
エンジンオイルについてはいろんな考え方があると思う。
1. 高級なオイルを入れてやることがクルマへの愛だ!という考え、
2. 別にレースをするわけじゃないから純正もしくは要求規格のものを入れるのが最良という考え(多分これが一番真っ当)、
3. 安いオイルでもマメに交換してればブッ壊れはしないという考え、
自分はどうだ?
「穴場的な良いオイルを探したい、できれば安くで」という考えが根底にある、2と3の中間だろうか?
もちろんそんなの素人には難しいのはわかっている、そもそも安くて良いオイルなんて無いなどという記述も良く見かける。それでも自己責任で、いろいろごちゃごちゃ考えるのが楽しい。
ここから先の思考はあくまでも個人的な見解をベースにしており、決して人に勧める意図など無いことお断りしておく。
取説によると私のクルマ(フィアット500 ツインエア)の指定オイルは
0W-30, 化学合成油, acea C2, API SN以上
欧州車の場合基本的にはacea規格さえ満たしていれば良いと言われるが、自分でマメにオイルを換える覚悟があればロングドレイン性能は目をつぶれるし、GPF装着車でもないので環境性能的にも、申し訳ないが目をつぶらせてもらう。
ごめんよ地球
そうなると粘度0W-30以上の合成油でSN以上、選択肢は相当に広い。
安くていい合成油とは?いわゆる100%化学合成油を堂々と謳えるGr4, 5は除外して、まずはGr3ベースになると思うが、SPグレードで安いのなんていくらでもある。それぞれ宣伝文句ではいいことしか言わないし、詳細な成分など客観的なデータもほとんど無い、なので自分は一つの判断基準として、ベースがGr3+もしくはXHVI(GTL)であるものを選んでいこうと思った。
Gr3+であれば手頃なところでプルタミナネクスト、これは楽天で安いところを見つけて、買い物かごに入れるところまでは行った。あとヨロストの激安ペール缶オイルでGr3プラスを謳うものがあった。
GTLであれば、今では結構いろんなところで使われているようだが有名なのはシェルグループ。でもヒリックスは安くない(私の基準)。そんなとき、同グループ内のペンズオイルとクエーカーステートにもGTLが使われていることを知る。さらに驚いたことにこれらブランドのオイルでは、SDSを見る限り、部分合成油や鉱物油カテゴリーのものでさえ、「鉱油」の割合が20%以下だったりする。つまり大部分が「鉱油」ベースではない「GTL」ということではないか?
この解釈が正しかったら「見~つけた!」となるが、これに関しては若干眉唾と思う。世の中そんなに甘くない、何某かのカラクリがあるのではないか。
でも、面白そうすぎてちょっと騙されてみたい自分がいたw
このような経緯で、最終候補として鉱油割合10%以下という驚異の「鉱物油」 ペンズオイル ハイマイレージ(5W-30)が残った。「合成油」が条件のはずだったが、SDS上はそこいらの合成油よりよっぽど合成油だ。
さらに、20Lペール缶でペンズオイル ゴールド 5W-30が激安販売されているのを発見する。これは部分合成油だが鉱油割合は10-20%、添加剤の分を差し引くとベースはほとんどGTLであると良いように解釈。候補に入る。
ただ我が家には置き場所が無く、ベランダにオイル缶置くと妻に怒られるためペール缶購入はあきらめていたが、このデザインの缶ならインテリアになりうる。
と、このような経緯で、十分な性能(と思われる)のオイルを激安(440円/L以下)で、素敵なデザインのペール缶までおまけでついてくるという良い買い物をしました。
私は昔、ペンシルベニア大学に留学しフィラデルフィア郊外に住んでいたため、ペンシルベニアの象徴であるこの「鐘」のデザインは馴染み深く、それも購入に至った大きなきっかけでした。
でも、当初の基準からはずいぶんズレたような…まあ人間こんなものよw
ふう、たったこれだけの内容でよくこんな長文書いたなと、自分でも呆れますw
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Posted at
2022/11/01 11:27:19