11月入り、雪の降る季節になったので空知方面に最後の釣りをするために向かいました。
まだ紅葉が見られるかもと思い、三笠の桂沢湖を経由して目的の夕張に向かいます。
三笠には今も炭鉱の遺構が残されています。桂沢湖に向かうJR幌内線の「唐松」駅跡近くに「北炭幌内炭鉱幌内立坑櫓」があります。私有地で近くからは見ることが出来ませんが道路からでも確認出来ます。1967年から稼働を開始し1989年に閉山し抗口は密閉されました。現存する日本最深の立坑のようです。
廃墟です。誰にも気づかれず静かに建っています。
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廃線後に 岩見沢~幌内/三笠~幾春別(JR幌内線)
紅葉が気になりこちらにも寄ります。
リフト1本のシンプルなスキー場です。何とかまだ落葉してませんでした。
紅葉の桂沢湖。
桂沢湖はダムが約12mかさ上げされ、2年前に新桂沢ダムとなりました。そのため現在国道のつけ替え工事が行われています。
左が新しい橋、右が旧国道の橋。新しい橋が出来たということは旧橋は水没?
旧国道、右上の崖の上が新道。
奥に気になる橋を見つけました。
旧国道に降りて近くに行きます。
今は廃道となった「桂沢幹線林道」に架かっているトラス橋の「上桂橋」。
以前、橋脚の下は川が流れていましたが、今は橋脚がほとんど見えなくなっています。いずれ水没して見ることが出来なくなってしまいます。
この先にある大夕張ダムにより水没してしまったトラス橋の三弦橋と同じ運命になってしまい寂しいです。
目的の川に着いたので釣りをします。が、その前にもう一つ気になる橋があるので見に行きます。
前日の雨で水多め。
気になる橋は小巻沢林道の夕張川にかかる「九九式重構桁鉄道橋」です。旧陸軍が戦地における架橋のために設計した軍用組み立て式のトラス橋で、爆破されても修復がすぐ出来、現地でもすぐ架けることが出来る橋です。日本で現存している橋はここ夕張にしかなくそのほとんどは大夕張ダムに水没して、現在はこの橋と行くことが困難な1か所しか残されていないようです。
橋の下に落下した橋の一部が河原に。
橋をよく見るとピンが刺さって組み合わさっています。
橋脚にはヒビが入り、また傾いています。
林道は廃道となっていてとても国道から近づくことは出来ません。橋を見るためには川沿いを歩くしかないので、釣りの恰好ではもってこいです。
橋の上を通ってみますが、崩れることを考えると真ん中まで行けずそそくさと戻ります。
恐る恐る橋から川を。いい感じの流れです。
本来の目的の釣りを。
少しするといい型のきれいなアメマスが釣れました。自作ルアーのミノーは今シーズン大活躍でした。すぐに川に戻します。
これで満足して車に戻ると自分の車の横に1台の車が駐車して、2人のおじさんが降りてきました。
おじさん「釣れたかい?」
自分 「釣れましたよ。」
おじさん「この時期は産卵だから細いだろ?」
自分 「まあまあのアメマスですよ。」
おじさん「ニジマスではなかったのか、食べるならニジマスだな。」
自分 「釣りですか?」
おじさん「きのこ採りだよ」
自分 「こんな国道沿いですか?」
おじさん「そうだよ。野生のエノキだ。」
素人なのでキノコには手が出せませんが、なるほど美味そうです。
おじさん「味噌汁したら最高だよ」
自分 「なるほど」
おじさん二人は林の中に。
帰りはシューパロ湖の紅葉を。
最後の釣りを楽しむ予定がすっかり橋梁見学ツアーになってしまいました😅
まぁ釣れたからよかったです。おかげで少し橋に詳しくなりました。
Posted at 2023/11/12 21:40:48 | |
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