サーモケース修復

10年以上冷却水を入れたままで放置されており中途半端に残っていたせいで
サーモスタットが付く部分が腐食によりかなり痩せていました。

材質はヘッド側なので間違いなくアルミです。
アルミに肉盛りとなると溶接かエポキシ樹脂が一般的です。

車載でも溶接肉盛りは可能ですがヘッドを降ろさないと元の形状に削ることは
難しいのでエポキシで修復します。
強度はあまり必要とされませんし温度的には高くても100度程度でしょうから
エポキシで問題ありません。

GM-8300やDevconは高価ですので使えません。
JB-WELDという製品を使用しました。
1gあたりの単価は高いと思うのですが大量に使う場合は溶接が可能な箇所が
ほとんどですのでこれで済ませています。

サーモスタットが収まる溝を再現しないとサーモスタットがきちんと収まらず
水漏れが発生しますのでサーモスタットを入れて型どりします。
アルミ以外でも極一部の樹脂以外接着されてしまいますのでサーモスタットに
薄くグリスを塗って押さえつけました。


1日経って硬化したことを確認し盛り上がった個所を削り、タップを立てて完了です。