
最近ワケあって私の愛車になったMINI JCW
このクルマ、もちろんめっちゃ速いのが魅力なわけだが、実は燃費の良さも侮れないということに、すぐに気づいた。
というのも、"コースティング"というのだろうか、アクセルをOffったときに、トランスミッションとの接続を切るのかな?「フッ」と空走感がやってきて、惰性で転がって燃費を稼ぐという機能が、今まで乗ったどのクルマより顕著というか、もう「露骨」に感じ取れるのである。
この機能はグリーンモード(所謂エコモード)でのみ有効なのだが、これがあまりにも気持ち良いもんだから基本的にエコモードで走るようになってしまった。
ある程度の速度が出ているときにアクセルから足を離すと、若干のタイムラグの後にスッと前に出るような感覚とともに空走し始める。
このときタコメーターはスッと1,000回転弱に落ち、
瞬間燃費計は、低速なら30-40km/L, やや速度が速い時だと60-80km/Lを示す。
そして、放っておくと大概減速するまで転がり続ける。
そんなお気に入りの機能なのだが、最近実は、更に奥深い制御をしているということに気づいた。
上で「放っておくとどこまでも転がり続ける」みたいなことを申し上げたが、前走車との距離が近い場合にはこのモードには入らない。
また一旦モードに入っても、前走車との距離が縮まってくると、ミッションとの接続を復帰させて緩やかなエンジンブレーキがかかり始める。
この切り替えが起こるときは、もちろん感覚的にもわかるが、タコメーターはフッと回転を上げるし、瞬間燃費計は99km/Lを示す。
そして感心したことには、前走車との距離は十分であっても、比較的速度が速かったり下り勾配だったりして、
「まだ全然前との距離あるけど、このままずっと行くと距離詰まってぶつかっちゃうかもな~」と思えるような状況だと、思いのほか早めにモード切替が起きてエンブレをかける。
まるで人間が二~三手先を予測して早めにモードを切り替えるようなタイミングである。
このタイミングが実に絶妙!
私の感覚にドンズバなタイミングで、私の心を見透かしたかのような制御をしてくれる。
今の機械ってこんなに賢いのか⁉
などとオッサン丸出しの感想を口走るほど(笑)
理屈はわかる。
ACCのためのレーダー(もしくはカメラ?)で前走車との距離を計り、その時の相対加速度を加味して制御しているとしか考えられない。
でもさ、ACCは作動させていなくても、そんな地味な制御のためにそのシステムを使うのか⁉と思ったら、妙に感動しちゃった(笑)
きっとこの制御はJCWに限らず、全てのMINIで採用されているのだろうし、恐らくBMW車全般でこうなのだろう。
やっぱBMWってすげーな、と思った次第である。
こうして嬉々としてグリーンモードの走りを堪能している私に対して、クルマ好きの諸兄からの「こんなクルマ乗っててエコドライブなんて勿体ない!あんたバカ⁉(アスカ調)」と言う声が多数聞こえてくるようだ(笑)
でも、普段はエコモードだけど、バイパスや田舎道などで前がクリアーになり次第スポーツモードに切り替えて強烈な加速を堪能し、通勤路の海辺のワインディングも可能な限りプチ高速旋回する。そして前が詰まったら大人しくエコモードに…。ストレスは無い。
こんな使い方で17-18km/L走るのだから、エコカーとしてもなんて優秀なこと。
このクルマ、めっちゃ気に入りました。
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2024/10/03 08:57:09