2013年02月08日
近隣諸国とのパワーバランス 20130208
中国の日本に対する様々な行動が、エスカレートしている。
事の発端は、2010年9月に7日に日本の海上保安庁)所属の巡視船「よなくに」と「みずき」に相次いで中国のトロール漁船が接触し、トロール船を停船させて、漁業法違反の疑いで立ち入り検査を始めた事件であろう。
その後中国政府からの強力な圧力によって、公務執行妨害容疑で逮捕・送検し、拘置していた中国人船長を、処分保留のまま釈放するという事態になってしまった。
この時の素早い対応を発表した、仙谷由人官房長官(当時)など当時の政府関係者と、中国政府の間でどんなやりとりがあったのだろうか。
2009年夏に、民主党が政権交代し、その年の年末12月10日から、小沢一郎議員を名誉団長として、100名以上の民主党議員団が訪中するという事があった。
この訪中に際して、小沢一郎、鳩山由紀夫総理大臣(当時)とサイドと中国首脳の間でどんなやりとりがあったのだろうか。
きっとこの後に中国側と日本の間の溝が急速に深まる事態に、水面下で起こってしまったのだろうと推測できる。
そんな日本と中国との関係が悪化の一途である。
中国船の尖閣諸島への経済水域への進入は、日常茶飯事になり、中国機の領空侵犯もたびたび起こるようになってしまった。
ジワジワ尖閣諸島へ攻め入った来る感じである。
さらにここへ来て、日本政府は中国軍が自衛隊艦船などに対して、レーダー照射を行ってきた事実を公表した。
きっとこのような事案は今に始まった事ではないのかもしれない。
虎視眈々と日本の出方をいろいろ探ってくる中国政府。
いつまでこのような緊張状態は続くのだろうか。
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中国外務省の華春瑩(フアチュンイン)副報道局長は7日の定例記者会見で、中国海軍艦艇による海上自衛隊艦艇への火器管制レーダー照射をめぐる日本側の対応について、「日本は危機をあおり、緊張を作り出し、中国のイメージに泥を塗るようなことをしている。関係改善の努力に逆行するものだ」と批判した。
レーダー照射については、「関係部門が現在、関連する報道について厳格な調査と事実確認を行っている」と述べた上で、「担当部門に問い合わせてほしい」と繰り返し、事実関係の確認を避けた。中国政府は、レーダー照射に関する日本側の発表や抗議から2日経過しても正式見解を示しておらず、政府と軍が情報を十分共有していない可能性が強まった。
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そんな中国と日本の緊迫した外交情勢に、近隣諸国は黙って見てくれるはずもなく、2月7日ロシア空軍機が、北海道上空で領空侵犯をした。
2月7日は日本の「北方領土の日」としている。
なぜ2月7日が「北方領土の日」なのだろうか。
1855年のこの日に、日魯通好条約が調印されたことにちなみ、北方領土返還要求運動の全国的な盛り上がりを図るために設定されました。
とある。
残念だが、マスコミは、北方領土の日の話題をする事もなく、領空侵犯された事件が前面に出てくるというのもどうなのだろうかとも思う。
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防衛省は7日、北海道・利尻島南西沖の上空で同日午後、ロシア空軍の戦闘機「スホイ27」2機が日本の領空を侵犯したと発表した。航空自衛隊のF2戦闘機4機が青森県の三沢基地から緊急発進(スクランブル)して対応し、ロシア機は北方へ引き返した。ロシア機による領空侵犯は平成20年2月に東京都の伊豆諸島周辺であって以来、約5年ぶり。北海道周辺では礼文島北方の領空が侵犯された18年1月以来の事案。
7日は「北方領土の日」にあたり、ロシア側が挑発行動に出た可能性がある。
同省によると、ロシア機は日本側へ南下した後に北東へ針路を変え同日午後3時前後の約1分10秒間、日本領空を侵犯。領空内で利尻島まで約20キロの地点に移動した後、北西に針路を変え領空を出た。空自は戦闘機を接近させて退去を促し三沢基地の防空指令所からも無線で警告を発したが、応答は確認されなかった。
外務省の宇山秀樹ロシア課長は在京ロシア大使館のジョスキー参事官に対し、厳重に抗議するとともに、事実関係の調査を要求。一方、ロシア軍当局者はインタファクス通信に領空侵犯の事実はないと主張した。
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Posted at
2013/02/08 06:40:07
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