
天体撮影にて長焦点撮影がしたくなりセレストロンC6を購入。
さて、それをどうやって運用して行くかと言う事となる。
路線は2つ。
1つ目は「系外銀河」「小星雲」写真撮影(静止画)。
2つ目は「惑星」眼視観望&動画撮影。
惑星での運用に関してはワンタッチ切り替えにて観望と撮影を快適に行いたいのでフリップミラーは必須項目。
クレイフォードフォーカサー+フリップミラーの組み合わせは合焦するか当初不安だったが無事合焦。
また、屈折望遠鏡にてデュアルフォーカサーの快適性に慣れてしまった為、体験した事は無いがシュミットカセグレンの強拡大時のミラーシフトを警戒して、クレイフォードフォーカサーは必須と考えていた。
未だ実際に惑星撮影はしていないがC6で惑星用に焦点距離を伸ばしてもミラーシフトは体感出来なかった(ミラーシフトはごく小さかった)。
C6のピントノブは微調整に対応出来る印象だった(ギアで言うならローギア)。
パーツ重量、費用対効果、等を考慮するとクレイフォードフォーカサーは必須では無かったか。
だが気になったパーツは試してみないと気が済まないので購入必然に間違いはなかった。
当方文系人間なので計算による裏付け等エビデンスのあるパーツ選びは困難。
経験とか文献とかを参考にして「代入的思考」にてボヤっとした予測で機材を購入する事となった。
上手く行かなければ当然「沼」となる。
梅雨時なのでポチりは加速した。
【系外銀河や小星雲の機材】

↑、焦点距離945mm、F6.3、センサーサイズAPS-Cの直焦点撮影システム
機材は、
・セレストロンC6。
・セレストロン純正×0.63レデューサー(星像とF値の点で必須)。
・アストロストリートシュミカセ用クレイフォードフォーカサー。
(当初は「精密なピント合わせ」「ミラーシフト問題」等により必須との考えだったが実際ミラーシフトは体感上無視出来るレベル。ピント合わせもC6のピントノブで十分イケそうだった。クレイフォードフォーカサーはややオーバークオリティーだったか。でも興味があったので出会いは必然。)
・2インチスリーブM48ネジ雄。
(対物側先端にM48フィルター設置可能。)
(Tリング(M48)に接続。)
・Tリング(M48)キャノンEOS用。
・キャノンEOS→Xマウント変換アダプター。
・X-T30(フジミラーレス一眼)。
(天体専用カメラも良いがPCレス環境で運用したいの為ミラーレス一眼。確率は低いが今後ASIエア設置も出来る様に鏡筒にミニアリガタ座増設済み。)
*赤道儀、制御、オートガイド、など紹介略。
焦点距離とF値から以下の撮影対象として活用出来そう、↓
M33さんかく座銀河は大迫力。
M101回転花火銀河は迫力あり。
同様にM81、同様にM104。
小星雲では、M1かに星雲、バブル星雲、トールの兜星雲、アイリス星雲、M27亜鈴状星雲、クレセント星雲、M92ふくろう星雲、らせん星雲、等々、楽しみが広がる予感あり。

↑、M33をシュミレーション(正しくはシミュレーション)

↑、M81をシュミレーション(正しくはシミュレーション)

↑、アイリス星雲をシュミレーション(正しくはシミュレーション)
【惑星の観望&撮影機材、其の壱】
フリップミラー使用にてワンタッチ切り替えにて快適な眼視&撮影が理想。

↑、バローレンズなし、バローレンズ単体使用の形。

↑、バローレンズ単体使用の形。
機材は、
・セレストロンC6。
・アストロストリートシュミカセ用クレイフォードフォーカサー。
(当初は「精密なピント合わせ」「ミラーシフト問題」等により必須との考えだったが実際は惑星撮影想定強拡大時でもミラーシフトは体感出来なかった。クレイフォードフォーカサーはオーバークオリティーか。でも興味があったので出会いは必然。C6のピント調整ノブは微妙な調整にも対応可能な印象でありギアで言うとローギアな感じ。)
・アストロストリート2インチ×2倍バローレンズ単体(M48ネジ雄)。
(ED-2エレメントと言う事はセミアポクロマティックと言う事か。)
・ステップダウンリングM49→M48。
・ビクセンフリップミラー。
(ミラーボックスのみ使用)
(対物側先端はM49ネジ雌)
(アイピース側&カメラ側ともにM42ネジ雄)
・ボーグの変換リングM42ネジ雄→?。
(ボーグのヘリコイドに接続。)
・ボーグヘリコイド回転式。
(直進式もあるがコスト的に回転式)
(フリップミラーにて眼視↔撮影のワンタッチ切り替え時にピントのズレを修正)
(眼視倍率変更はアイピース焦点距離にて対応)
・Tリング(M42)キャノンEOS用。
・キャノンEOS→Xマウント変換アダプター。
・X-T30(フジミラーレス一眼)。
(天体専用カメラも良いがPCレス環境で撮影したいのでミラーレス一眼。確率は低いが今後ASIエア設置も出来る様に鏡筒にミニアリガタ座増設済み。)
*赤道儀、制御、など紹介略。

