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2021年09月08日

新型BRZ Rグレード vs 初期型86 GTグレード Part2

二十数年前、僅か1年8か月で、形も色も同じ、1994年式BMW320i クーペから1996年式328i クーペに乗り換えた実績があるワタクシにとって、パワーアップした新型BRZ/GR86は気になる車であります。😊

そしてワタクシには、S2000のエンジン開発責任者の唐木氏に「排気量をアップしたS2000を発売してくれ!」と、何度か直訴した(上原LPLにも一度頼みました)にもかかわらず、2.2ℓのS2000(AP2)が発売されても買わずに、86を買ってしまった前科もあります。😅
AP2を買わなかった理由は、オープンカーは酷使するとボディー剛性がヤレやすく、タイヤが積めなし、ロールバーを装着しないと走らせてもらえないサーキットがあるから。そして、排気量が増えトルクも上がり、乗りやすくなったのは良い👍のですが、最大出力は逆に下がってしまった。👎🙅‍♂️
実際にAP2を鈴鹿南コースで試乗してみると、下からトルクがありレブリミットの8,000rpmまで一気に回るのは良いのですが、8,000rpm超えても回りそうな雰囲気なのに唐突にレブリミッターが働き、またギヤ比も低くなっていることでシフト操作が増え、サーキット走行で明確なタイムアップが感じられなかったことに残念に思いました。😢


新型BRZは、AP2のF22C型エンジンと違い、排気量が0.4ℓ増えただけあってトルクも出力も低回転から高回転域まで旧型を大きく凌いでおり、速さでS2000に勝てるとまでは思っていませんが、初期型86で不満に思っていた所も多く改善されて魅力的な車になっています!。
しかしながら、300万円を超す車両価格というのは、86を下取りに出したとしても、今のワタクシにとっては簡単に出せる金額ではありません。
そこで、買えないんじゃなくて、買わない理由を探すために😅、実車の見学と試乗をしたのでありました。

● エクステリア

BRZ

BRZ 正面

BRZ 側面

BRZ 後面

ほとんどのクルマはモデルチェンジのたびにボディサイズが肥大化する傾向にありますが、(先代のプラットフォームをベースとしているため、)ほとんど変わっていないのは良いです。👍(個人的には小さい車の方が人馬一体感があるので、ルノーの新型ルーテシアのようにサイズダウンしてくれると、もっと良かったのですが。)
エクステリアデザインは、先代のBRZとLEXUS RCとPorshe Caymanを足して3で割ったような感じですが、個人的には側面と後面のデザインは先代の86/BRZよりカッコいい!と思いました。👍
正面のデザインは新型GR86よりBRZの方が好みですけど、ヘッドライトは先代・前期型のBRZの方がシャープな感じで、バンパーは先代・前期型の86の方が個性的で好きです。
先代の86/BRZのサイドシル アウタ部分は、鉄板が薄く、ぶつけて傷つけると簡単に凹んで高額な板金塗装をする羽目になるので、新型の大きく出っ張ったサイドシルスポイラーが気になっていましたが、この部分は樹脂製の別部品になっていました。👍(でも、チョット出っ張りが大きいのが気になる。)
先代の86/BRZのテールランプは個人的に形状が好きではなかったのですが、新型のは悪くないと思いました。しかしながら、トランクルームの開口部が、ボディー剛性を上げるためなのか?狭くなっているので、若干使いづらくなっていたのがマイナス点。その代わり、トランクルーム側からもリヤシートを倒せるのは⭕です。
旧型では給油口の蓋を開けるためには、運転席にあるレバーを引かないと開けれませんでしたが、新型は欧州車のように、プッシュオープン式フューエルリッドになっていたのも⭕です。

フロントフェンダーにはエアアウトレット、リアフェンダー・リアバンパーには先代BRZ後期型Gモデル以降に採用されたリアアーチフィンの空力処理がされていて、先代以上に空力に力を注いでいるのが伺えます。


