
花粉がキツいこの頃ですが、GBや自転車で暇さえあれば走り回ってます。
今回はタイトルの通り、静岡県の南アルプスを堪能してきたので紹介したいと思います。
静岡に引っ越すまで南アルプスといえば、山梨県と長野県にあるものだと思ってましたが、地図で見ると静岡県にもかかってます。

よーく県境を見ると静岡県の北側に細く伸びた角のような歪な張出しがあって、大井川の上流部分まで(治水のためか)静岡県となっています。こうやって見ると、静岡県はまぁまぁ南アルプスに這入ってるんだと改めて知りました。
なお、この張り出した突先部にリニアのトンネルを掘る、掘らないでJRと静岡県が揉め続けてます。
今日の始まりは静岡市の中心部から安倍川沿いに北上。

このルートは走りごたえがある上に安全なので自転車もバイクもたくさん訪れる人気コース。
ずーっと北上して途中の有東木という超山岳集落にある蕎麦屋さんで早めの昼食を頂きました。

天そば
安倍川沿いに更に北上して梅ヶ島に到着。

この辺の山は切り立っていて崩れやすい地質だそうで、大雨の後はいたるところで崩落あとを見ることができます。
この日も大きめの落石に遭遇。

ガードレールもガッツリ曲がり、道路下の小屋の屋根にも広範囲で貫通痕がありました・・・コワッ
安倍川上流の魚々の里

ヤマメの養殖をしてる自然公園のような釣り堀がある公園
黄金の湯

3月末に改装リニューアルしたばかりで、年に数回入りに来ます。
立派なヤマメちゃんの展示

水槽の水が綺麗すぎて空を飛んでるみたいです。
一息ついたら、安倍川沿いに戻って、支流の玉川沿いに走り林道を経て大井川を目指します。
この辺りは、のどかな山林と里山でツーリングはとても気持ちいいです。
途中の休憩所

全般的に林道扱いの細い峠道なので、大雨の度に通行止めになる山間部ですが、復旧も早く100%舗装されているので、車の往来もまぁまぁあります。

この休憩所の公衆トイレも超キレイ(温水ウォシュレット付き)でおどろきました。トイレットペーパーも必ず入ってるし、静岡恐るべし!
更に険しい山道に入って早速スゴイ景色に遭遇

スマホカメラだと奥行きの迫力が伝わらないのが悔やまれますが、滝の真横を通ったりします。(何箇所も)
バイクを降りて真横から撮影。

権現滝と言うそうです。
写真に見えてる岩1つ1つ車くらいの大きさがあります。水量もスゴイ!
これは別の所ですが、ちょっと走ったらこんな感じの滝も道沿いにあります。

山に入ると至るところから水が吹き出していて、道路が川のようなってるところがたくさんあります。ここも大きな滝ですが名前は無いそうです。
しばらく山を登った頂上付近。
落ちたら◯ぬどころか、見つけてもらうことすら叶わなそうな高さがあります
こっちは大崩落した斜面の頂点付近から見た真下の景色。
崩落面が大きすぎてカメラに収まりません・・・

がけ崩れの真上に道作るってスゴイなぁ・・・
井川湖付近まできたら公園がありました。

静岡県の南アルプス碑
この林道ができたときの記念碑
超でかい

このエリアに来るには、2つの険道しかないので自然災害があると孤立必至です。大井川鐵道もあるけどこの辺りは土砂災害で不通のまま・・・
林道を抜け目的地の井川ダムに到着

バイクはなぜダムに集まるんだろう・・・
雨のあとなので少し濁ってますが、普段は真っ青なきれいな湖です。

何も無いのどかなダムですが、静かでゆっくりできます。
帰りは大井川沿いにのんびり下って行きます。
途中の長島ダムの噴水
千頭から大井川を離れ、静岡中心部へ向かう国道362号線に入ります。
この国道の途中にある峠の頂上

学校跡みたいのがありますが、こんなとこに子供が住んでたの!?と目を疑うような山中の秘境のような集落(標高700m位ある)
ちょうど写真の中央に勾配標識があるの見えますか?
国道の規程では勾配率は12%以下と定められていたとおもいますが、この辺りはだいたい13%となっている国道としては規格を満たしてない珍しい区間だそうです。
もうちょい下に15%の標識があるようですが、見つけられませんでした(>_<)
バイクを降りて散策したいけど、停車するのは覚悟が必要な角度で、Uターンに至っては物理的に超困難な斜度。もし谷側に倒したら起こす自信がない・・・
なお、この国道362号線は主要生活道でもあるし、井川地区へアクセスするための数少ない連絡路なので車の通りもけっこうあります。
車の場合はすれ違いで神経を使う狭さと斜度なのでご注意ください。
そんなこんなでブラブラ走って夕方前には静岡市内に戻ってこれました。
バイクならちょうどいい感じの舗装された林道を走って静岡の南アルプスを堪能した1日でした。
このコース、夏場はさらに楽しそめそうです。
Posted at 2024/04/02 17:35:24 |
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