先日のブログ で、またしてもワタクシの激遅ぶりを披露したわけですが、実はこの時、運転技術の未熟さを改善するためにある秘密兵器を導入して極秘テストをしていたのです。
その秘密兵器とは
GPS Data Logger です。
カーナビもETCもレーダー探知機も未だに無い、時代遅れの貧乏なワタクシが、普通の人並みに走れるようになりたいとの一念で何と
GPS Data Logger を導入したのです!
少しでも上手くなれるようにと、なるべく車載カメラで走行記録を撮り、走った後復習するようにはしていたのですが、以前参加した“
福山英朗の遊遊操縦塾 ”で車載映像だけでは気付かなかった欠点がGPSロガー分析で発見することがあり、スキルアップのために活用しようと思ったのでした。
今回ワタクシが購入したのはTransystem社の
747Pro というGPSロガーです。同じTransystem社の超小型GPSロガー
PhotoMate 887 とどちらにしようかと迷いましたが、モータースポーツ向け解析ソフト『
LAP+ 』の開発者
373_さん が、サーキット走行会だけで使うなら安くて小型のPhotoMate 887 が良いかも知れないが、アンテナの感度・バッテリーのもち・使いやすさなどが 747Pro の方が良いと仰っていたのでこちらに決めました。(噂では「
SUPER GT 」でも 747Pro が使われているらしい。)
ということで初テストに行ったのが先日の『
めいほうウェットレッスンRd.10 』でした。
確認したかったのは、
まず第一に動作確認。ドライバのセットアップとGPSロガーのLAP+用初期化はしたもののまだ正常に働くか未確認だったので。
第二に設置方法。『LAP+』の開発者
373_さん はロガーの設置場所はダッシュボード上ではなくルーフの上に設置するように言われましたが、ワタクシはサーキットだけでなく、局地的豪雪もありうる(謎)氷点下での使用も考えているため、ダッシュボード上に設置してワイパーを動かした状態でも正常にログを取れるかテストしたかったのです。
実際に使用してみて、今回はダッシュボード上に設置してワイパーを動かした状態でもログは取れているようでした?
フロントガラスへの映りこみが少し気になったのと、道中のトンネルではブザーが鳴っていたので、立体交差のあるスパ西浦や鈴鹿サーキットではエラーが出ないか気になりましたが。
今回のテストで取得したデータの一部がこちらです。
上のデータは午後のカリキュラムで走ったコースで、全日本ジムカーナ選手権N3クラスであの山野哲也選手を破り何度も優勝されている
若杉選手 に同乗走行してもらった時のデータとワタクシのベストとの比較データです。
前回 のタイムアタックでは、1分に満たないパイロンコースで2名乗車の若杉選手ドライブのエキシージより8秒以上も差がついてしまった超激遅のワタクシでしたが、自分のS2000を運転した場合に若杉選手とどれだけの差がつくのか興味がありました。
ロガー解析データを診て意外だったのは、まず自分のベストです。
この日午後のコースでは6本の練習走行と4本のタイムアタックを走ったワタクシでしたが、車載映像を観る限りタイムアタック時の方が速かったと思っていたのですが、練習走行3回目に走った時の方が、車載映像で確認するとアンダー・オーバーを出して失敗にみえましたが実際にはタイムも最高速も上でした。
次に意外だったのはGの大きさです。若杉選手の横に乗っていた時、リアタイヤのグリップを診ながらハンドルを“スパッ、スパッ”と切っていく走り方と、その縦Gと横Gに驚いたのですが、データを診る限り
縦G はワタクシの方が大きかったのは意外でした。コンパクトなラインで走ろうとしてたのが原因でしょうか?
(
車速グラフ を診るとボトムスピード・トップスピード共に若杉選手の方が高い!)
次に意外というより驚いたというのは助手席に乗ったワタクシのウェイトハンディーです。(笑)
何とデータを診る限りワタクシのベストの方が最高速では負けているもののタイムは速かったようなのです!
若杉選手の名誉のために言っておきますが、この時若杉選手はタイムアタックをしていたわけでもないし、ワタクシのS2000を運転したのも初めてでした。しかもワタクシのS2000はフロントタイヤが´08年製造で溝無しのPOTENZA RE-11,リアが内圧3kgの
インドネシア製タイヤ というドリ練仕様になっていたのです。
とは言うものの、たとえハンディー付きだったとは言え、全日本ジムカーナ選手より速かったのはデータが正しいとすれば事実?なので嬉しいのでありました。
モータースポーツは結果が全てなのです。(笑)
超マグレ・奇跡・21世紀の珍事、若杉選手一生の不覚なのでした。
“遊遊操縦塾”の時も同乗タイムを上まわったことがあるので、如何にワタクシのウェイトハンディーが大きかったのが実証された訳でもあります。(笑)
VIDEO
Posted at 2011/07/05 14:11:38 | |
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