試す。
フロント 8
リア 8
明らかに硬くなったなと感じる。
運転操作に対する反応は良いので、さっきよりは明らかに楽しい。
でもタイヤのグリップがそんなに良くないのもあり、調子に乗ると四輪で滑っていきかねない感じはある(特に下り)。
路面の継ぎ目でフロントが流れる。
とりあえず、フロントもリアも8〜16の間である程度当たりをつけていけば良さそうな感じ。
このあと、フロントとリアのバランスを変える実験に入ります。
③フロントのほうが硬い設定。
フロント 8
リア 12
良く言われるのは、フロントのほうが重いからフロントを硬くするという話。
でも、以前も何度か試した上で、私は普段、リアのほうが硬い設定。
どっちが良いのか?再確認の意味で、敢えていつもと逆方向(かつ、セオリー通りの方向)にセッティングしてみた。
(ちなみにmyシルビアの前後重量配分はおよそ55:45)
結果、フロントが流れる感がある。リアが粘るのでスピンはなさそうな妙な安心感みたいなものはあるけど、うーーん。。。
この設定で下りは嫌だな。アンダーが出やすそう。荷重の乗ったフロントごと横滑りの感じ。
上りはまあまあ。フロントにあまり荷重がかからないから影響少ないのかな。
④逆に、フロントがリアより軟らかい設定にしてみる。
フロント 12
リア 8
フロントとリアのバランス、無難な感じ。
やっぱりフロントを軟らかくしたほうがハンドリングは好みということを再確認。
ここまでで大まかな方向性は決定。
フロントをリアより軟らかくすることは決まったので、ここからはフロントの設定を決めていく段階に入ります。
ステア操作に対する応答性はフロントのダンパーの減衰力設定で大きく変わるから、まずはフロントを決めて、そのあとリアの設定に進むのが私のやり方。
フロントを硬くするほどステアレスポンスはクイックになるのと、硬くしすぎるとフロントタイヤが食わなくて外に流れる。
そこで、ある程度の応答性の良さがあり、かつ、フロントが流れる不安を感じないところにフロントの減衰力を決めていきます。
⑤ ④よりフロントを硬めに。②はやり過ぎなので、④と②の中間を取った設定。
フロント 10
リア 8(変更なし)
ステアレスポンス良くて、いい感じ。
フロントをあと1段緩める(軟らかくする)か?
時間制限で、1日目はここで終了。
2日目、基準として⑤をもう一度試す。
その上で、
⑥フロントを1段軟らかくしてみる。
フロント 11
リア 8(変更なし)
悪くない。思ったほどダルくないかな。
うーん、もう一度フロントを10段に戻してみるか。
⑦再び⑤の設定を試す。
フロント 10
リア 8(変更なし)
やっぱりこのほうがフロントの反応は良いと思う。
とりあえず⑦をベースに、今度はリアをいじってみて、最終的にはフロントは10か11で決めるかなぁ。
ここからリアの最適化に入ります。
⑧リアを硬く
フロント10(変更なし)
リア 6
たった2段の違いなのに、うわっ!てなるくらい、リアが硬い。突っ張っている感じ。
そもそも、これまでのタイヤなら、リアを6にすると、山のタイトコーナーではグリップが心配なくらいだった。
今のタイヤだとタイヤ自体が剛性低めなせいかグリップを殺してる感はないけど、ずっとこのまま乗ってたら頭痛くなるかも。
⑨リアを微調整。⑦と⑧の間。
フロント 10(変更なし)
リア 7
リアを1段戻してみた。
ペースカーがいたので2往復。
リアは硬すぎず、粘りすぎず、これで良い感じ。
でも微妙に回頭性が気に入らない。
普通はリアが7だともう少しリアの流れ感(本当に流れるわけではない)があるものだけど、それが感じられない。
リアの設定に対してフロントの粘りが不足している感じ。
⑩フロントの微調整
フロント 11
リア 7(変更なし)
予想通り、フロントの粘りとリアの粘らなさのバランスで良い感じになった。
フロントは粘り具合とステアレスポンスの両立、
リアは突っ張りすぎず、グリップと適度な粘らなさのバランス。
何を言ってるんだか意味不明かもしれないけど(笑)、これが私の好きな、myシルビアの足回り設定のポイント。
もう1往復走って、これが最終決定で良いか確認。
結果、満足なフィーリング。
フロント 11
リア 7
で決定!!
10回の設定変更、
初日は5往復、2日目は8往復の、
合計13往復して再設定は完了となりました。
セッティング出しだけで100kmくらい走ったから、さすがに疲れた。 爆
それにしても・・・
どんなタイヤでも、私の好きな減衰力設定は、リアは7から動かないんだなぁ~(^_^;)
↓これまでのタイヤと車高調減衰力設定の一覧
●シバタイヤTW380(今回)
フロント 11
リア 7
●シバタイヤTW280
フロント 14
リア 7
●シバタイヤTW240
フロント 13
リア 7
●DUNLOP DIREZZA DZ102
フロント 13
リア 7
●GOODYEAR REVSPEC RS-02
フロント 12
リア 7
フロントの減衰力はタイヤの剛性が高いほど軟らかい(数値が大きい)設定になってます。結果的に。
峠を走ってみた感じ、シバ380のグリップはレブスペと同じくらいかなぁ。。
間にシバ240とシバ280というハイグリップなタイヤを挟んでるから、あまり正確なことは言えないけど。
車高調減衰力セッティング完了直後のタイヤ。(新品から500km)
左リア↓

意外と小石いっぱい付いた。
右フロント↓
TW380は街乗りスポーツタイヤだけど、一応それなりに熱は入るみたい。
以下、参考までに過去に普段履きで履いていたタイヤ。
シバタイヤTW280 新品から峠を含む400km走行後
↓フロント
↓リア

溶けなくてもグリップするコンパウンドなので、あまり小石とか付かない。
シバタイヤTW240 新品から峠を含む500km走行後
↓フロント
リア↓

小石の付き方から、いかに溶けてグリップするタイプか分かる。
DZ102 新品から峠を含む300km走行後
レブスペはまともな写真がなかった(汗)
そこそこ減ってからの写真。
まぁ、ゾロ目でもないですが・・・
何の記録だよ、って感じですね(^_^;)
まとまりがなくてすみません。
とりあえず、再セッティング完了して楽しく走れるようになって気持ちが落ち着いたところです(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m