司法の判断を待つとは？

鳩山総理は、何か間違った憲法解釈をしているのか、
それとも分かっていてとぼけているのか。

憲法第75条：
「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない。但し、これがため、訴追の権利は害されない。」

今日になって、また額が増えました。

鳩山家資金提供、１１億円超…０２年代表選後から
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091130-00001399-yom-soci


「訴追されない」の解釈は難しいところですが、
恐らく「逮捕されない」に近い意味だと思います。
いずれにせよ、
総理大臣を起訴しようと思えば、
総理大臣が同意しなければならない
ということですが、
鳩山総理は、その進退について、
「司法判断を待ち、その結果に基づき首相としての使命を果たしたい」
なんてとぼけています。（この言葉は各紙に出てますね）


えーと。まず。
司法というのは、日本では基本的に裁判所のことであって、
今、鳩山総理の献金問題の捜査を行っているのは
検察という行政機関です。

つまり、
司法の判断なんて、総理大臣が起訴に同意しない限り、
あるいは、総理大臣を辞めて内閣を去らない限り、
いくら待っても出ないわけです。
逆に言えば、
司法判断が出ないから、辞任もしない、
とも言えます。


総理大臣からは、
やたら「任せている」「指示した」などなどの言葉が出てきて、
自分の献金問題についても元秘書の責任にして自らは何もしゃべらない。
その他諸々、
鳩山総理については無責任な印象が拭えないし、
どうしてこの内閣の支持率が高いのか、
僕には全く理解できません。




秀逸ですね。