北朝鮮のロケットという名のミサイル発射騒動の翌日、枝野大臣は福井県へ行っていた。
それは2012年4月14日、西川一誠知事らと会談し、関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働に同意するよう要請したのである。
枝野(呼び捨て) 素早い。 直ちに原子力発電所の再稼働をしたいみたい。
さすが枝野。経済産業省のトップである。トップの役割をよくわかっているようで、無駄がない動き。
原子力規制庁とやらを作るはずなのに、それすらないまま、原発は再稼働する事になる。
福島第一原子力発電所事故を踏まえて、事故防止も何もあったものではない。
大飯原子力発電所には、福島第一原子力発電所事故対応で、重要な役割を果たした免震事務棟すらない。これから作るという。
きっと、原子炉をベントしなければならない事態になったら、放射線量が高くてとても作業できない事態になるのではないか。
そんなこんないろいろは、二の次で、きっと黄金週間が終わったら、大飯原発は再稼働するのだろう。
原子力安全・保安院や原子力安全委員会などを統合した
原子力規制庁を発足させるはずだったが、国会の力関係でいまだ発足できず。
自民党の対案では、原子力の安全規制を担う組織は政府からの独立性を高める必要があるとして、公正取引委員会のような「3条委員会」として「原子力規制委員会」を環境省の下に設け、「原子力規制庁」は委員会の下に事務局として置くとしてる。
政府案では「原子力規制庁」の人事や予算を環境大臣が決定するとしているに対し、自民党案は「原子力規制委員会」が決めるとしているなど、組織の在り方などを巡って考え方に開きがあるらしい。
原子力の安全の要となるべき機関の設置一つ出来ないこの国の政治家たちと、行政機関の役人たち。
こんな政治家達、役人達に原子力事故にしっかり対応出来るのだろうか。
いままで原子力発電に関する事柄を何度かここに書いた。何を言ってきたのか。
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Posted at 2012/04/15 21:29:13 |
JOURNAL | 日記