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しばらく雨が続いています。勢いで作り始めた木製カーポートの製作も塗装作業が終われば工程も折り返しというところです。
仕事から帰宅して塗装。出勤前に塗装。これの繰り返しで作業を進めていますが、降り続く雨によって塗料の乾燥時間が長くなり、3度塗りで仕上げる予定の材料はまだ2度塗りの乾燥待ちの状況です。

あまり長引かせても色々と支障が出てくるので、2度塗りで組み上げてから仕上げに刷毛塗りをする方針に切り替えました。

柱と梁の塗装は終わったので、あとは屋根下の材料を塗装するだけです。
本数は多いものの、キッチリ並べてコテ刷毛で一気に塗ってしまいます。
週明けからは晴れの予報なので、乾燥時間が短くなるのが楽しみです。

ちなみに塗料といっても、木材の保護を目的として材料に吸収させるタイプのものなので、仕上がり後もうっすらと木目が見えて自然な風合いになります。


今回は既設ガレージの色合いに合わせて不人気色と評判のブルーグレーを選定。自宅の縁側でも同じシリーズの色違い(キシラデコールのオリーブ)を使っています。

アルミ製の市販カーポートの屋根材といえば軽くて機能性の高いポリカーボネートのイメージがあります。
既設の鋼製ガレージは金属製の折板屋根で、私が上を歩いてもびくともしません。
雪や風の影響を受けにくい剛性が高い建材という点では折板屋根の方が安心です。
ポリカ製の折板屋根材もありますが、価格が高すぎて予算オーバーだったため、ポリカ製の波板を使うことにしました。

ポリカ製の波板を製造しているメーカーは国内でも複数社あります。そこで、メーカーと製品を選定するにあたり条件を決めました。

・出来るだけ光を透過する。（できれば透明）
・汚れが目立ちにくい
・熱線カット

ホームセンターではオリジナル品と信越ポリマーの製品を在庫していました。
しかし、熱線カットをする商品は全光線透過率が最大で40%です。
ポリカ製品では有名なタキロン製の熱線カットする製品ではクリアスモークマットという種類で全光線透過率が70%と値が大きく異なります。

調べてみるとタキロンは同様の製品では他社と比べても特許出願数が多く、歴史も長いことがわかりました。そこでタキロン製の熱線カット クリアスモークマットに決めました。

しかし、近隣のホームセンターでは取り扱いがなく、取り寄せは可能なものの信越ポリマー製が1700円/枚（６尺）に対して2,600円/枚と単価に差があり、在庫品ではないので１０枚単位でしか購入できないことが判明しました。

大型の建材は通販で購入すると割高になるイメージがあったのですが、色々調べてみるとタキロン製品を多く取り扱うサイトでは、一枚1,600〜1,700円で販売していることがわかりました。
しかし大型商品として送料が数千円以上かかるケースや、個人宅への発送をしていないケースがほとんどで、ネット購入を諦めかけていました。
透過率や熱線カット機能が諦めきれずにネットを徘徊していて、ようやく以下の条件で送料無料、一枚1,630円で販売している問屋さんを発見しました。
・注文は１０枚単位（必要数24枚なので、6枚余分に購入する形に。）
・個人販売可能だが、その場合は運送会社の配送拠点留め
https://www.a-yukichi.com

カード払いで注文すると、翌朝にはメーカーから直送で発送した旨の連絡がありました。（Amazon並みに早い対応でした。）

普段は金属材料の開発をしていることもあり、同じ規格の材料でも機能性の違いでこんなにも悩むことがあるのだとユーザーの気持ちを実感した資材選定となりました（笑）

例によって作業に夢中で加工途中の写真はあまり撮っていません。Youtubeなどで見かける作業の様子を撮りながら何かを作り上げるような器用なことはできないようです（笑）

材木屋さんに配達してもらった木材は非常に質の良いもので満足しています。


これからしばらく雨が続く予報なので、今日は木材の加工を一気に進めました。
大まかな図面は書いたものの、結局は現物合わせになる部分も多いので、柱全てと長手方向の梁については全て加工を済ませて仮組みまでしてみました。仮ぐみ後に塗装に向けて全バラししました。


次は塗装作業となり、粉塵は舞わないのでガレージの屋根下で（換気はしつつ）雨の中の作業となりそうです。その前に今週末は下地処理を兼ねて材料の表面を磨いてみようと思います。


