久しぶりの旋盤：Macのネジを作る

Macbook proの復旧作業(↓)をしているうちに、裏蓋のネジが紛失。
修理の見積もりに出そうと思っているので、さすがに、ネジがまったく付いていない状態で出すのも心苦しい。しかし、Macのネジは、M2（直径２㍉のメートルネジ）だが長い物で15mm-12mmぐらいと長さがまちまち.(macbookのネジをつけてみたらネジの頭の大きさも微妙に違う).
<写真：自作したMacのネジ、一番上は20mmの標準サイズ>
そこで、市販の真鍮製、クロムメッキのM2 20mmΦのネジを詰め（短くし）ようとして大騒ぎです。

1. ネジをつかむコレットもどきを自作しようか。だが、M2ビスの直径は、測ってみると1.9mmΦ。ドリルは2.0mmΦしかなく、やってみるとさすがに、穴がゆるゆるだったので、没。微妙な大きさであけないといけない。ドリル刃を買えばいいのだが,そこまでするのかな（笑）

2. 普通に旋盤で切ろうとしたが
M2ネジを３爪チャックでくわえて回転させて突っ切りバイトで切ろうとしたら、ネジが真鍮のためなのか、ネジがポッキリ折れた。

3. 心押ししながらしないとだめなのかな、とやったが、やはりポッキリ。真鍮の細いやつはダメです（涙）


<写真>

4. それなら、M2ネジを３爪チャックでくわえて太いセンタードリルでそのままネジを削ってみた。
大正解!


<写真>

ところで、Macのうんちくを検索すると、このネジだが、ステンレス製で、いちいち作ったらしい。確かに、真鍮＋クロムメッキでは加工が面倒なのかもしれません。


＜写真：裏蓋につけて自作のネジを締めたところ。ビスの頭が飛び出して今一感は大きいですが、とにかくできた（笑）＞