• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2016年02月24日

smart forfour

smart forfour 昨年のブログで「2015年 気になる車 その1」として取り上げた「RENAULT TWINGO」と同じプラットホームをもつ兄弟車「smart forfour」が日本でも発売されました。

海外では61馬力の998cc・NAエンジンに5速マニュアルのベーシックモデルと、71馬力の998cc・NAエンジンと898cc・ターボエンジン(90ps/5,500rpm、135Nm/2,500rpm)に、トランスミッションが、5速マニュアルとゲトラグ製の6速デュアルクラッチ式自動変速機を組み合わせたモデルがありますが、日本仕様は今のところ、71馬力の998cc・NAエンジンに6速DCTの組み合わせのみです。

これが現在のワタクシのスーパー通勤快速車である三菱アイに代わる次期愛車候補となりえるか?検証してみました。

まずはスペック比較。
アイ (CBA-HA1W)smart forfour (DBA-453042)
駆動方式MRMR
エンジン形 式3B20281
種 類水冷直列3気筒水冷直列3気筒
弁機構チェーン駆動DOHC12バルブ
MIVEC
直打式
チェーン駆動DOHC12バルブ
VVT
直打式
過給機IC付きターボ
排気量659cc998cc
内径×行程65.4 × 65.4㎜72.2 × 81.3 ㎜
圧縮比 :18.810.5
最高出力64ps/6,000rpm71ps/6,000rpm
最大トルク94Nm/3,000rpm91Nm/2,850rpm
燃料タンク容量35㍑
(センタータンクレイアウト)
35㍑
使用燃料無鉛レギュラーガソリン無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション4A/T6A/T(6速DCT)
変速比1速 2.846
2速 1.581
3速 1.000
4速 0.685


後退 2.176
1速 3.917
2速 2.429
3速 1.436
4速 1.021
5速 0.867
6速 0.702
後退 3.508
最終減速比5.8411/2/5/6速:3.895
3/4速、後退:4.353
寸 法全 長3,395㎜3,550㎜
全 幅1,475㎜1,665㎜
全 高1,600㎜1,545㎜
ホイールベース2,550㎜2,495㎜
フロントトレッド1,310㎜1,465㎜ (ET32)
リアトレッド1,270㎜1,430㎜ (ET42)
最低地上高150㎜125㎜
最小回転半径4.5m4.1m
重 量車両重量910㎏1,010㎏
前軸重
(重量配分)
400㎏
(44.0%)
450㎏
(44.6%)
後軸重
(重量配分)
510㎏
(56.0%)
560㎏
(55.4%)
タイヤ前 145/65R15(φ569㎜)
後 175/55R15(φ573㎜)
前 165/65R15
後 185/60R15
ホイール前 15×4J
後 15×5J
15×5J
15×5.5J
空気圧
前 200kPa
後 250kPa
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
後 ドラム(リーディングトレーディング)
前 ベンチレーテッドディスク
後 ドラム
EBD(電子制御制動力配分機構)付ABS
+ブレーキアシスト機構
EBD付ABS
+ブレーキアシスト機構
サスペンション方式前 マクファーソンストラット式
後 3リンク ド・ディオン式
前 マクファーソンストラット式
後 ド・ディオン式
ステアリングギヤ形式ラック&ピニオン
(電動パワーステアリング「EPS+」)
ラック&ピニオン
(電動パワーステアリング)
JC08モード燃費18.4㎞/ℓ22.3㎞/ℓ
販売日2006年1月24日
~2013年9月27日
2016年1月~
価格(消費税込み)1,476,000円2,090,000円
備 考※ 後期型アイ Tグレード2WD
※ passion グレード


スペック上の比較では、スマートのサイズはアイより155㎜長く、190㎜幅広で、車高は55㎜低く、ホイールベースは55㎜短いとなっています。
最小回転半径はボディサイズが大きいにもかかわらず、4.1m
エンジンパワーは排気量の大きなスマートの方が7ps勝っていますが、逆に最大トルクはターボエンジンのアイの方が3Nm勝っています。
軽自動車としては重いアイですが、それでも車両重量は100㎏スマートより軽いので、加速性能はアイの方が有利?。因みにスマートの最高速はカタログ値 151㎞/hとか。