フロントタイヤ

リアバンパーの空力処理


Sグレードのタイヤは215/40R18のMICHELIN PILOT SPORT 4ですが、Rグレードは先代のBRZ Sグレードや86 GTグレードが履いていたものと同じ215/45R17のMICHELIN PRIMACY HP
18インチのタイヤは高価だし、乗り心地も良くないので、17インチで十分なのですが、PRIMACY HPは、同じ215サイズでもトレッド面が狭くてカッコ悪いので、PILOT SPORT 4にして欲しかった。
Sグレードのタイヤ215/40R18サイズは計算上では外径が629㎜、Rグレードの215/45R17サイズは625㎜になり、車重もRグレードの方が10㎏軽いので、同じタイヤ銘柄なら加速性能はRグレードの方が若干上かもしれません。

ホイールのデザインは先代・後期型のホイールや新型18インチ用の方が好きです。
新型のホイールは17 × 7.5J +48 5H / 100㎜で、リム幅が0.5インチ大きくなっていますが、P.C.Dとオフセット値は変わっていないので、先代のものを流用することは可能かと思います。リム幅が変わった理由は、今後出てくるであろうブレンボやADVICSの4ポット対向キャリパーに対応するためだと思われます。
リム幅が広がったことと、リアのトレッドが10㎜広がったことにより、タイヤがボディーより奥に引っ込んでてカッコ悪かった先代より、“面一”に近づいたことも良い👍です。

前後ブレーキのキャリパーとローターは先代のSグレードや86 GTグレードのものと同じ(ブレーキパッドは摩擦係数の高いものに変更されてしいるらしい)ようですが、フロントバンパー左右のエアダクトから取り入れたエアをフロントフェンダーのエアアウトレットに通すことでブレーキ冷却にも役立っているのではないか?と思っています。


● インテリア

BRZ インテリア

9インチ カロッツェリア サイバーナビ

インテリアデザインは大きく変わりました。
先代と新型でどちらが好きか?と訊かれれば、新型とは答えますが、新しさは感じませんでした。
“質感が上がった”との意見をみますが、確かに先代・前期型に比べれば良くはなっていますが、他のスバル車やマツダの車に負けているような気もします。
今時の車はカーナビは、スマートフォンを繋いでモニターで表示させるタイプが増えていますが、新型BRZのは2DIN規格の大画面9V型HDパネルを搭載したカーナビを装着できるのは良いですが、一般的な7V型パネルのナビを装着すると、モニター周りの質感が低いため、安っぽく見える点では❌です。


スタートボタンのプッシュスイッチは、旧型ではサイドブレーキを引いているとレバーが邪魔な 所にありましたが、新型は使いやすい位置になっていました。👍



デジタルメーター

デジタルメーター(TRACKモード時)

7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用。先代・後期型と同じく、油温やGメーター等も表示することができるようになっていて、タコメーターはエンジンが冷えているときはレッドゾーンが低く表示されるようにもなっています。
メーターに関しては新型の方が好きです。(オープニング画面の演出は初めは感動しますが、その後は鬱陶しくなるので、キャンセルすることも可能の様です。)



BRZ フロントシート
フロントシートはホールド性が良くなり、後席にアクセスするための前倒しレバーがレカロのようにシートバックの肩部分にあり、使いやすくもなっていました。👍
ワタクシの86の純正シートは、シートバックを立気味にしたドライビングポジションを取った状態でヘルメットを被ると、前傾したヘッドレストが当たり邪魔になるのですが、新型のは若干マシになっているような気がしますが、気のせいかも?。出来るなら、ヘルメットを被って確かめたい。



試乗会へは友達と行ったのですが、密になるからとのことで、ワタクシと営業マンの2名乗車で試乗。
ワタクシの86は2013年式の初期型ですが、後期型モデルのエキゾースト マニホルドや足回り、ステアリングホイール、パワステコンピュータ等に交換して後期化しており、新型と如何違うのか?気になるところです。


