ラダーフレームを外して早1ヵ月以上。ようやく日程に都合が付き、本日朝、自分のA3は御殿場の工場へ。代表取締役のHさん自ら積車(とスタッフさん)と一緒に赴いてくれた。車輌ボルトのダイス刻み直しと取り付けを行っている間に自分の手元に来たのは、AS SportのデモカーであるジェッタGTI.夜勤明けもなんのその、またとないチャンスを活かすべく、数年ぶりにワインディングを攻めに行った。そこに辿り着くまでの一般道、帰りの高速を含めてのインプレッション。
デモカーの主要装備はと言うと、センターラダーフレーム/フロント&リアブレースバーにウレタンブッシュも交換済み。足回りはPOTENZA RE050A(225/35-19)&GC-05Kとダウンサス。エンジンはForgeインタークーラーホースにDSGオイルキャッチタンク以外はノーマルである。開発中と言っていた車高調は取り付けられていなかったので残念。
まず乗り始めてすぐに気付くのは、細かな振動をとにかく伝えてくる。これは19インチ+ダウンサスの影響もあるだろう。しかし全て角が取れていて、不快なハーシュネスは皆無に等しい。これは意外だった。その硬さにも、時間が経つと慣れてくる。おおよそ家族向けの乗り心地ではないが、スポーツ走行を好むウチらにとっては不満が出ないギリギリのレベル。車内騒音は、ロードノイズがうるさかったゴルフよりも静かに感じ、A3と比べても遜色ないように思えた。
さて、本題のワインディング。結論から言うと、とにかく曲がる!グイグイ曲がる!多少突っ込んだペースでコーナーに入ってもフロントが逃げていかない。タイヤがRE050Aだからというのもあるだろうが、スキール音は一切出なかった。ノーズの入りも素直で、狙ったところを確実にトレースできる性能。コーナリング姿勢はほぼゼロロール。純正ショックも4万km超えでダウンサスだけなのになかなか気持ちがいい。自分のクルマはタイヤがコンフォート系だから、攻めて走るタイプではない。タイヤを換えれば少しは違うだろうが…。クルマの性能とは関係ないが、ダッシュボードがA3よりも高い位置にあり、左のきついコーナーでちょうどピラーに当たる部分の確認が少ししづらかった。レカロシート等でローポジにするとますます見えづらくなること必至。
最後は高速ステージ。一般道よりも舗装状況はいいが、やはり固めたボディと足回りの影響で、フラットライドとは言い難い。やはり細かな振動が伝わってくる。レーンチェンジを試みると、予想以上に切れ込んで「おおっ!?」と思った。若干シビアか? それと引き替えにチェンジの速度はあっという間。これもラダーフレームやフロント・リアブレースと縦方向の結合が功を奏していると言えるが、勿論RE050Aが高速域を狙ったタイヤだからというのもあると思う。直進安定性は抜群に良かった。
という訳で、全てのステージを含めたぐるっと一周100km3時間の試乗は終わり。クルマの目指すところが違うので、自分のA3も全く同じようには行かないが、ジェッタの方向性もアリだなと思った。でもやっぱりコンフォート志向、普段で快適なのが一番かな。
後程フォトギャラ更新予定。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2010/09/24 20:04:25