ユニバーサル基板でうまく動いていたので、プリント基板にしてみました。
メイン部とコントローラ部を別体にしたので、狭い車両内での設置に少しでも融通がきくかと思います。
メイン部画像
コントローラ部画像
さて、最終的にどんな機能を持たせたか…
・リモートコントロールスイッチ
無線で車載機器のON/OFF制御が可能。
・油温でラジエータファンコントロール
DefiコントロールユニットⅡと接続し、ラジエータファンを駆使し油温、水温をコントロール。
・車速感応型エアコンコントロール(ACキャンセラー、エアコンオートカットオフ)
特に夏場にエアコンを使用中に信号ダッシュで、かったるいレスポンスを解消する。
加速中のみエアコンをキャンセルし、アイドリング中は涼しいまま。
1.リモートコントロールスイッチ機能(リモコンスイッチ)
ワイヤレスのON/OFFスイッチです。
ステアリングなど配線をはわすのが煩わしい部位でも手軽に設置できます。
コモンをGNDとしていないので、なんでも操作できます。
今回は、ウォータースプレイのスイッチにしています。
上のコントローラ部画像に、リモコン信号の受信イメージを書いておきました。
2.Defi油温、水温計出力によるラジエータファン制御
DefiのリモートコントロールユニットⅡ系の追加メータに接続し、油温、水温のどちらかの出力が
設定値以上になったときにラジエータファンをONにします。
手元のコントローラで、設定値を自由に可変できます。
例えば、油温設定を95度でOFF、100度でON、水温設定を90度でOFF、95度でONにセット
すれば、orをとっているのでどちらかが上記ON設定値以上になるとファンを回転させます。
逆に、上記OFF設定値以下になるとファンの回転を停止させます。
峠でかっ飛ばした時に、油温を下げるためにラジエータファンを制御させる機能です。
3.エアコンキャンセラー(ACキャンセラー)
エアコンをキャンセルするトリガは、車速のみです。
キャンセルする車速と、キャンセルを解除する車速を手元のコントローラで設定します。
エアコンをキャンセルするのは、加速中のみで設定にもよりますがアイドリングではエアコンを
キャンセルすることはありません。
そして、再度エアコンをキャンセルするのは、アイドリング終了後だけです。
だって、信号待ちで熱気が出てくるエアコンなんてありえないしっ(笑)
逆に言えば、車速0[km/h]を検出しないとエアコンをキャンセルしません。
こんな機能をちっさなボディに詰め込んでみました。
こういうペリフェラルのコントローラって、手元で手軽に設定を変更できないと逆に不便だと思うんですよねぇ~。
まず機能確認として、①リモコンスイッチの出力をウォータースプレイの手動スイッチに接続して試してみました。ステアリングから手を離すことなくウォータースプレイを使えるので、結構重宝します。
②の油温をトリガとしたラジエータファンの制御も接続してみました。
設定は、油温が95℃以上でファンを起動、90℃以下で停止。
水温が95℃以上でファン起動、90℃以下で停止という値です。
油温が95℃を超えると、スグにファンが回り始め油温の上昇を抑え、下降させてくれます。
ただし、当たり前ですが水温の方が即座に下がり、90℃を割るのは結構早いです。
その為、油温が95℃を下回るとスグにファンが停止する動作になってます。
これは一例なので、設定によって変更が出来ます。設定は、デジタル値ですが5℃刻みです。
エアコン制御のチェックは出来ていません…とんでもないことをしでかして出来ないでいる
というのが正確です(~_~;)
もし欲しいという方おられましたら、連絡お待ちしています。
量産する場合は、プリント基板の外注、ケースの外注をすると思うので某●ンプレッサNETのACキャンセラーより少し高くなるぐらいかと思います。
インストール方法もこれから紹介していきますが、配線箇所が複数になるので少々面倒かと思われます(^^ゞ
ちなみに、設定した値はクルマのイグニッションをOFFしても保持するようにしてあります。
フラッシュに書くので、好みの設定をすれば保持してくれますよ。