下の図はスマートの兄弟車であるルノーの「TWINGO」の構造図です。「smart forfour」も基本的に同じ。
RENAULT TWINGO の構造
三菱アイの構造
見て分かるように、アイと同じくエンジンが後車軸より前に搭載されているのでミッドシップです。
ステアリングギヤボックスの位置は、アイとは違い前車軸中心より前方にある「前引き」なので、逆にブレーキキャリパーは後側にあります。
前後重量配分もアイとほとんど同じで、これはポルシェ・ケイマンSのPDKモデルとも同じです!
しかも、オーバーハングに重量物がありません!!
アイと同じく前方吸気・後方排気式の直列3気筒エンジンは、49度後方に傾けて搭載されているので(アイは45度)低重心で、下手なスポーツカーよりスポーティな要素を持ち合わせています。

しかしながら、気になるのは、リヤ・サスペンションです。
アイと同じ ド・ディオン式(駆動部とサスを分離したリジッド)アクスルながら、スマートはオメガアーム式。(アイは後端ビーム式トーションビームアクスル)
オメガアームとは、上の図で言うとパワートレインを避けるように左右輪を連結しているU字型鋼管チューブのビームを前端の回転軸でボディにマウントしたもの。
ド・ディオン式アクスルの長所は、独立サスに比べると低コストで、リジッドアクスルに比べ バネ下重量の軽減と、リジッド式のメリットである対地キャンバー変化の少なさを両立し、路面追従性と乗り心地を向上させることらしいが、スマートのビーム(鋼管チューブ)は非常に重そうです。
また、今月発売の「CAR GRAPHIC」3月号に福野礼一郎氏が書いた記事によりますと、ビームとラテラルリンクそれぞれが描く軌跡が大きく異なるため、互いの動きへの干渉が大きい。これをビームのたわみによって半ば強引に逃がしているのだろう。どう考えてもいい設計とは言い難い。との事。
一方、後端ビーム式トーションビームアクスルの特徴は、トレーリングアームがねじりと曲げを許容する板構造なので、横力を取るためにラテラルリンクで支持している。左右逆相時も対地キャンバーは不変なので旋回時の操縦性のリニアリティが高い。またビームのねじれも単純なので部材や溶接の品質保証が楽である。との事。

と言うことは、リヤサスペンションはアイの方が基本設計が良いと言うことか?
でも、国産車はボディ剛性やダンパーがショボいから、実際のところ如何なんでしょう?



カタログだけでは分からないので、試乗してみました。

と言う話は長くなるので、次回のブログにて。(笑)


関連情報ホームページURL:
The new smart forfour(日本語版)
smart forfour(英語版)
ブログ一覧 | Interested Car | クルマ
Posted at 2016/02/24 10:00:06

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

5/10 土曜日の朝‼️
ミッキーたんさん

車関連の業者さんって難しいですね!
のうえさんさん

モンスター リバイブ インプレッシ ...
SOROMONさん

タオルの汚れが顔に見えるぅ〜🤣
のりから めんたいさん

2,000!
R_35さん

おかげさまで、本日24時間点滴の束 ...
なつこの旦那さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

みんカラ 旧ニックネーム : 銀色S2000はーどとっぷ  30歳を過ぎた或る日、ドライビングスクールに参加したことが切っ掛けで、走りに目覚めてしまいました。...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/5 >>

    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

Traditional Japanese Garden Styles 
カテゴリ:My Web Site
2009/11/28 11:24:50
 
My Favorite Things 
カテゴリ:My Web Site
2007/08/08 15:38:09
 

愛車一覧

トヨタ 86 トヨタ 86
『新・すーぱードライビングテクニック養成マシーン』 GRADE :GT TYPE ...
三菱 アイ 三菱 アイ
『スーパー通勤快速号』 型式 CBA-HA1W 2009(H21)年式 GRADE:T ...
BMW 3シリーズ クーペ 『黒い36くーぺ2号』 (BMW 3シリーズ クーペ)
『黒い36くーぺ2号』 '96年式の E36 328i Coupé '94年式の E3 ...
ホンダ S2000 ホンダ S2000
『すーぱードライビングテクニック養成マシーン』 '99年式の初期型です。 タイヤ・ ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation