2022年08月10日
新型コロナウイルス感染症の罹患記録です。個人的な忘備録として文字に起こしました。
実際の経験談を探して対応することが多くあったので、私個人の経験としてアップします。必ずしも全ての方に当てはまるものでは無いと思いますので、参考にされる場合は自己責任でご判断ください。
今回ご対応いただいた全ての方に感謝しています。
まとめ
・発症からピークまでの時間がとにかく早い。
・発熱外来は予約が困難。救急搬送は受け入れ先が見つからないことがある。
・ワクチン3回接種していても、呼吸困難になる場合がある。
・急性期症状回復後に味覚・嗅覚障害が出て現在も続いている。
・埼玉県の罹患者サポート体制は比較的使い勝手が良い。
経過
7月31日:16時ごろに家族が40℃の発熱。そして闘病期間の始まり。
8月1日:私は会社の規定に沿って在宅勤務に切り替え、家族は発熱外来を予約して受診した。
9:00:発熱外来の予約。予約開始時間からおそらく400回以上もコールして繋がらず。
通話中などではなく、回線混雑でそもそも相手に到達していないような状況。
(iPhoneの発信履歴は最大200件の様で、履歴1件(200)と表示された)
12:30:奇跡的に電話がつながり発熱外来の予約が取れた。
15:00:私自身も発熱、全身倦怠感、咳、喉の痛みに見舞われる。
17:30:受診・検査の結果、PCRで一人陽性、二人陰性との結果。
(急いで私も病院に向かい、追加検査の可否を聞くも時間が遅いのでNGとのこと)
8月2日:私の発熱外来受診と症状の悪化
9:00:発熱外来の予約電話を開始。火曜日だからか200コール位で予約が取れた。
15:00:発熱外来受診。
家族が陽性者となり外出出来ないため、私一人でナナマルに乗って発熱外来受診者の待機場に向かう。このとき39.5℃の発熱有り。
15:40:診察・検査
受付から受診、検査まで全てナナマルの運転席に座ったままで完了。
※医師は窓越し、2mほど離れた距離から5〜10秒会話しただけでした。
16:20:お会計。
ドライブスルー形式で会計担当の方が助手席側から対応いただいて、処方箋も受領。そのまま隣接する薬局の駐車場へ移動。
16:30:薬局の受付も車に乗ったまま係の方に処方箋を渡すだけ。
17:00:薬の受け取りと会計は同じタイミングで車に乗ったまま実施。
17:20:帰宅(39.8℃、酸素飽和度95%)
家族が受診をした病院と異なり、PCR検査の結果は翌日に電話で連絡をもらえるとのこと。
18:00:体温39.6℃、酸素飽和度92%
この時点で咳が出ていなくても、深呼吸をしても苦しい状態が続く。
18:51:家族が心配をして119に連絡して相談。救急車を要請。(私はあまり記憶がない)
19:00:救急隊到着。
状況を確認して搬送先を探すも見つからず。(年齢、症状を考えると入院病床が逼迫している中では優先度が低いのだと思われる。)
最終的には搬送先が見つからず、酸素吸入で酸素飽和度が多少回復したこと、より症状の重い方が出るかもしれないなかで救急車を占有しておくべきではないとの判断でそのまま自宅で療養。(これも記憶があまりないが、不搬送に関する説明及び同意書という書類にサインをしていて記録が残っていた。)
※陽性者の場合、保健所の管轄になるので119番通報だけで独自に病院への搬送はできないとのこと。(本当に?)私の場合は検査済み、結果待ちの段階だったので救急隊の判断で病院への搬送も含めて検討いただけたようです。
8月3日:PCR結果陽性の連絡と症状のさらなる悪化
9:00:体温39.5℃、酸素飽和度94%
15:00:先に発症した家族はほぼ平熱に下がった。
18:00:体温39℃、酸素飽和度95%
8月4日:回復基調と新たな症状
9:00:体温38.5℃、酸素飽和度95%
ようやく解熱剤が効き始めた感覚があり、症状が少し落ち着き始めた。
11:00:3日ぶりに水分以外の食事(フルーツゼリー)を食べた。直後にものすごい吐き気。
18:00:午前中に食べたゼリーの残りを食べた。
→味が全くしなくなっていることに気が付く。
20:00:37.5℃、酸素飽和度96%
久々に37℃台まで体温が下がり、終わりが見えてきた(と思っていた)
8月5日:倦怠感、咳の悪化と味覚に加えて嗅覚異常発症
9:00:36.8℃、酸素飽和度96%
朝ご飯にお稲荷さんを食べるも、味がせずベチャベチャ脂っこい感じだけが強調されて気持ち悪い。食べられず。
12:00:食べられるものを探してレトルトカレーを食べてみる。
一部のスパイスは感じるものの、味と香りがせず。それでも味を想像しながら食べられた。
18:00:食欲がなく、ウィダーインゼリーを流し込んで終了。
8月6日:発熱はないが、気がつけば昼間に7時間寝ていた。
9:00:36.5℃、酸素飽和度97%
レトルトカレー(ボンカレー)を食べる。昨日のインドカレーと違ってマイルドすぎるのか、スパイスも辛さも一切感じない。味を想像して食べた。
19:00:目覚める。昼頃にトイレに行った後、目が覚めたら外が夕暮れに。
直後から全身倦怠感が全くなくなり、よく分からないテンションに。
Apple watchの心拍トレンドが異常を感知。平常時心拍数120を超えていた。
23:00:就寝
8月7日:平熱、酸素飽和度96%
食事以外は普通の生活が送れるような感じ。体力が落ちている点、しゃべると咳が止まらなくなる点、嗅覚・味覚が全くない点だけが残っている。
8月8日:在宅勤務で復帰予定も、全身倦怠感があり有給休暇を取得した。
9:00:咳が止まらず、薬がなくなりかけていたので罹患者相談センターにTEL。
(これは2コール程度で比較的スムースにつながりました)
状況を伝えたところ、看護師から折り返しで電話をするとのこと。
11:00:看護師から折り返しの電話があり、改めて状況を伝えた。薬を希望すると、医師の電話診察を受けるように言われた。
11:15:ファストドクターというシステムにスマホで繋ぐと132番目との表示。診察予定時刻は16:40〜17:10頃と画面に出ていた。
16:15:医師から電話がかかってきて3分程度の診察を受けた。当初出されていた処方箋の内容に準じて、2種類の薬を出してくれた。(後日配達)
8月9日:在宅勤務で復帰。倦怠感は少し緩和、しゃべると咳が止まらなくなるので会議などはチャットでテキストにて参加。周りの協力が非常にありがたかった。
8月10日:在宅勤務。9月の学会発表に使うスライド構成を一気にまとめる。
後遺症で言われる集中力の低下は今の所感じていない。
後日配達予定の薬が届いた(代々木にある薬局から発送されていた)
ということで、これまでの経過でした。
現時点で味覚・嗅覚の異常があり、食事の味も香りも全く分かりません。
妻が作った食事に対して、”これ何味?”と失礼な質問をしながら味を想像して食べています。
今日は生姜焼きだった様ですが、聞くまでは単なる野菜炒め(無味)だと思っていました。
発症直後は辛味(味覚ではなく痛み?)と甘味の一部は感じられるので、激辛カレーを中心に食べて体力を回復させてきました。
以下、自宅内隔離で買っておいて良かったものリストです。
・ポップアップテント(自宅内隔離用)
・使い捨て紙皿と割り箸、紙コップ(消毒や洗浄時の感染を防止できる。)
・500mlの飲料(水分補給量が把握でき、家族との接触を減らせる。)
・紙タオル(自宅でハンドタオル使用を禁止し、使い捨ての紙タオルにした。)
そのほか、
・窓を2方向以上で開放しながらエアコンを入れて換気をし続けた。
・歯磨きは隔離、換気ができて高温多湿なお風呂場で実施。
(歯磨き粉やコップは普段から家族それぞれ分けています。)
・全員でマスク
・買い物は全てネットスーパー(節約意識は一度忘れて、とにかく楽をして心に余裕をもつ)
・子供らは室内で楽しめるような玩具、これまで買わなかったDVDなどを断続的に買い与えて気分転換をさせる。
こんな対応で、4人家族のうち感染確認後の家庭内感染は発生させずに隔離期間を超えることが出来そうです。
Posted at 2022/08/10 22:46:34 | |
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