
毎年初夏7月の夏休み前に、だらだら放送している「FNS27時間テレビ」。
フジテレビらしいというか、冷静に見たくもないが、無駄に電波を消費している感がある。脳みそウニ番組。
全然興味もない番組だが、今年の総合司会がタモリだというではないか。
もうすぐ67歳になるタモリが、総合司会である。タモリも年を取ったものだ。
タモリがテレビの一線で見られるのも、もうそんなに長くはないのだろう。
笑っていいとも!、ミュージックステーション、タモリ倶楽部、季節物でブラタモリ。
たぶん、タモリのこんなスペシャルな長時間生番組はもしかすると最後になるかもしれない。
きっと最後だろう。少し見てみるとするか。
タモリのが一番おもしろいと思う番組は、タモリ倶楽部である。タモリのさりげないうんちくを聞きながら、ディープな話題を、深夜のゆるゆる感たっぷりでみるのが好きだ。
このタモリ倶楽部にいろいろ金をかけると、ブラタモリになる。さすがNHK。金のかけ方が違うのである。
タモリの番組でおもしろかったのは、若かりし頃の「オールナイトニッポン」だろう。タモリが何かするわけではないが、NHKのつぎはぎニュース。真夜中に聴取者に英語で電話するWTOMR。線香花火の物真似など、音まねをする物真似シリーズ。
夜中に笑い転げてラジオを聞いていたので、学校の成績は悪かったあの頃。
タモリの芸のオンパレードといへば、「今夜は最高」だ。コントあり、音楽あり、そしてゲストとのトークあり。テレビ黎明期にあった、エンターテイメント番組の王道をゆく番組である。そういえば、今ではそんなテレビ番組は無くなってしまった。
個人的に好きだったのは、「タモリの音楽は世界だ」。今夜は最高でも見られたトランペット奏者タモリが、いろいろなミュージシャンと競演する場面がたっぷり見られた。
タモリは、JAZZトランペット奏者である。1986年に「HOW ABOUT THIS」というアルバムまで出している。残念なのが、不覚にもそのアルバムを買わなかったことである。いつの間にやら廃盤となってしまい、再発売もいまの所されていない。
曲の内容は、80年代のフュージョン系の流れを汲んだ曲ばかりなのだが、80年代のジャズ系と言えば、どなたも、打込系のフュージョンサウンドだった。
チックコリア、ハービーハンコック、マイル・スディビス、日野皓正、そしてフュージョンサウンドの代名詞カシオペアとスクエア。
そして、日本に一大ジャズフェスティバルブームがやってきた。今となっては信じられないくらい夏に野外ジャズフェスが開催され、そうそうたるメンバーが日本に来ていた。
タモリの話が、ジャズフェスティバルの話しに変わってしまった。
是非もう一度タモリのトランペットを聞きたいものだ。
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フジテレビの夏の恒例番組「FNS27時間テレビ」の制作発表が24日、都内で行われ、10月に30周年を迎える「笑っていいとも!」をベースとした「FNS27時間テレビ 笑っていいとも! 真夏の超団結特大号! 徹夜でがんばっちゃってもいいかな?」(7月21日後6・30~22日後8・54)として放送されることが発表された。
総合司会は1987年に放送された第1回でも司会を務めたタモリ(66)。会見には27時間徹夜で頑張るタモリのほか、「SMAP」の中居正広(39)、草なぎ剛(37)、香取慎吾(35)、爆笑問題、笑福亭鶴瓶(60)、関根勤(58)をはじめ、「いいとも」レギュラー陣が大集合した。
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Posted at 2012/05/24 23:04:56 |
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