先ず気になったのは、クラッチが繋がるポイントが手前にあり、ストロークが長い。これはワタクシの86も当初は同じで、一ヶ月点検の時に、ディーラーで調節してもらったのを思い出しました。(スバルのMT車ではこれが普通らしいですが、ホンダのMT車に乗り慣れた人からすると、違和感があると思います。)
そして気のせいか?、クラッチの踏力も若干重くなっているような気もしました。それでも元々86/BRZのクラッチは軽いので、気にする人は少ないとは思いますが。
懸案事項の一つと言われていた6速MTも改良されたようで、変速しやすくなっていました。👍

一般道を助手席に営業マンを乗せての試乗なので、アクセル全開とは行かず、また、直線道路主体の走行なので、ハンドリングがどうのこうのと言った話は出来ないですが、普通に運転してても乗りやすくなっていると思いました。

先代の86では、高速道路などを一定速度巡行から加速すると、吸気サウンドデバイス“サウンドクリエータ®”のせいで急に音量が大きくなり不自然だったのですが、新型はスピーカーから疑似音?を流すようになったらしく、不自然さは和らいだと思いました。(スピーカーからの“アクティブサウンドコントロール”機能はスバル販売店で作動なしにすることも可能のようです。)

ワタクシの初期型86は、フロントサスペンションのスプリングが柔らかい割に突き上げ感が強く乗り心地が悪かったので、BRZ後期型のサスペンションに換え、リアサスペンションアームのゴムブッシュをピローボールに換装したものに換えていて、初期型より乗り心地が改善されているのですが、新型BRZの乗り心地はそれ程変わらない?印象でした。
途中、坂道発進を強いられる場面があり緊張したのですが、ヒルスタートアシスト機能が備わっているおかげで、エンストしないで済みました。😅


新型GR86とBRZでは、サスペンション設定やエンジン特性とESP(電動パワーステアリング)アシストトルク定数を変えているらしいので、試乗して比較してみたいところです。
(おそらく、パワステはGR86の方が好みだと予想されるけど、エンジン特性とサスペンション設定はBRZの方が好みだと予想。)


ほんの少し一般道で試乗しただけなので、まだよく分からないところもありますが、新型BRZはワタクシの86と比べるととても良い車で、敢えてイチャモンをつけるとすると、自動車税が高くなるということでしょうか。

実車を見て、試乗したら益々欲しくなっちゃいました。😅



しか~し、

そもそもS2000や86は、ドラテク修行をするために買った車です。
86を買ってから8年以上経ちますが、走行距離はいまだにやっと25,000㎞を越えただけです。😅
サーキットも幸田サーキットを1回と鈴鹿南コースを3回走っただけで、AP2にしなかった理由の一つである、オープンカーではロールバー装着が必要とされたサーキットは走っていません。(鈴鹿サーキットを、先導車付きMAXスピード:90㎞/h位までの走行を数周だけ走ったことはあったけど。)
初めの頃は明宝スキー駐車場での広場の練習会も3回走りましたが、近年では冬に長野県の凍った湖上でドリフトの練習をするだけの車になっています。😅

サーキットを走ったり、ドライの舗装路でドリフトをするなら、2.4ℓエンジンのパワーとトルクは非常に魅力的ですが、氷上走行するだけなら2ℓエンジンで十分です。😄

特に輸入車であれば、保証が切れる2日目や3回目の車検を受けた後から、色んな所が壊れだし維持費にお金が掛かり、結果的には保証が切れる前に新車に換えた方が安上がりだったなんてこともありますが、ワタクシの86は走行距離が短い上に、多くの部品を後期モデルの物にに換えて、リフレッシュしているので、まだまだ大丈夫だと思っています。😄

(お金持ちの人が車を多くの車をコレクションするのは日本経済のためにも良いことだと思いますが、) ワタクシのような貧乏人は、走りもしない車を維持するだけにお金を掛けるより、走る事にお金を掛けた方が健康的で幸せな人生を送れるような気がして来ました。


と言うことで、ワタクシが新型BRZを買わない理由がみつかりました。😄





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Posted at 2021/09/08 16:20:05

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