
使って分かったミラーレスカメラ。
ミラーレスカメラというより、SONY製のカメラの使い勝手というべきか。
CANON EOSシリーズそして、Pawer Shotを長年使用してきたユーザーからすると、戸惑う部分もあったりする。
SONY NEXシリーズ(現行のα5000、6000シリーズ)の特徴として、コンパクトで、APS-Cの撮像素子を搭載したレンズ交換カメラとしては、EOSM3と二分するカメラだという事実だが、カメラとしてのトータルシステムとしては、EOSMシリーズを使用したわけではないが、これまでのEOSシリーズなどを見ると、CANONのほうが純粋に静止画撮影をするカメラとしては、きっと断然使いやすいだろう。
きっと とか だろう とか あくまで推測だが、とにかく、SONYの細部の機能処理を見ると、SONYらしい感じがアチラこちらに感じ取れる。
SONYのギミックは、とにかくコンパクトに機能を凝縮する傾向(WALKMANや、CLIE、VAIOなど)があるが、その凝縮した分、どこか機能を割り切ってしまうとか、耐久性に難ありなど、手にとって使って見ると、
「あ、それ、SONYだね」
という、良くも悪くも独特のSONY感があるが、このカメラ使えば使うほど、「あ、それ、SONYだね」。
・・・である。
1.露出補正が以外と面倒
CANONの一眼レフカメラならば、背面コントロールダイヤルは、デフォルトで露出補正に割り当てられているのだが、NEXは、一回コントロールダイヤルを押してそれから露出補正するという、2アクションが常に必要で、以外と面倒。
露出ダイヤルが独立してあるとかすれば便利なのだが・・・
2.測光設定と露出を試行錯誤
各エリアの測光データから適正な露出を決定する「マルチ測光」。
画面中央部周辺に重点をおきながら全体の明るさを平均的に測光する「中央重点平均測光」
中央部のフォーカスエリア付近を測光する「スポット測光」
と、測光モードがあるのだが、「マルチ測光」だと、どうもアンダー露出になりがち。
「中央重点平均測光」でもアンダー傾向になったりする。
どうも、全体的にアンダー傾向に振ってあるのか?。
特に逆光気味だったり、コントラストの高い部分では、おもいっきりアンダー露出。
こまめに露出補正をしないと思った絵にならない感じ。
露出補正なし 完全に暗い
雪面に破綻しないよう露出があっている。
3.パノラマ撮影モードは便利な機能だが・・・
パノラマ撮影モードは、手軽にパノラマ撮影が出来て便利な機能だが、パノラマの長さが一定で、もう少しその先まで1枚のパノラマ写真にしたいと思っても、自動的に終わってしまうので、パノラマ撮影には、こつ?なれ?経験が必要という感じがする。
あと、パノラマモードにすると、ISO感度が自動設定になるのか、その後に、Pモードや、Aモードなどに戻しても、最初に選択して設定しておいたISO感度に戻らなかった。
勝手にISO感度が変わる可能性があるのは使いづらいというか、要注意である。
4.いまさらだが、ファインダーはあったほうが良い
コンパクトさを求めれば、ファインダーは削るしかないし、そこを承知の上で、コンパクトさを優先したのだが、やはり、ファインダーは正直欲しい。
EVFで良いから、ファインダーはあったほうが、手振れの点からも、やはり有った方が撮影しやすい。
まとめ
これは推測だが、カメラメーカーは今まで使っている社の製品で統一して揃えた方が、使いやすいのかもしれない。
特にカメラとしてのシステム(ハードウェア、ソフトウェアとも)の完成度が高いNIKONやCANONを使っているユーザーは、同じ社のミラーレスカメラを手にしたほうが良いのだろう。
家電メーカー(スチールカメラが専業で無かった社)のカメラは、なんとなく、ビデオカメラのノウハウ(操作手法など)からのアプローチで作ってある感じがしそうであるし、現に、SONYのデジタルカメラは、どう見てもビデオとスチールと、コンパクトカメラ「サイバーショット」の融合という感じ・・・
具体的に云えないのだが・・・
値段は高くとも、黙って「EOSM3」がAPS-CサイズのミラーレスカメラとしてBESTだろう。
「EOSM3」には、値段に見合っただけの、CANONのカメラとしてのノウハウが詰まっていそうな気がする。
結局デジタルカメラを真剣に買うなら、NIKON、CANONか、あとはPENTAXに富士フィルムあたりがやはり良いのだろうか。
オリンパスは悪くないのだろうが、マイクロフォーサーズという撮像素子サイズをどう評価するか。
あくまでイメージだが・・・
SONYの製品を買っておいて今更悪いが、SONYは、出来れば購入リストから外しておいた方が良かったかもしれない。
あくまで個人的な感想である。
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Posted at 2020/09/06 07:57:58 |
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