トヨタがつくったホットハッチ?どーせ薄味でしょ? と思い込んでいたGRヤリス、その後の試乗記事を読むと評価は世界中でウナギ登り。GRヤリスだけでなく、ヤリスシリーズは売れまくっているらしい。
GRヤリスの詳細は
こちらの記事をどーぞ!
GRヤリスのデザインは嫌いではないですが、私の苦手なAWD、そしてターボです。しかし評論家やプロドライバーのヤリスの評価がやたら良いので、どんなクルマなのかディーラーで試乗をしてきました。
その感想は…
めっちゃエエがな!
最初にステアリングを握ってスッと動き出した瞬間からクルマのしっかり感が伝わってきます。拍子抜けするほど軽いクラッチに驚くと営業マンは「これでも皆さんクラッチが重いと言われます」と言っていました。
足回りはトヨタの純正としては固く、路面からの突き上げを感じます。でも私のような基地害には丁度良く、やる気にさせてくれる足回りです。過去にFD2タイプRを試乗した時と同じような感覚です。ステアフィールはドイツ車のように確かで路面のインフォメーションも伝わってきます。
生憎の渋滞だったのでアクセルは一瞬しか全開にできませんでしたが、1280キロのボディに272馬力は結構な加速をします。低回転からトルクが太くNAのようなフィーリングで上まで回っていく気持ちいいエンジンでした。1.6リッターの3気筒ターボとは思えません。
街乗りではAWDのネガは感じませんでした。それよりも強烈なトラクションが魅力に感じました。まさかフルノーマルのトヨタ車に乗って「このままサーキットを走ってみたい」と思うとは驚きです。86やスープラと違ってGRヤリスはトヨタの完全オリジナル、トヨタってこんなクルマをつくれるんや!あっぱれ!!
内装はややチープに感じましたが、GRヤリスに華美な演出や豪華な装備は必要ありません。このクルマはリアルスポーツカーです。このエンジンのGRヤリスにはマニュアルミッションの設定しかないのもトヨタの本気を感じます。
見積もりは乗り出し552万円と出ました。1.6リッターの3気筒でこの値段?と少々驚きますが、それくらいの値打ちはあるクルマだと思いました。トヨタ、そしてモリゾー社長が拘りに拘って誕生したGRヤリスはスポーツドライブ好きな人なら必ずその良さが理解できると思います。
久しぶりに新車で購入できる街乗りクルマが欲しくなりました。今は街乗りはS2000があるので買い替えることはないですが、数年後に中古で少し安くなったら検討しても良いかもです。いや~トヨタがこんなクルマをつくるなんでびっくりしました!

Posted at 2020/12/09 17:39:12 | |
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