↑、バローレンズなし、焦点距離1500mm、F10

↑、バローレンズ単体使用。
焦点距離はどの位伸びたのだろうか?
F値はどのくらい大きくなったのだろうか?
見た目は2倍だから焦点距離は2倍の3000㎜でF20か。
or
見た目は2倍だから面積は4倍で焦点距離も4倍の6000㎜でF40か。
写真を見比べて誰かわかる人は教えて頂きたい。
又はパーツ構成よりセンサー面までの距離を計算しエビデンスに基づく数値ならより歓迎いたします。
【惑星の観望&撮影機材、其の弐】
フリップミラー使用にてワンタッチ切り替えにて快適な眼視&撮影が理想。

↑、アストロストリート2インチ×2倍バローレンズ通常使用の形。

↑、アストロストリート2インチ×2倍バローレンズ通常使用の形。
機材は「バローレンズ単体使用」に同じでバローレンズはバラさずに通常使用する。
・アストロストリート2インチ×2倍バローレンズ。
(ED-2エレメントと言う事はセミアポクロマティックと言う事か。)
(バローレンズ対物側先端にはM48ネジ雌ありでM48フィルターを設置出来る。)
(フリップミラー対物側は2インチスリーブなのでアストロストリート2インチ×2倍バローレンズをそのまま差し込める。クリアランスはほぼ無くかなり抜き差しは渋い。少し斜めになっただけで抜き差しは渋くなり動かなくなる。抜き差しにはコツが要る。抜き差しは回転運動併用にて行えば容易に出来る。コツを得られれば問題なし。)
*赤道儀、制御、など紹介略。

↑、バローレンズ通常使用。
更に焦点距離が伸びてシュミカセのミラーシフトが心配となるが体感は出来ず。
もしかしてクレイフォードフォーフォーカサーはオーバークオリティーだったのか?
この機材で未だ惑星撮影はしていないので実際のミラーシフトは不明。
バローレンズをバラさないで通常使用するとバローレンズ先端部からカメラセンサー面までの距離は更に遠くなり焦点距離もよりのびる。
焦点距離はどの位伸びたのだろうか?
F値はどのくらい大きくなったのだろうか?
誰かわかる人はコメントにて教えて頂ければ嬉しいです。
エビデンスに基づく数値は大歓迎。
予想、感、でも大大大歓迎。
【バローレンズの効果と結果】

↑、並べて比較
1は→1500㎜、F10。
2は3倍くらいか?→焦点距離4500㎜、F30、か?
3は5倍くらいか?→焦点距離7500㎜、F50、か?中央の明るさが気になる。フードは有効か?今回はフードなし。
誰かわかる人がおられましたらコメントにて教えて頂ければ嬉しいです。
【資料】

↑、今回使用のアストロストリート2インチ×2バローレンズ
【資料】

↑、今回使用のビクセンフリップミラー
*対物側の2インチスリーブ取り外し不可。
【参考】

↑、ZWOのADC
低空にて惑星撮影時の大気による惑星色ズレを光学的に修正するアイテム。
惑星の色ズレは画像処理ソフト上でも気軽に修正可能だがよりマニアックにやるならADC。
フリップミラーや2インチバローレンズにこだわらなければ当機材に普通に装着可能。
(31.7mmバローレンズ「×2.5」「×3」「×5」は所有)
【参考】

↑、アストロストリートのフリップミラー
「クレイフォードフォーカサー」「2インチバローレンズ」「フリップミラー」にこだわるなら接続の関係でアストロストリートのフリップミラーならADCの装着は可能か(2インチM42スリーブ使用)と考えている。
嬉しいヘリコイド付きでなのでヘリコイド装着の労力が無用。
とりあえず合焦確認出来たので晴れたら惑星動画撮影。
焦点距離は不明。
F値は不明。
焦点距離に対してセンサーサイズAPS-Cで導入は楽な方かと。
まぁ、写ればよし。
写りが悪ければ対策。
とか。
*ピントは明るいうちに鉄塔などで大まかに合わせておいた方が無難か。一からのピント合わせは暗闇では自信は無い。また、ファインダーも明るいうちに合わせておきたい。
惑星撮影の高度はそれほど高くはならず、比較的短時間で済むので、フードだけでも装着したい。
「系外銀河」「小星雲」は高高度での撮影もあるので、じっくり露出をかけて撮影したいので、フードと夜露対策もしっかり行う予定だが未定。
ヒーターなり、乾燥空気なり、NASAで開発されたかの様に銀色で覆ってみたり、みな様結構色々やっている様ですね。