
みなさん、こんにちは。
何シテルにも呟きましたが車検入庫前にオイル漏れが発覚 ⇒ 事前確認でディーラーを訪れるとすぐにでもクルマを預けて欲しい、との事で週末に新しいスタッドレスタイヤの引き取り等でクルマを使用する予定があったので急遽代車を用意して頂きました。
最初メカニックの方がDEXと言っていた様に聞こえたので(耳の老化か!?)、まだbBのOEM車が代車であるんだ〜と思っていたら、正しくはREXでした…笑
3日間の短い乗車期間ですが簡単にレビューしてみたいと思います!

用意されたクルマを確認するとフェンダー部にeSMART HYBRIDのエンブレムが…。
後で調べてみるとグレードはGハイブリッド(税込221.7万円)になるみたいです。

1.2リッターガソリンエンジンを発電機としたシリーズ式ハイブリッド、モーター出力は106ps/170N・mと諸元表に記載がありました。

トヨタ方式でステアリング左側にプッシュスタートボタンがあるのは社用車のカロクロで慣れがありました(時々右側を押そうとするのはスバル乗りの宿命ですかね…笑)が、e-Boxer(M:HEV)と異なるのは最初の始動時でも駆動用バッテリー残量があればエンジンが始動しない事ですね〜。
※何度もスタートボタンを押してしまったのはここだけの話です💦
市街地では0発進〜40km/hくらいまではモーター駆動ならではの心地良いトルク感を感じながらスムーズに加速、普通に走る分には動力性能に不満はありません(ECOモード解除での話です)が絶対的な出力は常識的なスペックでパワフルさは期待できません…。
しかし結構早い段階でエンジンが始動してしまうので、車内はダイハツ特有の3気筒サウンド&インバーターの「キーン」という高周波音に包まれてしまい、残念ながら上質感とはほど遠い感じでした。

そして乗り始めてすぐに違和感を感じます…。
加速はハイブリッドっぽいんですが、アクセルオフ時に急激な減速Gが立ち上がり、ギクシャクします💦
「何だこの違和感は!?」と思ってメーターを確認すると「S-PDL」の表示が点灯中。
あぁ、これがワンペダルドライブってやつか〜と気が付きステアリング右側の操作パネルで速攻OFFに変更!
慣れれば違和感がなくなるんでしょうけども、減速時の不自然なフィールは受け入れられませんでした…。
※ある程度のスピード域からの減速では便利なシーンもありましたが、このクルマに乗り続ける訳ではないので自分の右足に変な癖がつく前に使用を中止しました。

運転中はSKフォレスターとの差異が結構気になりました。
サイドミラーですが、ミラー幅がコンパクトでいつもの調子で覗き込むと「あれっ!?」て感じになります。
実用上は問題ないですが、オリジナルのスバル車に乗り慣れてしまうと視認性がちょっと物足りなく感じますね。
ボディサイズは5ナンバーに収まっており、ボンネットの先端・両端は見切りが良く、この辺は問題ありませんが意外とA ピラーが太くて右折時に気になるケースがありました。

運転支援システムはダイハツ製のスマアシとなりますが、一般道を走行する限りでは不必要な介入は殆どありませんでした。

また残念ながら追従式ACCを使用するシーンが無かったので速度制御等の実力は不明ですが、ステアリングスイッチの配置等はトヨタ車に準じるもので操作に戸惑う事は少なさそうです。

インテリアに関しては200万台前半のクルマですので評価するのが難しいですが、価格なりといった感じでしょうか。
多少プラスチッキーな質感なのは仕方ないですね…。
販売価格の差が100万ちょっとしかないと考えると逆にSKフォレスターのコスパの良さに驚きます。

リヤシートはボディサイズを考慮すると標準的なスペースですかね〜、必要最小限でゆとりは殆どありません。
社用車のカロクロとあまり変わりないレベルだと思います。
※カロクロのリヤシートは意外とレッグスペースが狭いんです…。

エアコン操作パネル付近の質感は良いと思います。
個人的にはイルミネーションはホワイトが好みなのでGoodですね♪
因みに前席は左右にシートヒーターが装備(ON/OFFのみで強弱の調整機能無し)されていました!
社用車のカローラクロスにも欲しい装備ですね…。
※残念ながらステアリングヒーターは装備されていませんでした。

装着されるタイヤはダンロップのエナセーブEC300+、サイズは195/60R17でした。
乗り心地は凹凸路で若干リヤが跳ねる感じがしましたが、ショックアブソーバーがそれなりに働いている感じで多くの方は許容範囲内ではないかと思います。
以前北海道のレンタカーで乗って突っ張った脚だと酷評したルーミーと比較すると雲泥の差、あれは一体なんだったんでしょう!?
タイヤに関してはロードノイズは標準的かもしれませんが、コストの制約もあってか遮音性はイマイチで特にフロント側フロアパネルからの透過音が気になりました。
※このクルマ、遮音性が良くなれば全体的な質感が上がると思うので勿体ないですね〜。
タイヤグリップに関してはドライ路面は特に問題ありませんが、以前の社用車(カローラフィールダー)で装着していたEC202Lはウェットグリップがかなり貧弱で首都高のジョイント部で簡単にスリップ気味、「ダンロップは先に逝く」と当時のCMを揶揄していた位なので、セミウェット路面では違和感はありませんでしたが本格的なウェット路面だとどうなのか気になりますね…。

肝心のラゲッジルームですが、18インチの純正ホイールのみであれば左右に並べて2個ずつ置けました!
高さ的にも7Jのホイールを2段重ねても写真の状態です♪

さすがに225/55R18のタイヤを装着した状態ではリヤシートを倒さないと積載出来ませんが、5ナンバーサイズである事を考慮したらスペース効率は優秀だと思います。

3日間・約100kmの走行で平均燃費は20.4km/Lで経済性という意味では◎でした!
※ガソリンは給油しなくて良いと言われましたが、お借りした御礼という事で満タン返却しました。
色んなシーンで乗り回してみましたが、エントリークラスのクルマとしてはコスパが良く、トヨタへのOEM車でも売れているのはある程度納得がいきました。
しかしながら、もし初めてスバル車に乗る方がこの乗り味をスバルだと思ってしまうのであれば、それは残念な気がします…。
最後に代車を貸出し頂いた神奈川スバル様に感謝の意を表して終わりにしたいと思ます。
それでは、また。