2012年02月25日
早いもので、あと数日で2月も終わる。そして、3月が来る。
3月11日も、もうすぐである。
この国は、1年前の3月11日14時46分を境にして、いろいろ変わった。いろいろ吹き飛び、いろいろ、混乱し、いろいろな物がはがれ落ちた。
その中に、放射性物質の大量放出がある。これは非常に我々日本人を苦しめ、今までの環境を変えてしまった。
これからどうしなければならないのだろうか。
大局で言えば、今までの環境を固持し、経済を最優先とするか、それとも安全を最優先させるのか。の二者択一である。
経済優先となれば、原子力発電所を再稼働させ、除染という行為をおこない、今まで通り福島県に人が住み、米や、野菜などをとにかく作る。経済活動を淡々と行う事になる。
安全優先となれば、脱原子力を推し進め、福島での各種生産に制限を付け、福島県内の一部地域は、強制退去をおこなう事を知る必要があるだろう。
残念だが、客観的に今の日本政府の方向性や報道を見ていると、経済優先で進んでいくのだろう。
つまり、日本国中に放射性物質はいろいろなルートで広がり、どうしようとも福島第一原子力発電所から放出された、放射性物質が薄く広くある世界になるのである。
一番残念なのは、内部被爆の危険性が等しく、日本国民にあると言う事である。
除染活動は今からやっていたのでは残念だが手遅れではないのだろうか。これだけいろいろ広がる前に、封じ込めるためにおこなうべきだった。そのように、いろいろな方が去年の春から初夏にかけて行っていたのである。
しかし、現実は、田んぼに水を張り、稲を作付けし、秋に米を収穫し、販売だと言う頃になって、米が汚染された。除染しないと・・・ となって、大慌て・・・
日本国政府が、いろいろな放射性物質の基準値を、いとも簡単に変えてしまったのも、ひどい話である。
ようやく、少し安全側に放射性物質の基準値を戻すらしいが、どこからかの方面からは、基準値が厳しすぎるといっているようであるし、どうしても経済最優先で突き進みたい方面がたくさんあるようで・・・
個人的には、外部被爆はあきらめても、内部被爆となる要因だけは、排除する社会であって欲しいと願う。切に願う。
Posted at 2012/02/25 16:59:27 |
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