前回の続きである。
前回は時間別における区分まで述べた。
さらに、この時間帯区分の他に、
季節区分、<春、夏、秋、冬の要素(主に外気温)>
平日、休日の区分
気象条件区分<晴れ、雨、雪と風の有無>
が絡んできて、その状況によって、対応の仕方が変わってくるのではないだろうか。
晴れていれば、屋外で一時待機が可能だろうが、地震時に雨が降っているとなると、闇雲に屋外へ逃げる事はしなくなるだろう。
揺れて、天井からの落下物があっても、おいそれと、屋外へ飛び出す事は躊躇せざるを得ない。
さらに、傘を差して移動するとなると、傘同士がぶつかり合い、人一人が動くスペースが、傘がない場合に比べて必要になる事は目に見えている。
また、現実雨の日にカッパを持っている人など、現代社会では滅多にいるはずもなく、雨天時を考えただけでも、どの様にして対応するか、非常に多くの問題点がある事が想像出来る。
この雨の中で、携帯端末を使って情報を得るとなると、携帯端末が防水仕様になっていないと、最悪携帯端末自体が壊れる可能性すらあり得るのではないだろうか。
2月3日の東京都の帰宅困難者の訓練を、昨日某番組で見たが、ワンセグでの情報発信についての説明書類が事前に訓練参加者の手に渡っているのに、ワンセグテレビのチャンネルすら合わせる事が出来ず、回りの同じ訓練参加者が移動しだしたのを見て、皆さんの動いて行く流れについて行っていた。
結局、情報が十分に行き渡らず、とにかく流れに身をゆだねて避難するという、なんとも行政側が想定していないであろう動きを、帰宅困難者(避難者)は、してしまってるのである。
また、電光掲示板や、ツイッター、メールなどの個人情報端末システムを使って災害情報を発信するというやり方は、個人の感想であるが、情報処理会社のシステム設計によって、巨大な公共事業として、システム設計して、毎年、年次予算で構築したものなのではないだろうか。
どうも、総務省や経済産業省の補助事業当たりで構築したシステムの臭いがする。
きっと、何億?何十億もの税金がこの情報端末にデータを配信するシステムの構築に使ったはずである。
しかし、このシステムは、おおいに設計想定が、地震によって帰宅困難者が大量に出て、その帰宅困難者へ情報を送り込む事を条件にしていないのではないだろうか。
しかし、多額の税金で構築したシステムを、現実使えないとなると、税金の無駄になってしまうので、とにかくこのシステムをどうにかして使って、システム構築事業の成果を目に見える形にしなければならないのだろう。
しかし、現実では、情報の出し方をもっと考えないと、帰宅困難者を一斉に家路に向かう以上の混乱が都心中心で起こってしまうのではないだろうか。
Posted at 2012/02/06 06:33:52 |
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