ブレーキランプのLED化を検討してみます。
パワーLEDは3Wのものを使用し、制御回路も入手性の良い定電流方式の回路を
使用します。
LEDは以前入手していたもので、今ならCREEのものを使いたいですね。
3WLED:http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-03560/
定電流回路:http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04790/
さて、機能的にはポジション点灯時に程よい明るさになり、ブレーキ点灯時には
明るくなるようにしなければなりません。
~仕様の検討~
定電流回路は、制御ICにCL6807のものを購入すればこの機能を実現できそうです。
CL6807には、調光機能があるんです。
調光機能を使用するには、ADJ端子に0.5~2.5Vの間の電圧を入力します。
入力端子は、T20のソケットを使用します。
GND、ポジション、ブレーキの3系統があり、ポジションの入力がHiで調光機能が
働き、ブレーキの入力がHiになればフルで点灯するようにします。
ただし、ブレーキ入力だけがHiであってもフルで点灯する必要があります。
~仕様まとめ~
ソケット:T20
入力端子:GND側、ポジション、ブレーキ
機能:昼間 ブレーキのみ最大明るさで点灯
夜間 ポジション適度な明るさで点灯、ブレーキ最大明るさで点灯
~回路の検討~
回路を検討し、シミュレーションで機能が果たされるか確認します。
机上ではうまく動作しそうです。
~ブレッドボードで動作検証~
シミュレーションで確認した回路をブレッドボード上で組み、LED、定電流回路を組み合わせ
確認します。
調光機能がうまく動作しませんでした。ダイオードの位置をR1の前に持ってくると意図通りに
動作しましたので、これで固めます。
~回路へフィードバック~
シミュレーション、ブレッドボードでの確認した結果、回路は次のように固めました。
部品の配置を検討します。
回路図CADは、Eagleを使用していますのでボードに部品を配置し、オートルータで配線を引き
ました。
~回路実装~
ユニバーサル基板に実装します。
T20ソケットにはユニバーサル基板を2枚重ねるとぴったりハマります。
さらに、LED放熱と保持を兼ねアルミ0.5mmの板を作成します。
ソケットはテールランプユニットに斜め差しなので、LEDを貼り付ける部分は角度を付けます。
定電流回路は、一部改造が必要です。
電解コンデンサの実装方向を入れ替えます。
面実装したかったのですが、手持ちのリード品で実装します。
~最終動作確認~
ポジションでの動作確認、電球との電流比較をします。
どれぐらいの明るさに調整するかで若干電流は変わりますが、約1/20になりました。
ブレーキでの動作確認、電球との電流比較をします。
約1/8の電流になっています。
次に車両へ動作して確認したいと思います。
Posted at 2014/11/16 09:53:13 | |
トラックバック(0) | クルマ