かつりんのブログ一覧

昨年に続いて、子ども体験活動クラブのスキーツアーの指導者として、飛騨高山スキー場に行ってきた。

飛騨高山は、緩斜面メインで、急斜面・中急斜面もそろうスキー場。

ローカルと、乗鞍青少年交流の家の利用者がメインのアットホームな雰囲気だ。



ここの一番のウリは、リフト券売り場と間違えてしまう喫煙所。←個人的見解（笑）

スクールの先生も利用するので、面白い情報も聞ける。


今回は、体験活動クラブのスタッフと保護者がメインの中級班を仰せつかった。
当初は６人の予定だったが、３人は初級班を所望したので、ある程度滑れる大人３人という恵まれた班を担当した。
２級をお持ちの７０歳男性のAさんと、３級程度の女性Bさんは、何度かご一緒しているので滑りもよく分かっている。
もう一人のCさんは、平成初期にちょこちょこ滑りに行っていたが、久しぶりにスキーを履くという女性。

初日は快晴で暑い中、基本の確認と大回り系のレッスンをした。
３人とも、切り替え直後にテールを振って、山回りでずらしてスピード制御をするという、典型的な中級者の滑り。
その原因は、（恐怖心は別として）三者三様。
生徒は３人だけなので、それぞれに合わせて課題やアドバイスを与えられる。

午後には、良い滑りになってきた。
特にCさんはかなりブランクがあったものの、言われた運動をしようとする意識が見られ、２級大回りなら加点してもよいかなというくらいの滑りになってきた。
Aさん、Bさんも進歩が見られた。


２日目も快晴。


朝からいきなりアクシデント。
Cさん、準備運動を終えたら自分の板が無くなっていたと。
残っているレンタル板は２セット。
いずれもビンディングが大きい設定だ。
ということは、間違えたヤツは無理やりはめていったということ。
で、なんで２セット残ってるの？？

レンタルブールにはソール長が書かれていなかったので、サイズでおおよそのソール長を推測。
それに合わせてビンディングをセットしたところ、一発で良い雰囲気のはまり方になった。


前日に約束したとおり、小回り系中心でレッスン。

昨シーズンからの教程にある横滑りの展開からの小回りへの発展を試みるが、３人とも全くできない。
ある程度の中期的スパンでやらないと難しいのかも知れない。

そこで、従来のかつりん的手法でやってみると、３人ともそれなりの進歩が見られた。
来季の２級受験を薦めたCさん、上手くなったが、現時点では６４～６５の微妙な感じ。
クラブツアーまでに機会があれば、シュテムの練習もさせたい。

Aさん、Bさんも、ターン前半から円い弧を描けるようになってきた。
それぞれに課題は残るものの、楽しみながら上達していって欲しい。

レッスン修了後、初心者班のアシスタントをしていたDさん（１級）の小回りレッスン。
１を聞いて１０を知ろうとするので、頭が混乱しているようだ。
今まで教わったことが整理されずに混じっているので、教われば教わるほどにおかしな動きになりがち。
もっとシンプルにシンプルに。

その後、会長と２本滑って終了。

思ったよりはバーン状況は悪くならなかったので、二日間を楽しく滑ってもらえたのではないだろうか。


春スキーにの時季になってきた。
春を制する者はスキーを制す。
いよいよ、本格的な練習モードだな。