かつりんのブログ一覧

前日に引き続き、準指検定の２日目。

実に見事なガスの中だ。

ちょっと先はもう見えない。
平衡感覚が失われ、雪面との距離感も分からず、まともに滑れる状況じゃない。
ジャッジも最後の２～３ターンぐらいしか見えない。


アップに１本滑ってみるが、降りるのがやっとという感じだ。

役員が寄って相談をする。
（左から、県連会長、ＳＡＪ専門委員（主任検定員）、教育本部長、ブロック技術員×２人）


とりあえず、スタートを３０分遅らせることにした。

専門委員に、「前週の指導員（正指）検定は、下はこんなんやったけど、上は晴れとったんさ。かつりんさん、本部長と上の様子を見てきてください。」と言われ、本部長と上がってみる。

クワッドを降りた段階で、即決！
全くダメなことを無線で伝える。

さて、どうやって降りようか。
ここはホームゲレンデ、１０年以上通い慣れたスキー場だ。
が、進むべき方向が全く分からない。
ピステン（圧雪車）の跡を頼りに、そろそろと進む。
なんとかコースの入り口にたどり着き、小回りでゆっくり降りた。

あれ？このコースってこんな片斜面だったっけ？
知らぬ間に、コース脇を滑っていたようだ・・・


バッジテストならともかく、準指検定なので中止にする訳にもいかない。
種目の順番を入れ替えて検定開始。

まずは横滑りの展開から。


リズム変化ポイントにポールを立てるが、全く見えない。
前半は回転数の指定があるが、これでは無理だ。
ジャッジから、回転数は多少違っても良いので、運動をしっかり見せるようにとの指示が上がってきた。

基礎パラ大回り、シュテムターンも同様で、ジャッジが見えないのでターン数の調整はできない。
不安な様子の受検者たち。


あっという間に、姿は見えなくなる。


不整地小回りでは、どのラインがどうなっているのかが分からない。
前日に練習したラインの状況であることを祈りながらスタート。


厳しい条件ではあったが、怪我をすることなく、全種目無事終了。


これで僕の今季の役員としての仕事も終了だ。
来季はこのＩＤを付けることがないことを祈るのみ。



運命の合格発表。


合格者は５人。
うちのクラブ員は・・・来季も頑張ってくれ！


帰りも高速代節約のため、小牧まで下道を走る。
高山市街地を避け、このルートで下る。


おっさんだけど、通ってもいいよね。