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イイね!
2019年03月15日

久々の戦車制作 チハたんズの野戦火力担当、一式七糎半自走砲 ホニI

久々に戦車模型作りました。前回初めて作った戦車界のアイドルとでもいうべき存在、チハたんの愛称で知られる九七式中戦車は1/35スケールで1/24のクルマ模型と大差ない大きさでした。
折角ならディオラマ作ってとかハマり出すと部屋がいくつあっても足りなくなるので自重しようと、今回は1/76としました。他にも1/48とか1/72とかありますが、1/76と1/72では船で言うところの1/700と1/720位の微々たる差なので同じ立ち位置にしようかと思います。クルマで言うとちょうどカプセルエムテックの縮尺なのでそのシリーズと並べることができますね。
チハたんの戦闘力はチハたんの記事で熱弁しましたが、1930年代それもノモンハン事件や支那事変などで慌てて開発された経緯があって兵器として色々問題点を抱えていました。それでもノモンハン事件では大活躍して戦争こそ負けたものの戦車の損失は大日本帝国&満州国チハたん&八九式中戦車(ダックテールの愛らしさは随一!)&九七式軽戦車(おむすびのような愛らしいシルエット)29輌なのに対し、ソ連&モンゴルはBT-5BT-7T26(WarThunderではロシア補正マジコロス!!個人的不倶戴天の仇)など397輌と、キルレシオは約13.7:1と圧倒的な強さを誇りましたが、日米開戦のころにはすでに時代遅れとなっていました。

特にアメリカ陸軍における新鋭のM3リーM4シャーマン相手ではチハたんは苦戦を強いられ、チハたんの改良版(アジアと太平洋の平等と平和のために今日も戦う、帝国戦隊チハたんズ)が次々と登場しました。

チハたん∩(・ω・)∩ばんじゃーい

その中で特に宿敵シャーマンマジコロスマンとしてチハたんの車台に75mm口径の90式野砲を無理矢理載せた個体が

一式七糎半自走砲 ホニⅠ

です。別名一式砲戦車一式自走砲。以下ホニたん。野砲を載せた戦車だから砲戦車だし、自走できる野砲だから自走砲であるためにややこしいです(笑)
どっかの大百科ではチハースホルンなんてあだ名がついてます。
チハたんに比べオープントップとなったために後方と上方からの攻撃を受ければ乗員は確実に戦闘不能(というか即死)になり、主砲が大型化したことによる重量増で機動性が悪くなるとともに装弾数も著しく少なくなり、さらには固定砲台となって使い勝手が悪くなったという大きなデメリットを抱えたものの、500mでシャーマンを正面から一撃で仕留められるほどの火力を得ました。主にフィリピン防衛線で活躍し、たった4輌でアメリカの圧倒的優勢かつ制空権確保状態にもかかわらずアメリカ軍を苦しめ、6カ月も粘りました。ホニたんが破壊したアメリカ戦車多数。そのため、ホニたんは連合国側の評価も高いのです。そのホニたんも、火力をさらに引き上げた一式十糎自走砲ホニⅡ(チハンメル)、防御力を大幅に引き上げた三式砲戦車ホニⅢ(ヤークトチーハー)へと進化を遂げました。そのいずれも多くの欠点を抱えながらも戦中の大抵の戦車を破壊できるほどの圧倒的な火力と殲滅力で連合国側から高い評価を受けています。それもこれも、母体であるチハたんの優秀さがあるのです。ほらそこ、それしかなかっただけとか言わない!


制作に要した期間は1週間ほど、時間にして6時間ほどでした。簡単どころか古いフジミ製だけにバリが多く合いが悪いなど精度が今一つなうえ小さい故に転輪や履帯の組み立てで手こずったり、手間暇かかりました。でも可愛いから許す!可愛いは正義!今回も臨場感を出すために自宅の庭で撮影しました。

正面側から
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今回も迷彩塗装を施さず、地の色であるカーキを選択しました。細部は自分で調べて追加塗装しています。とにかく合いの悪さには泣かされました。何度くっつけた部品が取れたり飛んだことか。砲口が再現されていなかったのでドリルで穴を明けて再現しました。兵士が2人乗っていますが、恐らく車長と無線手でしょう。オープントップなのがよくわかります。機動性は悪かったらしいが、岩くらいなら乗り越えられたでしょう。

左側面から
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可愛さと機動性ならチハたんに譲ります。火力だけならチハたんを圧倒します。巨大な固定砲塔がチハたんとの大きな違いです。雑草と砕石が臨場感を引き出してます。
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こちらはチハたん。砲ちっちゃ!けどやっぱり愛らしさはピカイチ。
チハたんの可愛さがよくわかる動画

後ろ側から
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後ろから攻撃を受けたら楽に死ねます。まったく守られてませんからね。穴埋めするの忘れていたせいで、後ろから羅の狙撃で被弾したかのようですね(苦笑)マフラーは車体色指定でしたが、銀色にしました。また、ワイヤーの下に本来ある信号機のようなものもしっかり塗装しておきました。さらには、こちらからは見えませんが、バールやハンマーも再現しています。出来ればジュリ缶やドラム缶なども再現したかったが、それは別の機会に。

やはり日本は、数と量、そして稚拙な戦略で負けたのであって、個々の質では決して劣るものではなかったとはっきりわかるんです。日本の学校教育よ、ホニたんに謝れ!!そしてホニ3姉妹に散々苦戦させられたアメリカ陸軍にも謝れ!

さて、次回はまた制作中の空母はそっちのけで、クルマ模型を予定しております。
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Posted at 2019/03/15 21:34:08

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