2012年03月04日
2012年3月1日 ピーチ・アビエーションなる格安航空会社(LCC)が運行を始めた。
関西空港を拠点とするこの航空会社は、機内サービスを有料としたり、荷物も個別に有料で、さらに荷物の受け取りもカーゴカートから直接受け取るなど、徹底的にコスト削減が図られている。
機内のシートピッチも狭く、シートカバーも廃止し、とにかくコストに関わる部分を徹底的に排除し、低価格を実現している感じである。
価格を重視すれば、とにかくコスト削減となるのだろうが、機内サービスの削減は理解できるが、シートのゆとりの無さや、空港でのステイ時間を少なくし、高効率で運行するなど、保安性、安全性にも関わるような部分にゆとりが無いのはどうかと思う。
格安バスが数多く運行されているが、バスは所詮バス。地を這う乗り物である。
バスが事故を起こす事はあってはならないが、事故を起こしても、地上での出来事である。うまくいけば、乗客は逃げられる(現実事故でバスが丸焼けになったり、乗客の生命に関わる事もある)が、飛行機は空を飛ぶのである。乗客が機外へ逃げるわけにはいかない。
十分保安基準を守り、事故にならないよう安全対策をしっかりおこなっているのはわかるが、やはりゆとりがないと、いざという時大変な事になるのではないだろうか。
今は良い。機体も機材も新品だから。働く人々もフレッシュで、一生懸命やるだろうから。
でも、機体や機材にガタが来て、コストや利益を優先せざるを得なくなると・・・
安全を削ってまでコスト削減とならなければよいが・・・
Posted at 2012/03/04 17:02:10 |
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