
梅雨時の恒例行事となりました
かっきーさん主催の明宝スキー場第3駐車場で開催された練習会『めいほうドライビングレッスンRd.11』に、今年もゼアスさんをお誘いして参加してきました。
今回の講師陣は、
- 若杉 将司選手(現役全日本ジムカーナ選手 優勝経験あり)
- 樋口さん(元全日本ジムカーナ シリーズチャンピオン)
- 真野さん(元全日本ジムカーナ選手 優勝経験あり)
- 冨田さん(元ジムカーナ選手 現役全日本ジムカーナサポートメカニック)
といったいつもの豪華メンバーです。

参加メンバー
対する参加車は、かっきーさんがエキシージオーナーということもあって毎回ロータスが多いのですが、今回は24台中2台がFF、1台が四輪駆動で、その他が後輪駆動車というメンバー。
64馬力の軽自動車から400馬力オーバーの車、昭和の車、ドリ車と日・独・英の多彩な車種が集まりました。
午前の部 始めの基本練習コースは、
60m弱の間隔に置かれた2本パイロンを8の字旋回するコースと、定常円旋回コース。
8の字旋回は、ワタクシがこの練習会に参加するようになってからは初めて?のメニューでしたが、間隔の狭い8の字コースと違い、加速・ブレーキングという要素が加わるコース設定なので勉強になるコースだと思いました。突っ込みすぎたり、ハンドルを切りすぎてアンダーを出している人など、外から観ていても勉強になりました。
定常円コースは、以前は中くらいの円と大きな円の2コースありましたが、今回は8の字コースがあったので、中くらいの円のみでしたのでワタクシ的には少し残念。
後日GPSロガーでのワタクシの軌跡を見ると、直径30~50mで旋回していたのでパイロンは15R程度の円設定になっていたと思われます。
2008年9月の『
Sweets&MotorSports DrivingLesson Rd.7』でタイヤトレッド剥離した教訓があったので、2年前にここでの「かっきードラレス」に参加するために買った1本5千円でお釣りがくる
インドネシア製のタイヤを今回も後輪2本装着して臨んだので、タイヤの減りを気にすることもなく、パワーのないマイS2000でも簡単にドリドリできました。本来なら4本とも同じタイヤにしないと本当の勉強にならないんですが。
続いて午前の部 練習コース2は、右コーナー2つと左360度ターンだけの知能指数の低いワタクシでも憶えられる単純なコース設定。
このコースで練習を続けていると、スタッフから参加者一同に『ドレンボルトが落ちていました。磁石がついていないタイプなので多分ミッションかデフの上の注入口側のボルトだと思うのですが、皆さん確認してください!』と要請がありました。
そこで、一時停止して屈んで確認しましたが、屈んで覗いたくらいでは上のボルトは見えず、走っていてもデフ・ミッションの異常は感じられなかったので他人事だと思い、「人騒がせな奴がいるもんだ。オイルが安いからといっていいかげんなアルバイト店員が作業するようなところで交換するからそういう事が起きるんだ。俺様は
3週間前の車検でディーラーでデフとミッションのオイルを交換したばかりだから大丈夫なんだぜ~。」と思いながら再び走りました。
もっと走りたかったのですが、あっという間に午前の練習も終わり、昼食の時間です。
今回もBBQ形式の食事です。
食事をしていると、オフィシャルの人からドレンボルトの件はワタクシの車が疑わしいとのことで呼び出されました。(驚)
駐車場に戻り改めて車の下を覗いて見たら、路面にオイル痕跡がありました。

お漏らし
「K-one Racing team」の即席移動式リフトでジャッキ?アップされたマイS2000の下回りを覗くと、やはりミッションの注入口側のドレンボルトが無く、ミッションケースだけでなく、その後の排気管からデフケースまでオイルがべったり付着しておりました。
注入口側のボルトなので水平停止状態では漏れないはずなのですが、見ていた方はご存知のように(笑)定常円旋回などで左横Gが長くかかっていたので、相当量のオイルが排出されたと予想されます。
(S2000のミッションオイルの規定量は1.5ℓ)
さすがにこんな所でミッションオイルがあるはずもないので、午後からの練習はリタイヤ決定です。(涙)
午後からの練習が始まり、参加者は午後の練習コースを憶えるため慣熟歩行をしていましたが、ワタクシは憶える必要がなくなったので気楽に見学です。(悲)
ゼアスさんが「帰りのこともあるので何所かでオイルを入れてきた方が良いんじゃないの?」とアドバイスがあり、それもそうだと思い、下山してオイル探しの旅に出かけました。
明宝スキー場から郡上八幡のインターチェンジまでには何件かのガソリンスタンドと自動車整備店があったはずなのでとりあえず帰り道を進んでいきました。
K-one の冨田さんからはオイルが少ないのでスピードを出すなと言われていたので、ギヤはなるべく入れないでニュートラルで下っていきました。
すると、ガソリンスタンドと自動車整備店もあるのですが、日曜日ということで何所も営業しておらず。(悲)
しばらく進んでいくと、道の駅をすぎたところで出光のスタンドが営業していました。(喜)
スタンドのオッチャンにミッションオイルありますか?と尋ねると、
「有ることはあるけど、入れたことないので入れられん。」と冗談のようなセリフが。
なんじゃそれ!ホンマかいな? とほほほほ...
泣きそうな顔をして事情を話すと、近所の自動車整備屋さんに電話をして来てもらうことになりました。
その自動車整備屋さんも休業日だったのですが、オイルポンプ持参ですぐに駆けつけてくれました。
オイルも補給できたので、また山道を登って行き、会場に到着したときには、既にタイムアタックが始まっていました。
午後は走れると思っていなかったので、いつでも帰れるように荷物も積んでいて、全くコースも憶えておらず、走ろうか見学しようか迷ったのですが、折角なので走ることにしました。
大慌てでトランク内の小荷物だけ下ろし、コースを憶えます。
何とかコースも憶えて?、いざコースイン。
2回タイムアタックしましたが、2回とも?ミスコース。
いちよコースを憶えて臨んだはずなのですが、いざ走り出すと頭の中が真っ白になってパイロンを見失ってしまいました。
タイムアタックも終わり、その後タイム計測なしの走行と同乗走行できる時間があったので、もう1回だけ走って、それから若杉選手と冨田さんの運転するジムカーナ仕様の86に同乗させてもらいました。

同乗走行
86を運転した講師や同乗した参加者は「パワーな~い!」「直線遅~い!」と皆さん言っておられましたが、ワタクシ的には自分の車とそんなに変わらないんじゃないかと思いました。でもよく考えたらワタクシのようなメタボの重りを積んでの走行でしたし、午前の8の字・定常円コースのとき、ワタクシと違ってスリムなポルシェ乗りの方が同乗させてくれと頼まれて走ったときは、1名乗車で走るのと全然違うと感じたので、このコース設定では中速トルクのある86の方が実質加速でも速いんじゃないかと思いました。
勿論、コーナリングスピードは運転手の性能がかなり違うということもあり、86の方が速かったのは言うまでもありません。(笑)
タイムアタックの結果はワタクシがぶっちぎりの最下位?だったようで、まだまだ修業が必要なのでご迷惑をかけた皆様、次回もよろしくお願いいたします。
- ◇ フォトギャラリー
- めいほうドライビングレッスンRd.11
- めいほうドライビングレッスンRd.11 ‐ Photo By 犬@かめらまんさん編