慣れない作業で全身が筋肉痛になりそうです（笑）

必要な資材が揃う見通しがたったことは前回のブログでご報告しました。
木工未経験者なので小学校の図工の時間で使っていた金槌や鋸しか持っていません。資材が揃っても道具がなければものづくりは出来ないよね！
ということで、新たに揃えた道具編です。
DIYとはいえそれなりの規模の構造物を全て手刻みでつくるため、仕上がりや効率に影響する道具については新たに揃えることにしました。

・ハツリ用電動ハンマー　HILTI TE505(中古9,000円）
　（原理的には石材用のノミでいけるのですが、網入り土間コンをはつるのは大変です。）
・コンクリート用電動カッター　マキタ8型カッタ 4108R (中古14,800円)
　（土間コンをはつるときに、外周部に切り込みを入れておかないと、割れてほしくないところまでヒビが入ると思われる。）

・レーザー水準器　新品12,000円
　（素人が墨出しするより、常に水準器を当てて作業した方が確実に水平が取れそう。）

・電動丸鋸 165mm ハイコーキ18V 新品19,800円
　（ハイコーキの18V電動ドリルドライバを持っているので、同じメーカーで購入。）

・振動ドライバドリル　ハイコーキ18V 新品28,800円
　（マルチボルトバッテリー２個と充電器が付いているので、電池代で本体がおまけのようなセット。電動ドリルドライバでは自宅の米松にネジを打ち込むのに苦労したため購入。）

・替刃式両鋸　新品 2,145円
　（板目と柾目で鋸歯が違うなんて知りませんでした。両刃だと持ち替えなくて良いので、おそらく便利。）

・二枚刃カンナ 60mm　新品4,100円
　（シャーッとやってみたかったw あとは角材の角を落とすのにも便利そう。）

・ノミ 24mm 新品1,800円
　（ほぞ、ほぞ穴加工をする時に必須）

これ以外には木工用のドリルビットや丸鋸用の替え刃、ガイドなどを揃えました。
基礎用に購入した工具はカーポートの工事が終わり次第、中古品としてフリマサイトに出品予定です（笑）

あとは材料の到着を待って、地道に仕上げていきます。

DIYカーポートの制作を決意して基礎工事まで完了しました。
資材調達の見通しを立てる前に基礎工事をしたのは、土間コンクリートをはつれば後戻りは出来なくなるので、自分を追い込むためでもありました。
ちょうど仕事と学業の両面で学会発表が終わり、ストレス発散にもなりました（笑）

今回のDIY木製カーポート制作にあたり、必要な材料は以下です。
・基礎用の束石（羽子板付き：柱を固定するための金具）５００円×８
・束石を固定するためのコンクリート２５kg＝６００円
ここまでが前回の基礎工事ですでに使用したものです。

これから上物を建てるために木材やポリカーボネート製の屋根材、
さらには固定用のボルトナット、ビスなどを揃える必要があります。
当初は近所のホームセンターで全て揃えるつもりでしたが、
ものは揃うものの納得のいく品質で全てを揃えることが困難なことが判明しました。

というのも、在庫している建材は良いものから順に売れ、姿形の悪いものがずっと残るという店舗販売ならではの課題があることに気がついたためです。
ボルトナットやビスなどの工業製品と比べると、木材は天然のものなので割れや狂いが出るのは仕方がないものの、素人がそのような材料を扱う自信がないというのも不安要素でした。

そこで近隣の材木店に問い合わせて、個人に対して小口でも材木を納めてくれる店を探しました。
私は建築業界にいないので敷居が高い印象があったので、ネット販売やWebサイトがある材木店からたどり、ヤフオクで半端もの（家を建てるには数量が少ない）を販売している材木店を発見。
出品している品物を含めて、ようやく素人が構造材として扱えそうな資材を調達できる見通しがたちました。

柱　：桧KD特一等　□90×3000mm
梁　：桧KD特一等　□90×3000mm, 4000mm
母屋：桧KD特一等　□45×4000mm
垂木：桧下地用S品　40×30×4000mm
破風：杉総赤身　180×24×3650mm
壁　：杉総赤身　180×24×3650mm
送料：250円/km
合計88,000円

すでに発注済みなので、しかるべきタイミングで配達してもらい、しばらくは既設のガレージを木工場として利用する予定です。
本当はプレカット材だと楽なのでしょうが、今回はパワポ図面なので現地合わせの手刻みで材木の加工をしていきます。