
前回ブログの続きです。
トーコンとタイロッドを替えた件のうち、前回はトーコンについて書いたので、今度はタイロッドについて。
もともと私はトーコンを替えたかっただけで、タイロッドはまぁそのうちに、くらいのつもりでした。
で、トーコン替えるって言ってたら、ドリフト界隈の諸先輩方から、その前にタイロッド替えたほうが、とご指摘頂きまして・・・
広場でドリフトの練習をしているうちは純正タイロッドで問題ないけど、そのうちコースに出るなら、サーキットデビューの前に強化しとくべき、と。
タイロッドが曲がったり折れたりしたら自走できないから。
(スピンしたり、サーキットの縁石ゼブラを踏んだりすると、曲がったり折れたりしやすいらしい)
それで、師匠(兼myシルビアの主治医)に相談して、
タイロッド強化はまだ急がなくて良いけど、
他にアライメントを取り直すような何かをするなら、ついでに強化タイロッド入れてもいいんじゃない、
とのこと。
それで、実はトーコンを替えたいと話したら、
それなら一緒に変えるのもあり、という話に。
なので、
フロント→強化タイロッド
リア→調整式トーコン
アライメント再調整
となりました。
交換前:純正タイロッド。
交換後:強化タイロッド。(イケヤフォーミュラ)
太さの違いが一目で分かると思います。
ちなみに強化タイロッドはステアリングラックのストロークが増えるので、純正タイロッドに比べて前輪の切れ角が増えます。
今回取り付けたイケヤのタイロッドだと、スペーサーの厚み=ストローク増加量は左右それぞれ7mmらしい。
(整備手帳に5mmと書いたけど、説明書見たら7mmでした)
この切れ角アップを目当てに強化タイロッド入れる人もいるけど、
私は単に強化したいだけで切れ角アップが目的ではなかったから最初悩みました。
そもそも切れ角アップさせたいっていう人の目的は、
ドリフトにおけるスピン回避と、大きく角度をつけたかっこいいドリフトをするためなんですよね。
確かに純正の切れ角のままドリフトを練習していると、フルカウンター当ててもスピンが避けられない状況というのはあるけど、
ここは今の私のレベルだと、切れ角の話よりも、まず、スピンしてしまう状況を極力作らないためのアクセルの踏み方や、カウンターを当てるタイミングなど、習得すべきことがあるんだと思うのです。
それと、NAのシルビアはパワーないので、切れ角アップしても、そのカウンター量に見合うパワースライドがなかなか維持できないっていう話もあります。
そういった事情でmyシルビアの切れ角アップには否定的な私ですが、
NAのシルビアでドリフトしている先輩方に聞くと、
・タイロッドの数mmのスペーサーくらいなら純正+αくらいの切れ角だから、パワー不足で困る感じではない
・気になるなら、切れ角が増えた分に頼らない運転をすれば良い
ということで、
それならいいかな〜と。
ちなみに切れ角アップする方法としてはナックルを替える(加工する)というのもあり、そのほうがタイロッドのスペーサーより大きく切れ角アップするのですが、さすがにNAだとナックルまでは替えないみたいです。
ハイパワーターボのドリ車なら切れ角アップナックル入れたりするみたいですけどね。
で、その、タイロッドの7mmのスペーサーで純正とどのくらい切れ角が変わるかと言うと、
純正タイロッドの場合
イケヤのタイロッドの場合
ステアリングの舵角で言うと、
フルロックが
純正タイロッドの場合→1周+120°くらい
イケヤのタイロッドの場合→1周+210°くらい
まぁ、1/4回転だけ余分にステアリングを回せるようになった感じです。
ステアリングの舵角が同じなら、前輪の角度も同じ。
(これが、ナックルで切れ角アップするんだと、ステアリング舵角と前輪角度の比率自体が変わるみたいですが)
タイロッド交換で切れ角アップして、フルロックまで切ったときのタイヤがボディ、タイヤハウスのインナーやサスペンション等に干渉しないか?ですが、myシルビアは大丈夫なようです。
タイヤも純正サイズだし、ホイールのオフセットも純正より5mm外側に出てるだけだし。
左にフルロックのときの左
左にフルロックのときの右
右にフルロックのときの右(後ろ側の上部)
右にフルロックの右
右にフルロックのときの左(前側)
で、結果的にmyシルビアも切れ角アップしたわけですが、
運転してみた感じ、
最初に違いを感じたのは、駐車場でバック出庫のとき。
うわっ、思ったより曲がる!って。
いちいち手元のステアリング見てないですからね(^_^;)
それと、Uターンも楽になりました。
感覚的に、これまでより40〜50cmくらい手前で転回できていると思います。
最小回転半径が20cmか25cmは小さくなった。
実は、これで、myシルビアのほうがmyフィットより明らかに小回りきくようになったんです(笑)
コンパクトカーより取り回しやすいって・・・(*´艸`*)
そもそもカタログ値の時点でGK3フィット(15インチ仕様)とS15シルビアは最小回転半径が同じ4.9mなので。。
たぶん今のmyシルビアの最小回転半径は4.6mか4.7m相当でしょう。
まぁ、切れ角とか小回りの話も結構書いてみましたが、
私がイケヤのタイロッドにした目的はあくまでも「強度向上」なので、
そのうち(1年後か2年後か3年後か分からないけど)来るサーキットデビューの前に強化しておけて良かったと思います。
補足:切れ角アップしたいけどタイロッド強化は要らない方は、純正タイロッドに付けられる切れ角アップスペーサーを検討されると良いかと思います。
有名どころでは知恵の輪とか。
ブログ一覧 |
シルビア | クルマ
Posted at
2024/09/15 18:55:53